概要
この世代はリスグラシュー、ウインブライト、ディアドラと海外でG1勝利した馬が複数含まれている。特にディアドラは凱旋門賞に出走するなど引退まで長期にわたり海外を転戦した。ウインブライトも香港中距離G1を春秋連覇している。
クラシック戦線は前2年に比べると盛り上がりを欠き、皐月賞の1番人気が牝馬というエピソードもあるが、世代全体としては古馬になってから活躍した馬が多く、牝馬としては初の春秋グランプリ制覇を達成したリスグラシューを筆頭に、牡馬ではスワーヴリチャードやレイデオロが活躍した。
欧州の怪物フランケルの産駒第一世代であり、日本でも持込馬ソウルスターリングがオークス馬となったほか輸入馬モズアスコットが史上6頭目の芝ダート両方のG1制覇を果たしている。
海外では凱旋門賞・ブリーダーズカップなどGI11勝の歴史的女傑エネイブルがこの世代。ヨーロッパ長距離部門を制圧したストラディバリウス、アメリカ調教馬では珍しく芝路線を席巻したブリックスアンドモルタル、日本生産の北米調教馬初のG1馬となったハーツクライ産駒で、同産駒唯一のダートG1馬でもあるヨシダといったところが同期。先述のフランケル産駒ではクラックスマンがヨーロッパの代表格となっている。
勝利したG1
2-3歳
レース | 勝利馬 |
---|---|
朝日杯FS | サトノアレス |
阪神JF | ソウルスターリング |
皐月賞 | アルアイン |
日本ダービー | レイデオロ |
菊花賞 | キセキ |
桜花賞 | レーヌミノル |
オークス | ソウルスターリング |
秋華賞 | ディアドラ |
NHKマイルC | アエロリット |
古馬
距離 | 勝利馬 |
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短距離 | |
マイル |
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中距離 |
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長距離 |
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牝馬限定 |
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グランプリ |
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ダート |
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海外 |
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主な活躍馬
馬名 | 性別 | 主な勝利レース |
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リスグラシュー | 牝 | エリザベス女王杯/宝塚記念/有馬記念/コックスプレート(豪) |
スワーヴリチャード | 牡 | 大阪杯/ジャパンC |
レイデオロ | 牡 | ホープフルS/日本ダービー/天皇賞(秋) |
アルアイン | 牡 | 皐月賞/大阪杯 |
ウインブライト | 牡 | QE2世C/香港C |
ディアドラ | 牝 | 秋華賞/ナッソーS(英) |
ソウルスターリング | 牝 | 阪神JF/オークス |
モズアスコット(USA) | 牡 | 安田記念/フェブラリーS |
キセキ | 牡 | 菊花賞 |
モズカッチャン | 牝 | エリザベス女王杯 |
ペルシアンナイト | 牡 | マイルCS |
サトノアレス | 牡 | 朝日杯FS |
アエロリット | 牡 | NHKマイルC |
レーヌミノル | 牝 | 桜花賞 |