概要
雲に棘がはえているような姿で、目はワドルドゥのような形の単眼。雲ゆえに雨を降らせ落雷を発生させるほか、広範囲に及ぶビーム攻撃が可能。体内からワドルドゥを生み出すが、時にはそれ以外の雑魚キャラや爆弾を投下することもある。カービィシリーズにはほぼ全作に登場しており、ボス戦の入門とも言えるウィスピーウッズとは違い、空中を自由に動き回る上に攻撃も強く、シリーズでは主にゲーム中盤のボスキャラクターという中堅どころのポジションがほとんどである。
前段階のクラッコJr.や参上!ドロッチェ団に登場した「メカクラッコ」、ウルトラスーパーデラックスの大王の逆襲で強化された「クラッコリベンジ」等、亜種が割かし多く存在する。
このうち「メカクラッコ」はステージを一度消滅させて作り直すなど独特のアクションを持ち、
「クラッコリベンジ」は全体攻撃・ガード貫通の効果を持つ新技「クロスサンダー」を習得しているなど、リメイク時の性能変化も多彩である。
ちなみに、「大王の逆襲」では地味に「クラッコJrリベンジ」の方が戦いづらかったりする。
星のカービィWiiでは登場しなかったがトリプルデラックスでは第3のボスとして復活、序盤ではこれまで通りの攻撃を行ってくるがある程度ダメージを与えるとクラッコの目が赤くなり今までより手強い攻撃を仕掛けてくる。自身の体内からワドルドゥ以外にも多彩な物を排出、真横のトゲを巨大化させて突撃する「ロングホーン」、目から電気の弾を連射する「イナズマボール」、上部のトゲを伸ばして巨大な電気の弾を作り出し放り投げる「スーパーイナズマボール」、巨大化して無数の雷を落とす「天からの災雷」などの技を使用し、今までに登場したクラッコの中では最強クラスの実力を誇る。
なお強化バージョンであるクラッコDXの説明文にて、「この世に空と雲があるかぎり決して消滅しない」ということがあかされた。
また、カービィファイターズZではトリプルデラックスの時と比べて更に攻撃のレパートリーを増やし、ボスとして立ちふさがる。レベル「めちゃむず」のスペシャルページでは上記の説明から同一人物らしく、「あの、ハイジャンプでつらぬかれた日」のこと(夢の泉の物語及び夢の泉デラックス)や「ヘルパーたちにうらぎられた日」のこと(ウルトラスーパーデラックスのヘルパーマスターか、ヘルパーのシステムそのもの)、更には「あの、機械で作られたニセモノにその座をうばわれた日」のこと(前述のメカクラッコ)など過去作のことを根に持っていることを明かした。
半分以上カービィと関係ないのは多分気のせいじゃない。
ちなみにこのスペシャルページでの一人称は「わたし」である。
ロボボプラネットではホログラフ防衛システムズの生み出したホロ・クラッコとして登場する。
Re:版ではクラッコリベンジを思わせるように眼つきが鋭くなっている。
誰だ、また偽物に出番奪われたなとか言ったやつ。
スターアライズでは終盤のとある小惑星にて別個体が登場し、1度倒すと2体に分裂したツインクラッコとの連戦となる。説明文によるとジャマハートの影響ではなく、ポップスターと異なる環境によるものらしい。2体同時に降らせてくる雨は強力だが、電気属性の攻撃で感電させたり、氷属性の攻撃で凍らせることができクラッコの動きも一時止まる。
またドリームフレンズのアドレーヌが描いた絵としても登場し、クラッコに乗って操作することができる。初代から26年越しに最古参キャラであるクラッコが限定的ではあるがプレイアブルとなった。
アナザーディメンションヒーローズにおいては、同胞の怨念の集合体であるアナザーツインクラッコが登場する。…この時点で、まだ何かある…というかPV見れば分かるが前座である。一旦倒すとひときわ大きい「異空の大乱雲」アナザービッグクラッコとして登場する。
ツインから始まったからアヤシイと思ってましたーっ。
(また、これらの説明文によると「クラッコは未知なる惑星でも全く別次元の世界でも空さえあれば何度でも生まれる」こともあかされた)
……が、ディスカバリーでは不出場。3D空間でのクラッコの挙動の再現は難しかったか。ウィスピーウッズは亜種を登場させたのに。
スーパーカービィハンターズでは、毒を含んだヴェノムクラッコが登場。雨のかわりに毒ガスを散布してくることがある。
派生種・亜種
クラッコが本来の姿になる前の形態。
コクラッコ
星のカービィ2に登場。
クラッコから出現する小型のクラッコ。
扱いは通常のザコ敵と同じで、吸い込みが可能。
参上!ドロッチェ団に登場。
ドロッチェ団メンバー・ドクが開発した戦闘マシーンで、その名の通りクラッコをモデルにしている。
クラッコJr.リベンジ
USDXに登場。
クラッコJr.の強化版で、カラーリングが紫色になっている。
クラッコリベンジ
同じくUSDXに登場。
クラッコの強化版で、クラッコJr.リベンジ同様カラーリングは紫色。
新規追加モード「大王の逆襲」のステージ「クラッシュクラウズ」のボス。
クラッコDX
トリプルデラックスに登場。
デデデでゴー!に登場するクラッコの強化版で、雲が緑色になってトゲのカラーリングも変化している。
ホロ・クラッコ
ロボボプラネットに登場。
ホログラフ防衛システムズによって作り出されたクラッコのホログラム。
Re:ホロ・クラッコ
同じくロボボプラネットに登場。
メタナイトでゴーリターンズのボス・Re:ホログラフ防衛システムズが作り出すホロ・クラッコの強化版。
スターアライズに登場。
カービィ達に倒されたクラッコが2体に分裂して襲ってくる。
アナザーツインクラッコ
同じくスターアライズに登場。
雲の色が黒くなったツインクラッコの強化版で、アナザーディメンションヒーローズのボス。
上記のアナザーツインクラッコが合体した姿で、異界の四天王の1人。
ヴェノムクラッコ
スーパーカービィハンターズに登場。
全身に毒を含んでおり、目の形も既存の種類とは異なる。
アニメにおけるクラッコ
第4話の「星の戦士のひみつ」より、デリバリーシステムを介さずに直接プププランドに現れた最強魔獣。
デデデ大王の命令は聞くが流石に一度発射した雷を曲げるのは無理らしくカービィにかわされてデデデ大王に雷を落とすこともあった。
上空からカービィを雷で狙って襲いかかるが、ワープスターに乗ったカービィにクラッコが放った雷の刃を吸い込み変身したソードカービィのソードビームによって倒された。
余談だが、電撃を吸い込んだのに「スパーク」や「ビーム」などの電気系コピーではなく、雷の刃物を吸い込んだためにソードカービィとなっている。
話の前半では最強魔獣の名に相応しくカービィの脅威となるが、声は意外と可愛い。
関連イラスト
関連タグ
クラッコJr. メカクラッコ クラッコリベンジ ホログラフ防衛システムズ ツインクラッコ アナザービッグクラッコ ヴェノムクラッコ