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ポケモンWCS(アニポケ)

あにぽけのぽけもんわーるどちゃんぴおんしっぷす

アニメ『ポケットモンスター』(第7シリーズ)で開催されている、トレーナーの世界ランキングを決めるためのバトル大会のこと。

概要

アニメポケットモンスター』(第7シリーズ)において主人公・サトシが参加している、世界規模のポケモンバトル大会。正式名称は「ポケモン・ワールド・チャンピオンシップス」

(※現実に開催されている大会についてはこちらを参照)

当初はダンデワタルが参加しているトーナメントの名称として登場したため、トーナメントそのものだと思われたが、実際にはその前哨戦となるランク争いまで含めて「ポケモンWCS」であった。

これまでのアニポケシリーズでは、サトシが各地方のジムリーダーフロンティアブレーンしまキング/しまクイーンといった、所謂「中ボス」キャラに勝った後にポケモンリーグに挑戦するという流れが定番であった。

しかしこのポケモンWCSは、近くにいる参加者同士が同意すればいつでもどこでも公式戦が行える上に、地元の強者から世界トップクラスのエリートまで様々な相手とのバトルが全て1つのイベントの中で完結しているという点が決定的に異なっている。

更に「全ての地方が舞台」という今作の特徴により、サトシがこれまでのシリーズで出会った各地方のトレーナーとの再戦や、バトルする機会のなかった四天王チャンピオンとの公式戦も可能となっている。

サトシはダンデVSワタルの決勝戦の観戦(12話)、その後のダンデとの模擬戦(13話)を経て、「ポケモンWCSの頂点に立つダンデに勝利して最強のトレーナーを目指す」という目標を見つけた。

その目標の達成が夢であるポケモンマスターへの一歩だと信じ、日々鍛錬に励んでいる。

ルール

クラス分け

ポケモンバトルコミッション(公式戦の運営委員会と推測される)に加盟するトレーナー(エントリー自体はWEB上の手続きで済む)は、そのバトルの勝敗や試合内容によって認定される世界ランキングに応じて以下の4つのクラスに分けられる。

  • マスタークラス:1~8位
  • ハイパークラス:9~99位
  • スーパークラス:100~999位
  • ノーマルクラス:1000位以下

初めてエントリーしたトレーナーはキャリアに関係なく、全員がノーマルクラスからのスタートとなる。試合は同じクラス同士でなければ発生せず、例えばノーマルクラスのトレーナーはスーパークラス以上のトレーナーと戦うことはできない。逆を言えば、最初から抜きんでた実力の持ち主であり格上相手に勝利を重ねれば、ランクアップも早い段階で実現可能な、正に実力主義のシステムである。

勝敗によりランキングの順位が変動し、勝率次第でノーマルクラスからスーパークラス、ハイパークラス、マスタークラスに昇格となる。

マスタークラスのトレーナー8名は「マスターズエイト」と呼ばれ、クラスマッチのシーズン終了時点で行われる決勝トーナメントに参加できる。そこで優勝した者が、晴れて世界最強のチャンピオンとなる。

サトシのエントリー時点の参加者数は10000人超、つまり9割以上がノーマルクラスである。そのため2000位台でも上位20%以内となるため、十分賞賛されるレベルである。100~999位のスーパークラスでも世界レベルでも相当な実力者と位置付けられ、中には各地方のジムリーダーがほぼこのクラスに位置している。9~99位のハイパークラスともなれば各地方の四天王が位置しており、ランキング9位はシーズン終了直前で行われる「入れ替え戦」に挑む権利を与えられ、マスタークラス8位に勝利できれば晴れてマスタークラスに昇格できる。

試合の流れ

参加者同士が近づくと、スマホロトムからポケモンバトル開始の有無を問われ、双方が了承した上で始められる。

バトルが正式にコミッションから承認されると、高速飛行が可能なドローンロトムがバトルフィールドに現れ、ルール形式を読み上げ、審判と判定を公正に執り行う。

バトル形式は毎回ランダム(1VS1、2VS2など)で、2体以上の場合ポケモンは自由に入れ替え可能。ゲーム『ソード/シールド』では実装されなかった「ダイマックス(キョダイマックスも含む)VSメガシンカorZワザ」も実現可能だが、これら3つについては「1試合につきいずれか一つを1回のみ使用可」という制限がある。

相手のポケモンを全て戦闘不能にした方が勝者となるが、ポケモンが水中や土中に埋没して判定できない場合も徹底的に索的を行い、戦闘可否を確認する。バトル終了後ドローンロトムは即座に撤収し、瞬く間にランキングの変動が行われる(試合内容によっては順位変動がなく、現状維持となることもある)。

一度敗れても、クラスマッチの開催期間中であれば何度でも挑戦可能。階級が同じであればリベンジマッチもできる。

ランクがハイパークラスになると、バトルが行われる数日前にスマホロトムへ対戦相手と内容が通達される。「10位台になると更に厳しさが増す」とはドラセナの談。

マスタークラスでは『入れ替え戦』と称されるハイパークラス9位とマスタークラス8位によるランキング戦があり、下位の者が乗り越えるべき登竜門である。時期がマスターズエイトによるトーナメント戦が開催される前になると試合数も減ってしまう。

地方のバトルイベントに武者修行や順位上げを兼ねて参加するパターンもOKで、「ポケモンWCS バトルフェス」なるイベントも各地方で開催されており、ルールに則り誰とでも自由にバトルが可能。ランキング急上昇やクラスアップを狙うノーマル、スーパークラスの参加者にとって極めて重要な一日でもあるが、賞与は存在しない。

サトシの戦績

(順位変動が明記されたものを記載する)

ノーマルクラス

話数対戦相手勝敗(勝○/敗●/分△)対戦後の順位備考
18話ビスケス3763位記念すべき最初の対戦相手
20話セイヤ1512位霜降り明星の2人がゲスト出演
25話ロブ1022位バトルフェスでの一戦
25話コルニ921位初めて過去シリーズのキャラと対戦

※25話ではロブの前にも2連勝し、一気に順位を上げている。

スーパークラス

話数対戦相手勝敗(勝○/敗●/分△)対戦後の順位備考
30話トニー901位ビスケスと同じ、クチバジムのトレーナー
34話サイトウ930位サトシ初の敗戦
36話オクタンの男性トレーナー975位遠隔戦を意識し過ぎて敗戦
36話ドククラゲの女性トレーナー1021位ノーマルクラスへ転落
39話サイトウ不明(引き分けのため変動なし)リオルオトスパスが相打ちに
51話ゲンバ381位カモネギVSドテッコツのネギVS鉄骨対決
60話リント184位試合中にカモネギがネギガナイトに進化
65話アイリス99位全シリーズ通して初めてポケモンリーグチャンピオンに勝利

※サイトウへのリベンジの際には(順位は不明なものの)スーパークラスに返り咲いている。

ハイパークラス

話数対戦相手勝敗(勝○/敗●/分△)対戦後の順位備考
77話デンジ64位ピカチュウとのZ技「1000まんボルト」を使用
85・86話サイトウ36位メガルカリオVSキョダイマックスカイリキーの激突
99話マリィ15位ゲンガーVSオーロンゲのキョダイマックス対決
104話ドラセナ9位全シリーズ通して初めて四天王に勝利
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