「私は進化した人類だ!愚かしい旧人類は私に導かれる事だけが生き残れる道だ!」
演:高良隆志
プロフィール
誕生日 | 7月31日 |
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生年 | 1982年 |
出生地 | 鹿児島県 |
身長 | 178㎝ |
血液型 | B型 |
概要
マドカ・ダイゴやイルマ・メグミと同じく超古代の遺伝子を受け継いでいる天才物理学者にして宇宙開発企業「サイテックコーポレーション」の最高責任者。25歳。
努力家であり、心身ともに優れた才能に恵まれたエリートだが、その分性格は傲慢かつ自信過剰で超能力といった神秘的な力をくだらないと馬鹿にしている。格闘センスもあり、ダイゴを格闘戦で圧倒しスパークレンスを奪い取った。
自身が超古代の遺伝子を受け継いでいることにいち早く気づき、独自に超古代文明と光の巨人について研究。光の巨人の存在意義を「人類の進化を強制的に導く」ことと考え、「才能と素質のある自分こそが人類という矮小な存在から光の巨人ことウルトラマンとなることで人類を導く指導者、最終的には神となるにふさわしい」という歪んだ野望を抱くようになった。
かねてからTPCにおける自身の立場に不満を抱いていたタンゴ博士と手を組み、タンゴがGUTSから持ち出した巨人像の砂「アーク」を利用してウルトラマンのコピーを作ろうと画策。
そして自身が開発した鮫型怪獣ロボゲオザークを使って熊本の地下で新たな巨人の石像を発見。ダイゴから奪ったスパークレンスと光遺伝子コンバーターというメカを介して強引に巨人像と融合したが、自身の邪悪な精神が巨人の力を制御できず暴走、イーヴィルティガとなってしまった。
イーヴィルティガがウルトラマンティガに倒された後は、イーヴィルティガのダメージがフィードバックしたのか苦しみながらTPCに拘束された。
最終回にてガタノゾーアにティガが倒された際、光の巨人の構造に精通しているとしてティガ救出作戦に協力させられる。
事態に気付いたガタノゾーアが暴れたため作戦が失敗し、搭乗していたマキシマ・コンバーターユニットごと海底に沈んでしまったが、ガタノゾーアの撃破後は無事海上に浮上した。
影響
後にマサキの研究データとイーヴィルティガの残骸はTPCに回収され、ティガがガタノゾーアとの戦いの後に消滅した事を根拠に、「巨人の謎を解明し人の手でウルトラマンを作り出し未知なる敵相手の防衛手段に置く」人造ウルトラマン計画が始動する事になる。
しかし、結果はマサキの時と同様に本末転倒な事態を招く大失敗。
ルルイエの遺跡から巨人像を回収しようとした際、封印されていた闇の巨人達が復活し、ガタノゾーア以上の強大な力で世界が闇に覆われる未曾有の危機に陥る。最終的に復活したティガとGUTSによって闇の巨人は倒されたが、計画を進めたタカ派は失脚し、計画も永久凍結となった。
しかし、その数年後にゴンドウ・キハチ参謀長の独断で火星基地にて極秘裏に計画が再始動。
アスカ・シンことウルトラマンダイナのエネルギーを強引に奪って人造ウルトラマンテラノイドを完成させる。…が、テラノイド自体は暴走こそしなかったものの、エネルギー消費などの初歩的な問題を見ていなかった事が仇となり戦闘開始からすぐに機能を停止。スフィアに乗っ取られて凶悪なゼルガノイドへと変貌し、火星基地を壊滅に追いやる。ゴンドウの捨て身の行動によってゼルガノイドは撃破されるが、この事件により今度こそ計画は完全に凍結された。
余談
当初はマサキ役にはダイゴ役の長野博と同じV6のリーダー坂本昌行が候補に挙がっていたが、坂本のスケジュールの都合で実現しなかった。
2021年7月に放送開始された『ウルトラマントリガー』の主人公として火星に住む植物学者のマナカ・ケンゴが、マサキとダイゴを合わせたような名前だったり、マサキ同様に学者であったりしている。
関連項目
ゴンドウ・キハチ、チェレーザ、ユウキ・マイ…同じくウルトラマンに対して歪んだ羨望心を向けた結果、いずれも誤った形で具現化させて、混乱を呼ぶ事となった。
檀黎斗…同じくヒーローとしての力を利用して、“神”になる野望を抱く男。
浅倉威…同じくヒーローとしての力を悪用した人物であるが、こちらは根っからの悪人で凶悪犯である等、増長して道を誤ったマサキと比べるとタチの悪さが上である。
木原マサキ…名前繋がりの他、歪んだ性格を持つ科学者だったり神(厳密には冥府の王)になろうとしたりと共通点多数。ただし、こちらは改心することなく退場した。