演:水島かおり
概要
仮面ライダークウガの登場人物で、科学警察研究所の責任者。
五代雄介とは第7話で対面しているものの、第16話でゴウラムの調査を行うにあたって、彼がクウガだと知ることになった。
気さくかつ気丈な性格で、一条薫の過去を知る人物の一人。
グロンギに対抗するため特殊ガス弾やマーキング弾などさまざまな装備を開発し、終盤ではグロンギをも殺害する威力を持った神経断裂弾を完成させた。
仕事熱心だったため旦那に逃げられた過去があり、現在は母・篤子と息子・冴との3人暮らし。
しかし、未確認生命体事件のために、レジャー中に調査に向かったり、授業参観に行くという息子との約束を破ってしまうこともあった。
終盤、神経断裂弾の開発を急がなければならず、授業参観にいく約束を破ってしまったために、冴が学校にいかずに、悲しんでいることを電話で知らされ、途方にくれてしまう。
しかし、以前から親子の仲を心配していたジャン・ミッシェル・ソレルの励ましを受けて、向き合うことを決意し改めて和解。
ジャンとは、彼が帰国するまで親子揃っての付き合いが続くこととなった。
城南大学理工学部の卒業生である。
13年後の後日談をえがいた小説版でも健在で、ひそかに復活した未確認生命体の事件に協力することとなった。
科警研が開発したもの
超音波受信装置と超音波撹乱装置
ズ・ゴオマ・グが、移動する際に発生させている超音波が気象台で観測されたのがきっかけで開発された装置。
メ・バヂス・バも飛行すると特殊な音波を発していることを掴むと、一条が捜索に使用、ゲゲルの被害を阻止すると共に撃破に繋がった。
後に、ゴオマに対して反応する超音波で動きを抑えることができる撹乱装置の試作品が完成、究極体となったゴオマに使用されたが、強化されていたこともあり一時的に抑える程度でしかなかった。
未確認生命体鎮圧用特殊ガス弾
ズ・バヅー・バが排煙を嫌う性質に着目し、硝酸カリウムを主成分に作り上げた手投げ弾。人体に悪影響がある為、使用には防護服が必須。
これの弾丸バージョンとして成分を200倍に上げた"特殊ガスプラスチック弾"があり、敵の体内に入ると毒性を発揮するが、致命的なダメージにはならない。
嗅覚の鋭かったメ・ビラン・ギを1度は退け、メ・ギノガ・デにも効果を発揮したが、体質を変化させてしまい強化に繋げてしまった一面もあった。
成分を更に濃縮した強化タイプも開発されたが、ギノガには効果がなかったものの、ゴ・バダー・バに対して使用された際には誘導させることに成功した。
また、クウガのパラレルワールドの仮面ライダーアギトでもアギト捕獲作戦で、仮面ライダーギルスに使用されている(上層部はガス弾の使用は認めなかったが、北條透の独断で使用された)
強化弾丸と専用高性能ライフル
ゴ・ガメゴ・レの戦い前後に開発されていたもの。
本来ならば、専用ライフルでないと使用が出来ないが無理をいって弾のみを先に受領。
しかし、反動はかなりのもので流石の一条もガメゴの装飾品を打ち落とした射撃の反動で気絶してしまうほどであった。
ゴ・ザザル・バ用の中和弾(部下の柏原仁と柳沢が開発)
白金をも溶かす強酸性のザザルの体液を分析して完成。着弾すると白煙を上げ、ザザルの強酸を中和してしまう。
筋肉弛緩弾
ゴ・バベル・ダ討伐の際に導入。打ち込んだ対象の筋肉を弛緩させ、まともに立つ事も困難な状態にさせる。バベルの猛攻に苦しむクウガを援護するために一条が発射し、ライジングビートゴウラムアタックに繋いだ。
神経断裂弾
人間側の切り札となった武装。連鎖的な爆発で連鎖的な爆発でグロンギの神経状組織を破壊し、自己再生を阻害して死に至らしめる特殊弾。作中ではラ・ドルド・グに引導を渡した。
その為には爆発の感覚を0.3秒秒以下に調節する必要があり、最終的に0.28秒にまで調節された。更に威力が強化された『強化型神経断裂弾』が開発され、ラ・バルバ・デの討伐に使用されたが、バルバの生死は不明に終わる。
小説版ではゴ・ライオ・ダに引導を渡したが、彼の場合は人間体に戻った際に放たれた為に上半身が吹き飛ぶほどの威力を発揮していた。
『仮面ライダーディケイド』の"アギトの世界"でも神経断裂弾が未確認生命体用の武装として導入されている。
マーキング弾
20個の超微細発信機が埋め込まれており、着弾するとグロンギの血液に入り込み、生体電気を動力源に対象の位置を特定する仕組み。1つでも埋め込めれば効果は発揮される仕様となっている。
ラ・ドルド・グの位置を特定するために導入され、見事、神経断裂弾で討ち取る戦果を挙げた。
漫画版
科学警察研究所に所属している点やメガネを付けている点は原作と同じだが、マッドサイエンティストの臭いがする変人として描かれている。どうやら息子はいない様子で、おまけにかなりの酒豪である。
また、アギトにおける小沢澄子のポジションにも相当し、G3システムの開発に勤しむ。