『とっておきの手品を見せてやるよ!! さぁ、御代は観てのお帰りだぁ!!!』
概要
『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』に登場する呪文(魔法)。
作中では氷炎将軍フレイザードが最初に繰り出した技。漢字表記は「五指爆炎弾」。
5本の指から1つずつ、計5発のメラゾーマを同時に放つ技。
これらの火球はコントロールする事ができ、同一の対象に5発叩き込んだり複数の敵を攻撃できるようである。
ダイへのトドメに使おうとした時は「欠片ひとつ残らんぜ」と断言するなどフレイザードが使う技の中でも最強の威力を誇る。
ポップはザムザとの戦いの中で咄嗟の策としてメラゾーマ3発ながらこの技のコピーに成功、一時は彼の必殺技のひとつとして使用された。
ザムザ戦では超魔生物と化したザムザの顔面に向かって使用しており、一定時間燃え続ける性質で呼吸を封じた。
元祖使い手であるフレイザードは「メ・ラ・ゾー・マ」(アニメ版では「メ・ラ・ゾ・オ・マ」)と言うセリフと共に1本ずつ指先に火を灯すように出現させてから発射するというデモンストレーションを行い、賢者アポロの張った防御光幕呪文(フバーハ)を軽々と貫通しその強さを見せつけた。
しかし作中では上級呪文を扱う事自体がかなり難しく、フィンガーフレアボムズのように無茶な使い方をすれば使用者の生命に重篤な影響を与える可能性もあるとされる。
実際のところフレイザード自身が禁呪法によって生み出された存在であり、また先天的にメラ系とヒャド系は得意である事もこの使い方に一役買っていると思われる。
かつての戦いで同様の魔法を使用し後遺症の残るマトリフは、「並の人間が使うと寿命を縮める」「(フレイザードは)生死をかえりみない化け物だからできる」と弟子のポップに警告している。
その警告の通り、ポップが使用した際には反動で心臓に大きな負担がかかったような描写がある。
ちなみにポップはフレイザードが実際にこの技を発動している場面を見ておらず、他の人間から話を聞いて再現したと師のマトリフに告げている。
令和版アニメのポップ役豊永は少年時に原作を読んだ時からずっと気になっていたようで、ポップが会得する理由を考察して「ダイ好きTV」26回で自説を開陳している。
実は作中ではフレイザードよりも彼がフィンガーフレアボムズを扱う描写のほうが多かったりする。
フレイザードが使用している場面は実は最初の1回のみ、次に発動しようとした時はダイの空裂斬がフレイザードの核に損傷を与えていたせいか、失敗している。ポップがフレイザードのフィンガーフレアボムズを実際に目にしたのはこの場面。
ただ荒業ではあるものの、あくまで「メラゾーマを5発同時に放つ」以上のものではないらしく、新たに現れたハドラー親衛騎団・ヒムのオリハルコンボディがザボエラの放つフィンガーフレアボムズよりも凄まじい爆炎をあっさりと防ぐ様を見たポップは単なる呪文火力アップに限界を感じ、メドローアの会得を目指す事になる。
劇場版「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 ぶちやぶれ!!新生6大将軍」のオリジナルキャラクター、不死将軍デスカールは両手で同時に計10発撃つバージョンを使用した。ただし10発同時発射ではなく、一発ずつの発射となる。
pixivでは他の人も使ったりしている。
関連イラスト
関連タグ
ダイの大冒険 フレイザード ポップ(ダイの大冒険) マトリフ
集束呪文(マホプラウス)...妖魔司教ザボエラが部下のサタンパピーが放った10発近いメラゾーマを自分のメラゾーマに集束させた呪文、相手の呪文を利用する事から肉体への負担も少なくメラゾーマの数も多いため純正上位互換と言えるだろう。
ドラゴンクエストⅩ...火球を4発放つ呪文「メラゾストーム」、メラガイアーを3連発する呪文「神速メラガイアー」、イベントシーンで指5本で炎出して放つどう見てもフィンガーフレアボムズな呪文を使う「魔女グレイツェル」が登場する。
キングボンビー...桃太郎電鉄の登場キャラクター。悪行の1つにサイコロで出た目の数ほどの大金を捨てるがあり、行う時に炎属性魔法のようなエフェクトがあることと、キングボンビーの気分次第で最大3連発行うことから、これをフィンガーフレアボムズと称するファンもいる。
ヘルクラウド...ドラゴンクエストⅥに登場する空飛ぶ城。漫画版では「メラゾーマ砲」というメラゾーマ1000発を一点に収束して放つ(しかもほぼインターバルなしで次弾発射可能)というトンデモ兵器を備えている。
ダイの大冒険に登場するオリジナル技