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スマートフォンの編集履歴

2021-12-07 13:40:48 バージョン

スマートフォン

すまーとふぉん

汎用のコンピュータとしての性質を備えた携帯電話。従来型携帯電話(フィーチャーフォン)と対置される存在である。

スマートフォン(英: smartphone)は、携帯情報端末(PDA)を融合した携帯電話PHSを含む)端末。汎用のコンピューターとしての性質を備え、従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)と対置される存在である。


2010年代以降の携帯電話端末の主流で、音声通話や通信機能だけでなく、ビジネス、コミュニケーション(SNS)、ゲームなど多種多様なアプリケーションが組み込み可能である。

略称は、「スマホ」「スマフォ」など。


概説

かつて(2000年代)このジャンルはPDAが得意とするスケジュール・個人情報の管理などに重きを置き、主にビジネスマンに愛用されていた。Symbian、WindowsCE、BlackBerry、Zaurusなどの多彩なプラットフォームがあり、ポインティングデバイスもペンやタッチパネル、トラックボールなど様々で、形態もスライド式キーボードがついたもの、テンキーのついた従来型携帯電話に近いもの、二つ折りのものなど混沌としていた。


現在の形態(大型のタッチパネルディスプレイを備えたスレート状端末)のスマートフォンを決定づけたのは2007年iPhoneの登場による。当初iPhoneはソフトウェアの追加が不可能だったが2008年のiOS2.0でサードパーティにアプリを開放、スマートフォンとして機能するようになり、同年までに600万台を売り上げた。


これを見た各メーカーは同様にタッチパネルに最適化されたAndroidベースのスマートフォンを次々とリリース、現在ではこの市場はほとんどがAndroidとiOSの両OSに占められるにいたっている。


2000年代に日本国内で普及していた携帯電話は、その大半にカメラ電子メールWebブラウザ機能などが搭載されており、サードパーティのアプリのインストールも可能(JAVA、BREW)など多機能であった。しかし、「搭載OSの技術情報が非公開である」「それによってフリーウェア等の開発・導入が困難である」など、PDAと呼ぶには汎用性・カスタマイズ性が欠けていた。このことから、従来の多機能携帯電話(フィーチャーフォン)はスマートフォンに含めないのが通常である。


従来の携帯電話と比べた場合、大画面の液晶画面を搭載し、通信量も多いので、バッテリーの持ちが悪いのが欠点だった。これを補うためモバイルバッテリーを持ち運ぶ人も少なくない。特に初期のAndroidでは待ち受け中も電力を食う「お行儀の悪い」アプリが少なからずあり、「いつの間にかバッテリーが無くなっていた」という事態がしばしば起こっていた。ただ時が経つにつれてスマートフォンの技術の成熟化とボディの大型化が進み、それに伴ってバッテリーの大容量化も進んだことから、従来のように即座にバッテリーが上がることはなくなってきている。


略説(分かりにくい人向けに……)

ケータイタブレット端末型に改良したような代物――に見えて、実はタブレット端末に電話機能を付加して小型化したものに近い。


もっとかみ砕いて言えば、スマートフォンやタブレットは「モバイル専用に一から作り直したパソコン」である。パソコンの(ハード的な)拡張性を削って無線環境に特化し、バッテリーをできるだけ食わないようにOSから工夫されている。


フィーチャーフォンと比較しての利点は、パソコンのように自分好みに機能を増やせる点、そして一度に複数の機能を使える点であろう。ただし、パソコンとはソフト的な互換性がなく、従来のパソコンのアプリがそのまま動かない。しかし、現在では動画編集やフォトレタッチなどのクリエイティブ系のアプリや、ワープロや表計算などのビジネスアプリも充実し、パソコンのニーズの多くを置き換えるに至っている。


2010年代からはクラウドコンピューティングによる多数のデバイスの同期を前提に、PCとモバイルデバイスのOSが作られるようになり、PCからのデータの移行そのものを省略可能になった。


スマートフォン流行の裏側

登場以降、爆発的に生産数を伸ばし、かつての携帯電話をガラケーと称して過去のものに追いやるなど、日本国内でも急激に台頭した。……というのも、旧来のケータイに比べて開発費が安く済むため、メーカーがその点に食い付いたというのが大きい。


旧来のケータイは、新機種の開発ごとに機体もソフトウェアも新規開発するという、大変に手間と予算のかかる作業を必要としていた。特にソフトウェア開発は、機体以上に手間も予算もかかるという。

ガラケー時代末期にはキャリア独自で共通化されたソフトウェア(auのKCP+など)が開発されたこともあったが、こちらもこちらでハードとの相性やソフトウェア自体の重さに悩まされ、特に採用初期は殆どの機種がメインメニューを開くだけで数秒フリーズしかける程もっさりで後のスマホ転換期とは違う意味で阿鼻叫喚となっていたり。



ところがスマートフォンは、ソフトウェアの主要部分はプラットフォーム(OS及び周辺ソフトウェア、そして標準化されたハードウェア仕様の総称)を提供している企業により既に開発されているため、新規開発部分は周辺機能だけでよく、開発にかかる予算を大幅にカットすることができる。


逆に言えばガラパゴスを開国してガラケーのノウハウが通用しない世界競争に巻き込まれるわけであり、androidやスマートデバイスの開発に出遅れた多くの日本の家電メーカーが激しく失速した末に市場から撤退、2000年代モバイルの王者NOKIAすらも迷走を繰り返し失墜してしまった。

最終的に日本のメーカーはソニー、京セラ、シャープ等を残してほぼ全滅。現在の日本国内でもappleはもとより、androidに関してもHTC、サムスン、Googleといった海外メーカー製が主流となっている。


2010年代初頭のインターネットではコンテンツ側でも一種のカタストロフが発生、スマホ移行に出遅れたガラケー専用コンテンツが次々と滅亡し、mixiGREEニコニコ動画等の若干出遅れた大手ウェブサービスも(新しいSNSサービスの普及もあり)急減速していった。


大手メーカーでは既に従来型のケータイの開発は行われておらず、現在売られている従来型携帯電話は内部的にはスマートフォンのOSが動いている端末となっている。


なお、Androidは正規のアプリストア以外でも野良アプリが自由にアプリを提供できるので自由である一方、コンピュータウイルスの危険とも隣り合わせのリスクを抱えている。一方、iPhoneはアプリの配信はAppStoreのみに限られているので不自由である一方、不正アプリが紛れ込むリスクは極めて低く(正規アプリを装ってAppleの審査を潜り抜け、隠し機能で野良アプリストアに誘導する不正アプリは過去に存在した)、ウイルス対策ソフトが無い。


プラットフォーム

現行のOS

iPhone

iOS(旧iPhone OS) - Appleが開発した自社ハードウェア専用のOS。XNUカーネルやCocoa Touch、WebKitなどOSXと共通するコンポーネントから構成される。


Android

Android - Android社を買収したGoogleが開発しているOSで、世界的には市場の大半を占める。LinuxカーネルやWebKit、Dalvikと呼ぶ独自の仮想マシンなどで構成される。

世界中の各種家電メーカーは勿論、OSの開発元であるGoogle内製のスマホも存在する。


終息したOS

BlackBerry

BlackBerry OS - 企業利用を念頭に、遠隔管理とアクセス、メッセージングに重点をおいたOS。初期のバージョンでは電話をかけることができなかった。キーボードが付いていたことで有名。

Symbian

Symbian OS - S60やMOAP-SなどのUIレイヤと組み合わせて使用される。日本ではNTTドコモ向けの携帯電話で多数採用されているが、通常はS60またはUIQを搭載したもののみがスマートフォンに区分される。iPhoneAndroidに押され終了した。

Windows Phone

Windows Mobile - UIはデスクトップ版のWindowsと似ているが、バイナリ互換性はない。2000年代末のスマートフォンでよく採用され、日本ではW-ZERO3シリーズの発売で広まったが、Windowsを名乗っていてもPC版Windowsのアプリが動くわけでもなく、2010年代半ばに終了した。


関連タグ

Apple_Inc. SONY nokia サムスン ファーウェイ

iPhone Xperia iPad

iOS OSX Linux Android

NTT KDDI DoCoMo au ソフトバンク

誰かがやると思った あいぽん BlackBerry

OSたん OS娘 擬人化

歩きスマホ


異世界やファンタジー世界でスマホが登場する作品

異世界はスマートフォンとともに。

スナックワールド

百錬の覇王と聖約の戦乙女

ファイナルファンタジー15


関連リンク

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