由来
朝倉攻めの後、南近江の抑えとして長光寺城に入っていた勝家が、朝倉家と同盟を組んだ六角承禎に攻められた際にとった行動にちなむ。
この時勝家率いる織田軍は六角軍に包囲されて水源を断たれていた。
しかし勝家はあえて余裕があるように装って六角方の間諜を欺き、皆に水を存分に振舞った。
そして残りの水が入った瓶をたたき割って自らを追い込み、皆を奮起させた。
その結果決死の覚悟で臨んだ織田軍は、多勢の六角軍を散々に打ち破った。
この話を聞いて感心した織田信長が、感状の宛名に『瓶割り柴田』という名を用いたとされる。
ただしこれは後世の創作の可能性が高く、『信長公記』などには載っていない。
戦国時代の人物の主な異名タグ
- 石田三成:鋭利なる吏僚
- 織田信長:第六天魔王
- 今川義元:海道一の弓取り
- 上杉謙信:越後の龍
- 北条氏康:相模の獅子
- 里見義堯:房総の狼
- 伊達政宗:独眼竜
- 最上義光:羽州の狐
- 毛利元就:謀神
- 長曾我部元親:鬼若子
- 島津義弘:鬼島津
- 黒田官兵衛:今世の張良
- 斎藤道三:美濃の蝮
- 真田幸隆:攻め弾正
- 真田幸村:日本一の兵
- 武田信玄:甲斐の虎
- 立花道雪:鬼道雪
- 立花宗茂:剛勇鎮西一
- 竹中半兵衛:今孔明
- 佐竹義重:鬼義重
- 龍造寺隆信:肥前の熊
- 豊臣秀吉:木綿籐吉
- 上泉信綱:上野国一本槍
- 長野業正:上州の黄班