パックンフラワー(ファイター)
ぱっくんふらわー
概要
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』で、2019年1月30日配信のVer.2.0.0より参戦。
それもアシストフィギュアではなく、まさかまさかのファイターとして。
1月31日までにソフトを購入した人は早期購入特典として無料で入手できる他、2月以降は有料DLCとして配信されている(本作DLCでは唯一ファイターパスの対象外)。
マリオシリーズ及びスマブラSP発売前に発表された最後の新ファイターであり、スマブラSPのDLCファイターとしては最初のファイターとなる。
ファイター番号は70、通り名は『一輪の大口』。
必殺ワザ
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | シューリンガン |
→B | ポイズンブレス |
↑B | リーフローター |
↓B | ロングレンジパックン |
切りふだ | ボスパックン |
ボスパックンは複数の作品でプレイアブルキャラになっているが、普通のパックンフラワーはマリオシリーズを通してもその経験が無いため、彼(?)を操作できるのは『スマブラSP』が初である。
同時にスマブラシリーズにおいて雑魚キャラがファイターとして参戦するのも彼(?)が初。
まさか彼(?)が参戦するとは一体誰が予想したのだろうか……
このパックンは見た目こそ普通だが、過去作全ての派生種の遺伝子が組み込まれているらしく、
攻撃方法によって様々な派生種のパックンに瞬間変異する。
また、鉢植えに入ってはいるものの、よく見ると鉢植えの底から二本の足をちょこんと出している(なお原作でも、足があるタイプはマリオ3、鉢植えから足を出しているタイプはマリオ&ルイージRPGに登場している)。ちなみに鉢植えのパックンはスーパーマリオランド2のマクロゾーンにいる。
近年の作品ではマリオカート8DXにて植木鉢に入ったパックンフラワーがアイテムとして登場する(ただ植木鉢にはタイヤが付いているが)。横必殺ワザの「ポイズンブレス」もスーパーマリオRPGのパックンフラワーが使用する(ブレスというより花粉であるが)。
最後の切りふだは「ボスパックン」。
両手に檻を持っているスマブラX仕様のボスパックンを召喚する技。召喚されたボスパックンはパックンフラワーとは別個に動いてファイターを檻の中に閉じ込め、最後に捕らえたファイターごと檻を破壊しふっとばす。ただ、攻撃前にボスパックンが穴に落ちると何らダメージを与えることなく終わってしまうので、使うときは落ちる心配のない大きな足場で行ったほうが良い。
ちなみに、特殊アニメ演出で画面を占領しない切り札としても、相手を最低一人以上捕まえなくても発動する切り札=行動可能タイプ切りふだとしても全ファイター中最後である(DLCを除けばしずえが最後)。つまるところファイターパスのファイターは全員モーションビジュアルタイプの切りふだを使うと言う事である。
立ち回りなど
攻撃パターンは主に葉や植木鉢。お馴染みの噛みつき攻撃を使う。軽い見た目に騙されやすいが準重量級である。とくに上、横スマッシュ攻撃の撃墜力があって頭は無敵状態で打ち合いには強い。
通常必殺ワザの「シューリンガン」と横必殺ワザの「ポイズンブレス」は妨害に優れる。前者は高度によって飛ばす距離も違うので状況に合わせてフェイントや迎撃にも扱え、持続も長い。長押しで吹き続ける事も出来る。後者は前方に毒霧を吹いてじわじわとダメージを与える飛び道具で溜め維持可能。牽制はもちろん、つかみでのダメージ稼ぎやシールド中にスマッシュ攻撃等でシールドブレイクも狙える。
下必殺ワザ「ロングレンジパックン」はリーチと撃墜力に優れている。動作中はアーマー状態で無理矢理でもダメージを与えられる。ただしロックオンはないので上手いこと角度を調節しないと横に倒れてしまうので正確な操作性が必要になる。かなりリーチは長いので色んな方向への妨害が可能。
要約すると全体として中距離と上方向に強く、ダメージ稼ぎや不意打ちが得意のトリッキーファイター。相手に近づかせず、得意な飛び道具でじわじわとダメージを稼いで不意を突いて撃墜するのが主なやり方になる。妨害性能も優れているので崖際の戦闘では発揮する。
弱点は攻撃の隙が若干大きく、コンボ性能はあまりない。自分から仕掛けに行くのは不得意で飛び道具も軽く回避しやすいので隙が生まれやすい。しかし、トリッキーな必殺技は相手を場外に吹っ飛ばしてからの復帰妨害に真価を発揮する。
オンライン対戦など
オンライン対戦では復帰力が高くて扱いやすい一方、突進攻撃を仕掛けてくるファイターに弱い。
プリンの転がるやメタナイトのドリルラッシュ、ピットのダッシュアッパーなどはパックンフラワーの脅威になりやすい。
又、ジョーカーやベヨネッタなど素早い体術を仕掛けてくるファイターにも比較的油断は禁物。
一方、移動が遅くてクッパなどの重量級のファイターやシモンなどの復帰力が低いファイターにはパックンフラワーの技で容易に追いつめられる。
前述の通り、パックンフラワーは復帰力高く、スマッシュ攻撃のリーチも長いので復帰力が低いファイターや重量級のファイターを撃墜しやすい。
相手がパックンフラワーの場合は機動力や突進系攻撃で撃墜させる事が勝利の近道となる。
ただ、やはりDLCというべきか、雑魚キャラなのに普通に強い。最強キャラとまではいかないものの、全体的に優秀なワザが多くあり、シューリンガンでどんなファイター相手であっても一矢報いることができるのはかなりの評価点。
勝ち上がり乱闘
勝ちあがり乱闘「花の新人王」はスマブラSPで初登場したファイターが登場する。テーマの由来はジョーカー以降のファイターを除けば、パックンフラワーがスマブラSPで初登場した最後のファイターになることであると思われる。ボスは同作で初登場したリオレウスである。他にも初登場のボスがいるが、リオレウスが抜擢されたのはスマブラに新規参入したシリーズが出典だからであろう。
その他
全員参戦イラストではピクミン&オリマーの傍で植木鉢に入った赤ピクミンに水をあげている。
発表当時は誰もが驚いた参戦ではあったものの、
- 初代スーパーマリオブラザーズから登場している大古参。
- 派生形態含めマリオシリーズアクションゲームにもほぼ皆勤賞と言ってよいほど多く登場。
- 上記2点から抜群の知名度がある。
- 派生形態も含めると攻撃方法が多彩。
- 早期購入特典という、重要キャラでは置きにくい立ち位置に問題なく置けるうえ、インパクトも高い。
- 実はステージの仕掛け(いにしえの王国の土管から出現していた)としてなら初代スマブラから登場し続けている。
- 親玉のボスパックンがスマブラでボスを務めていた。
- スマブラのファイターでは貴重な(純粋な)植物キャラである。
- 同じく雑魚キャラの代表であるクリボーやノコノコが設定の関係上出しづらい(クリボーは踏むとすぐに倒されてしまう点、ノコノコは緑甲羅が既にアイテムとして出ている点)。
- DX以降恒例となった最後に参戦する80年代ファイター枠の需要も完備。
…などなど、意外と納得できる要素が揃っていると見る人も多い。
また、参戦に伴いamiiboも発売される事となった。
カービィが吸い込んで変身した姿であるパックンフラワーカービィもまた存在する。かわいい。
過去にスーパーマリオRPGのCMでパックンフラワーが購入者特典(SFC本体の4000円割引クーポンのこと)について言っていたが今度はそのパックン自身が購入者特典へとなっている。
こうして雑魚の一匹ではあったがクリボーやノコノコやヘイホー、ワドルディがいたため代名詞とは呼ばれなかったパックンフラワーは今や任天堂が誇る立派な雑魚キャラの代表へとなったのである。
この影響か、マリオテニスエースやドクターマリオワールドにもプレイアブルとしての参戦が決定した。
なお、他の代表的な雑魚キャラやCAPCOMの雑魚キャラ代表であるメットールはスピリットとして出ているものも多いので装備させてマリオやルイージを始めとする各主人公達と戦うのも一興である。
シリーズのDLCファイターとしては唯一、エンジェランドのスマッシュアピールにも対応している。
内容としては、パックンフラワーには多くの種類があるとナチュレがその全ての種類を早口で捲し立て、パルテナがその会話で「パックン」は何回言われたか?とピットにたずねる内容である。ちなみに答えは53回らしい
余談であるが、シールド関係の調整が多かったver7.0.0の更新時にパックンフラワーは「シールドを解除したときのくちびるを無敵にしました。」という恐らく普通の対戦型ゲームではまず見ない文章の更新を施され、「パワーワード」「じわじわくる」と話題になった。