鬼若子とは、土佐の戦国大名・長宗我部元親(長曾我部元親)の異名。
概要
元親は、元々は姫若子と呼ばれ、周囲の人々から蔑まれていた。
そこで元親は、初陣の「長浜の戦い」の際、家臣の秦泉寺豊後に
槍の使い方と大将の行動を聞いたという。
秦泉寺豊後は「槍は敵の目と鼻を突くようにし、大将は
先に駆けず臆さずにいるもの」と助言した。
そして戦が始まると元親は、助言通りに行動し、初陣にもかかわらず、
抜群の活躍をした。
このときの活躍ぶりから鬼若子と呼ばれるようになった。
以後鬼若子という呼称が定着し、敵将から恐れられるようになった。
戦国時代の人物の主な異名タグ
- 織田信長:第六天魔王
- 今川義元:海道一の弓取り
- 武田信玄:甲斐の虎
- 上杉謙信:越後の龍
- 北条氏康:相模の獅子
- 里見義堯:房総の狼
- 柴田勝家:瓶割り柴田
- 伊達政宗:独眼竜
- 最上義光:羽州の狐
- 毛利元就:謀神
- 島津義弘:鬼島津
- 龍造寺隆信:肥前の熊
- 黒田官兵衛:今世の張良
- 石田三成:佐和山の狐
- 真田昌幸:表裏比興の者
- 真田幸村:日本一の兵
- 立花宗茂:剛勇鎮西一