「俺の目的はアマゾンを一匹残らず潰すことだ」
「生きるっていうのは…他の誰かの命を喰らうって事だ!!」
『ALPHA』
「……アマゾン」
『BLOOD・AND・WILD!!W・W・W・WILD!!』
CV:谷口賢志
スーツアクター:岩上弘数
概要
『仮面ライダーアマゾンズ』のもう一人の主人公ライダー。変身者は鷹山仁。
アマゾンズドライバーの「アクセラーグリップ」を捻り、『アマゾン……!』の掛け声で変身する。
元来人間である鷹山が自らにアマゾン細胞を移植した、現段階では唯一、生きている人間がベースのアマゾン(改造人間)である。
仁の信条や生き方から、「野生」と呼ばれる。
他のアマゾンとは違い、アマゾンズレジスターは装備していないが、人間がベースだからか強い食人衝動は持たず理性を保っている。
スペック
身長 | 186.5cm |
---|---|
体重 | 91.4kg |
パンチ力 | 20.7t(シーズン1)→ 23.0t(シーズン2) → 25.5t(劇場版) |
キック力 | 25.5t(シーズン1)→ 28.7t(シーズン2) → 29.9t(劇場版) |
ジャンプ力 | ひと跳び65.0m(シーズン1)→ 60.0m(シーズン2) |
走力 | 100mを2.7秒(シーズン1)→ 3.2秒(シーズン2) |
容姿
全体的に真紅のアマゾンライダーといった感じで、HEROSAGAに登場するアマゾンライダーの不完全態とされるプレ・アマゾン(あるいはジャングラー)に近い配色となっており、頭部は主人公のアマゾンオメガより初代アマゾンライダーに近いなど原典の姿を現代風にブラッシュアップした容姿をしている。
眼はシャドームーンと同じくエメラルドグリーン。また全身に施されている模様は戦闘による傷跡という意味付けがされている。
シーズン2からは仁が盲目になったことに合わせて、複眼の色が濁った白に変色していた。
この盲目はシーズン2最終話の最終盤で回復の兆しを見せており、シーズン2以降の物語である劇場版では以前の緑色に戻っている。
全体を俯瞰して見れば、初代アマゾンライダーの緑色だった部分が赤色に、赤色だった部分が緑色になっている事が分かる。
モチーフはピラニア。
戦闘スタイル
大柄なクモアマゾン2を軽く持ち上げるなどかなりの怪力。
「野生」といわれる通りかなり荒々しい戦闘を見せるが、多くのアマゾンのような本能剥き出しの戦い方ではなく、静かに待ち構えてカウンターから致命の一撃を与えるというむしろ人間の格闘技に近い戦いを見せる。
戦闘中は身体中にある傷痕をなぞる癖がある。
アクションモチーフは変身者である「鷹山仁」の名前からの猛禽類。
シーズン2では盲目になったために従来の戦い方はできなくなったが、音で相手のいる方向を察知して殴られてからその腕を掴んで猛攻を加え、当たらなくても我武者羅に攻撃を繰り出し背中から伸し掛かり背ビレを突き刺すといった、形振り構わない戦い方を見せる。
なお、オメガと違って強化形態を持たないアルファだが、上述のスペックの項目を見ればわかる通り、物語が進むにつれてその数値はどんどん上昇していっている。
戦闘技量は大きく劣化しているにもかかわらず、実験体アマゾンより強力な新型のアマゾンですら一方的にやられてしまう訳である。
必殺技
- バイオレントスラッシュ
前腕部のアームカッターで斬り裂く、初代アマゾンの「大切断」に相当する技。
劇中では二回使用されており、シーズン1の11話では突進してすれ違いざまに斬りつける技として使用。劇場版では至近距離からアッパーカットとして使用し、相手を空中へ吹っ飛ばした。ただし、いずれも決め技とはならなかった。
- バイオレントストライク
上空高くジャンプしてからの急降下ドロップキック。所謂ライダーキックである。
劇中未使用だが、3DSソフトである「ライダーレボリューション」にて披露した。
- バイオレントカッター
飛び上がって前腕部のカッターと爪で敵を切り裂く。
所謂ライダーチョップで、シティウォーズで使用。
使用アイテム
基本的にはアマゾンオメガと同じだが、発光体は緑で、ベルト本体は傷だらけである。ベルト部の発光体はタレ目型である。
仁のアマゾン(仮称)
回想シーンで登場した、アマゾン細胞を移植した直後に仁が変身したアマゾン。
ほぼアマゾンアルファと同じ外見だが、アマゾンズドライバーをつけておらず全身の傷のような模様がないという違いがある。
モチーフからしてピラニアアマゾンであると思われる。
余談
ピラニアというモチーフは、初代アマゾンの元々のモチーフ(当時としてはピラニアはまだマイナーな魚であったため、分かりやすくという理由でオオトカゲに変更された)。
またすがやみつるの漫画版『仮面ライダーアマゾン』にはピラニア獣人という獣人が登場するが、こちらは女性である。
発表当初は容姿の似ている初代アマゾンライダーとの関連性が明かされておらず、THENEXT版V3のようなリブートキャラクターなのか、それとも姿が似ているだけの別キャラクターなのかは不明だった。後の映画作品でアマゾンズのライダーと初代アマゾンライダーが別キャラクターとして共演した為、初代アマゾンとは異なる世界観の別キャラクターとして扱われているようである。
ガンバライジング
ガシャットヘンシン4弾より参戦。
またガシャットヘンシン5弾からはシーズン2に合わせて白目のアマゾンアルファが参戦した。
シティウォーズ
仮面ライダーアマゾンニューオメガ、仮面ライダーアマゾンネオと共に参戦。
本人の発言からseason2以降のアルファだと思われる。相変わらず、ニューオメガとネオを討伐対象に定めているが、必要とあらば共闘する辺り、いつもの仁さんである。
メインストーリーではなんとネガレプリカによってseason2より前のアルファが登場。相変わらず人を殺さないというスタンスを貫いているが、街を破壊するために活動している。ニューオメガが初代アマゾンライダーをアマゾンだけどアマゾンではないと評している事に対しては混乱の色を見せていたが、「アマゾン」である事には変わりないとして討伐対象に定めている。
その真の目的はシティごと自分の歴史を消す事でアマゾンを一気に滅ぼしてしまおうという彼なりの贖罪であり、せめて千翼を人間として生かしてやりたいという親心でもあった。そこへ異形と人間のハーフであり、贖罪(という名目の現実逃避)の為に過去にタイムスリップした経験のあるキバが現れ、ニューオメガと共闘。致命傷を負い、元の時間軸へと戻された。
仮面ライダージオウ
ジオウ本編には登場しなかったものの、アマゾンズをモチーフにした仮面ライダーザモナスが劇場版に登場。アルファの力もライドウォッチと化しており、これ以上平成ライダーシリーズの本筋に絡むことはないと思われていた……
ネタバレ注意
ジオウのファイナルステージにて、THE FIRST版の1号・2号(スーツはTHENEXT)とTHENEXT版のV3、そしてアマゾンオメガと共に平成に生きる昭和ライダーとして登場。
「応援しなかったら狩るぞ」と会場に呼びかけ、ジオウには「令和に生きる平成ライダーになれ」と激励を送った後、5人のライダーの力でオーマジオウを召喚した。
同時に登場した他のライダー達と違い、仁役の谷口氏本人が声を当てている。
関連タグ
鷹山仁…変身者。
十面鬼ゴルゴス…モチーフになったと考えられるキャラクター。
仮面ライダーアマゾンネオアルファ…こちらもアルファを冠したアマゾン。『最後ノ審判』で登場。
仮面ライダーブラッド…変身音声を冠する仮面ライダー。
仮面ライダーゼロワン_ヘルライジングホッパー…同じく白い複眼が特徴の赤い仮面ライダー。
レッドマン…バイオレンスな赤い特撮ヒーロー繋がり。
デアデビル…盲目の赤いヒーロー繋がり。こちらはアマゾンアルファとは違い、当初から盲目であり視覚に頼らないスマートな戦い方を会得している。
道外流牙…途中で両目を潰されて失明した特撮ヒーロー繋がり。こちらものちに完治している。