鬼島津
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おにしまづ
鬼島津とは、日本の戦国時代に活躍した島津義弘の異名。異名タグの一種。
常人を圧倒するような強さを誇っていた島津義弘の異名で、その活躍から畏怖の念を抱いて呼ばれた。
特に有名なものは朝鮮出兵の際、味方武将が思うように戦果を上げられないでいる中で、明・朝鮮の大軍20万の敵を7千の寡兵で打ち破るなどまさに人間業とは思えぬ、鬼の所業を成しと遂げた。
しかもこの時義弘自身が64歳というから驚きである。
ちなみに中国語における『鬼』は日本語では『幽霊』等にあたり(だから死亡することを鬼籍に入るという)侮蔑の意味合いが強く、よって中国語における鬼島津をわかりやすく言い換えればf××k'n島津辺りだろうか…
とはいえ敵方からそこまで恨まれるほどの活躍をしたというのは誇っていいだろう。
また関ヶ原の戦いの際、敗戦濃厚となる中で、世に言う「島津の退き口(別名「島津の前退」「島津の陣中突破」「島津の背進」)」と呼ばれる敵陣中央突破して戦場を離脱する常軌を逸した行動を取り、あろうことが多数の味方の戦死者を出しながらも成功させてしまった。
ちなみにこの事は日本史はもちろん世界史においても稀有な例である。
またこの時、井伊直政、本多忠勝、松平忠吉ら歴戦の猛者ともぶつかり、井伊直政においては重傷を負い、そのことが結果的に亡くなる要因の一つとなったとされている。
以上のような敵・味方問わず震え上がる話が伝わっているが、義弘自身は兄・島津義久を尊重し続け、家族や家臣、兵卒に至るまで大事に扱う人格者でもある。
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