はじめに
当記事は「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
第3作『大乱闘スマッシュブラザーズX』から参戦。任天堂以外の作品を出典とするファイターの中では唯一『X』からの皆勤賞。
ファイター番号は38、通り名は世界最速のハリネズミ。
特徴
前作『DX』までの最速であったキャプテン・ファルコンを大きく上回り、時にはカメラさえも振り切るダッシュ速度を誇る。
ジャンプ力も高くフワリとした身軽な操作感覚で、必殺技の一つ「スプリングジャンプ」でさらに高く飛ぶことも可能なため復帰力が高く、地空共に高い運動性能を持つ。
反面リーチや判定・撃墜力には乏しいため、その移動力によるトリックを活かしてプレイヤーを翻弄することが重要。
通常ワザは3D格闘ゲーム『ソニック・ザ・ファイターズ』由来のものが多い。
ちなみに本来ソニックは泳ぐのが苦手だが、スマブラではシステムの関係で他のファイターと同じくらい水に浮かぶことができる。
ただし『SP』ではこの設定を意識してか、水に浸かっている間は微量のスリップダメージを負う。これに伴いモーションも最初からもがくものに統一され、溺れそうになるとこのモーションが速くなるようになっている。
経緯
大乱闘スマッシュブラザーズX
世界的に人気のあるキャラクターであるだけに、参戦を希望する声は海外を中心に早くからあり、2006年に宮本茂はインタビューで「スマブラXの新キャラクターとして最も要望が高かったのはソニックである」と述べ、任天堂がセガと中裕司に提案し回答待ちであることを明かした。
その後、任天堂とセガが『マリオ&ソニック AT 北京オリンピック』の打ち合わせの際にソニックの『スマブラX』への参戦を決定し、「任天堂カンファレンス2007.秋」においてソニックの参戦が公式に発表された。
最後の切りふだではカオスエメラルドの力で「スーパーソニック」に変身し、超速で飛び回る。
あまりにも速いため使いこなすには慣れがいるが、この系統のワザの中でも最強クラスの切りふだ。上級者に使われた場合は撃墜を覚悟しなければならない。
『亜空の使者』ではストーリーに密接に関わることはなく、タブーとの最終決戦で翼を打ち砕いてOFF波動を弱体化する役割で登場。ヒーローは遅れてやってくる(ソニックだけど)。
出番があまりにも唐突であるが、おそらく制作の都合上ではないかと思われる。ともあれ、タブーにとっては想定外の存在も同然であり、ファイター達の勝利に貢献したのは間違いない。その唐突さが却ってヒロイックさに拍車を掛けているとも言える。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U
ゲスト参戦であることを踏まえてか、参戦発表時には簡易的ながらムービーが公開された。
また、デザインが『ソニック ワールドアドベンチャー』以降の作品に合わせて変更されている。
他のワザとのビジュアル面での差別化のためか、下スマッシュ攻撃がフォックスのように前後同時に足を突き出す「スプリットキック」に変更。
しかし、『X』の下スマッシュ攻撃「スパイラルスピン」が『ファイターズ』由来のワザなのに対し、原作シリーズのソニックが「スプリットキック」を行ったことは無い。つまり原作要素が一つ減ったということでもある。もっとも、ソニックは原作要素が非常に多いのでそこまで気にならないようなものだが。
他にも、ダッシュ攻撃がスピンした後に飛び蹴りをかます「スピンダッシュキック」に変更されている。
前作での欠点であったふっとばし力の低さが改善。
さらにふっとばされた時に緊急回避が可能になるタイミングが遅くなったことで、コンボ性能も大幅アップ。横必殺ワザから空中攻撃に繋がりやすくなり、スピードファイターらしい立ち回りが可能に。
本体性能・システム面の両方で恩恵を受け、地上でダメージを稼ぎ、空中でも気軽に撃墜や妨害を狙える、強キャラの一角へと生まれ変わった。
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL
ダッシュ攻撃でスピンしなくなり、いきなり飛び蹴りするようになった(しかしワザ名は「スピンダッシュキック」のまま)。
また、通常必殺ワザ「ホーミングアタック」で近作のようにロックオンカーソルが表示されるようになっている。
操作系の切りふだの廃止に伴い、「スーパーソニック」も超高速で左右往復を繰り返すものに変更された。
発動中は高度の調整が可能だが制限があり、ふっとばし力もかなり低いため、高%の相手すら撃墜できないことも多い、非常に使いにくい切りふだ。しかもスピードと変身時間はステージの大きさにかかわらず固定のため、広いステージでは突進回数も減ってかなり弱体化してしまう(例えば戦場では28回なのに対し、エンジェランドでは16回)。
前作『for』で猛威を振るっていたせいか、横必殺ワザ「スピンダッシュ」でシールドによるフェイントができなくなり、シールドされるとそこで止まるようになった。
さら、体重が大幅に軽くなる(94→86、ゼルダとリトル・マックの間)という弱体化も受けている。
他にも「スプリングジャンプ」の無敵時間の激減や10Fの着地ペナルティの付与、上投げで早く投げるようになったのに伴う相対的なスキの増加など、やはり前作で強キャラたらしめた部分は弱体化が著しい。
とはいえ強化点も数多くあり、キャラランクとしてはそれなりに高い位置をキープしている。
勝ちあがり乱闘「疾きこと風の如く」
ROUND | 敵 | 元になった作品など |
---|---|---|
1 | フォックス | ソニックの相棒・テイルス |
2 | キャプテン・ファルコン | ソニックR |
3 | ソニック(ジャイアント+メタル) | ソニックアドベンチャー |
4 | カービィ×3 | ソニックヒーローズ |
5 | シーク | ソニックと秘密のリング |
6 | ガオガエン(ジャイアント) | ソニック ロストワールド |
BOSS | マスターハンド(&クレイジーハンド) |
『ソニック』シリーズの歴史を追っていく構成。
関連タグ
セガ / アトラス出身ファイター
ファイター番号順
関連動画
モーションの元ネタ。