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デットンの編集履歴

2021-08-27 00:48:51 バージョン

デットン

でっとん

『帰ってきたウルトラマン』に登場する怪獣。

データ

別名地底怪獣
英表記 Underground Monster DETTON
身長55m
体重2万t
生息地地底
初出現地霧吹山

概要

第3話「恐怖の怪獣魔境」に登場。


テレスドンの弟とされる怪獣。ぐんにょりしたボディが妙にいい味を出していると専ら評判。

地底怪獣らしく山を崩しながら出現する描写があり、ブルドーザー2500台分のパワーがある(相変わらず基準がわかりづらい説明である)とされるが、火炎放射能力は見せていない(あくまで怪獣としての種はテレスドンであるため吐けるのかもしれないが、公式での明言がないので今もって不明のままである)。


体重は兄の六分の一の二万tと、個体差で片付けるにはいささか、というかあからさまに不自然なスペックが設定されている(「テレスドンの本来の体重の三万tを一二万tと間違えた」説が濃厚だが、これも公式が何も言わないため真相不明)。


弟怪獣と断定された経緯も、今に至るまで頑なにテレスドンと呼ばれない理由も、本編はおろか書籍等の資料でも触れられていないが、当初は見た目から別の怪獣と判断され、デットンなる名前を付けられたが、遺体を解析してみるとテレスドンと近縁、というより完全な同種族であると判明し、テレスドンに改める事が検討されたが、外見が別の怪獣にしか見えないためデットンに落ち着いた、と考えれば、ある程度筋は通る……はずなのだが、特撮ファンの憶測でしかないため鵜呑みにしてはいけない。


あまり省みられる事のない事実ではあるが、シリーズ初の「タッグを組んで2対1でウルトラマンと戦った怪獣」の片割れである。


活躍

サドラ捜索の為に霧吹山に向かったMATの加藤隊長との前に出現。

郷の手榴弾攻撃を受けた後、その場に現れたサドラと戦い始めて二人を窮地に陥れるが、そこで郷がジャックに変身。デットンは割って入ったジャックを共通の敵と認識し、サドラと連携して襲いかかるが、敵わないと悟るや逃走を図る。しかし、最期は背後からスペシウム光線を頭部に浴びせられ爆発四散した。


テレスドンとの(メタ的な)関連

地底怪獣テレスドン

スーツはウルトラマン』にてテレスドンとして使用されたもので、当初はテレスドンを再登場させる予定だったが、元々当時は長期保存に向かない素材でできていたのと、『ウルトラファイト』やアトラクションショーでの酷使や保存環境の悪さにより、別の怪獣にしか見えないほどに劣化していたため、急遽「テレスドンの弟怪獣」という設定のデットンが生まれることになった。

特にボロボロになった顔を補修するために素材を盛った結果、テレスドンが眼から口先にかけスマートな直線的なのに比べ、デットンは鼻先がボコボコに盛り上がっている

また、開閉の機構が壊れているのか、口も終始開けっぱなしである。


以降の作品での登場

相方のサドラや兄のテレスドンがその後も再登場の機会に恵まれたのに対し、こちらは一切映像作品に再登場していない


せいぜい『メビウス』第27話で、トリヤマ補佐官ゼットンの名前を間違えてデットンと呼んでいた程度である。


……と思っていたら、『ギンガS』の外伝小説『マウンテンピーナッツ』にてまさかの再登場を果たす。

本作では降星町の山中に出現し、久野千草がウルトライブしたウルトラマンと戦うが、エコテロリスト集団「マウンテンピーナッツ」がウルトラマンを集中攻撃して撤退に追い込んでしまい、その隙に破壊と殺戮の限りを尽くす。最終的にウルトラマンのスペシウム光線によって倒されたものの、その際にマウンテンピーナッツ戦闘員が発射したスぺシウム弾頭弾を受けたウルトラマン=千草は重傷を負ってしまった。このデットンは物語の結末にて一連の破壊活動の元凶である何者かスパークドールズを用いてモンスライブした姿であった事が示唆されている。


「ウルトラマンが人間からの攻撃を受けて倒し損ねる」という展開はどこぞのスペースビーストを連想させる。また、同小説では「あくまでも種類はテレスドンで、デットンはその個体名ではないか」と推測されている。実際その通りなんだけれども。


ちなみに千草はバトル中「デットンだったのは不幸中の幸い」「もしゼットンだったら目も当てられない」と述懐している。見た目も実力もパッとしないとは言えあんまりな扱いである。実際にゼットンと戦って苦戦した経験を持つ千草からしてみれば当然の感想ではあるのだが…


以上の通り、誕生の経緯もあって冴えない扱いのデットンだが、フォローのつもりなのか当時の幼児向け怪獣百科では「兄貴よりもガッツがある」「地底人にコキ使われた兄貴とは違い、弟は自由気ままに生きてきた」との記述も見られた。ただ、テレスドンの同族で、しかも血縁関係にある以上、地底人が侵略用に配備していた怪獣兵器の一体で、飼い主の全滅によって制御から解放されて野良に返った可能性も否定できない。後年の作品には野良テレスドンも出た事だし。

ちなみにスーツはアトラクション用の物なら現存している。


余談

怪獣音頭では、サドラを含めた『帰マン』1第4話までの怪獣が歌詞に登場しているが、何故かデットンのみハブかれている。


関連イラスト

恐怖の怪獣魔境「霧の怪獣魔境」

恐怖の怪獣魔境デットン


関連タグ

帰ってきたウルトラマン ウルトラ怪獣

テレスドン

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