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コーネリア・リ・ブリタニアの編集履歴

2022-05-26 02:22:17 バージョン

コーネリア・リ・ブリタニア

こーねりありぶりたにあ

「コードギアス 反逆のルルーシュ」の登場人物。

脆弱者が!

私をそこらの女と一緒にするなよ


CV:皆川純子


人物像

神聖ブリタニア帝国第2皇女

皇女でありながら有事の際には最前線に立ち部下を駆使して戦う。その高度な指揮能力とKMF操縦技術をもって各地の反乱をその辣腕で鎮め、他国からは『ブリタニアの魔女』と恐れられている。帝国きっての女傑でもある。

「命を懸けて戦うからこそ統治する資格がある」という、女性ながらに戦国武将のような硬骨さを持ち合わせており、その人物性を端的にだがよく表している。

「私の命令を実行できない兵は必要ない。命を捨てても任務を遂行する、私の部下なら当たり前のこと」と厳格で必要とあらば冷徹な判断、命令も下すが、自身の身より部下を気遣ったり、「この私に部下をおいて逃げよというのか」と憤ったりと、上に立つ者の資質をもっている。その気質から部下も信望に厚く優秀で忠義に熱いものが多く、一期24話では部下が自らの判断でコーネリアを庇い亡くなるなど忠誠心の高さも伺える。


脚本家の大河内一楼さんはコーネリアについて、「ブリタニアの力を借りずにギアス嚮団にまでたどり着いた唯一の人ですから。シュナイゼルは単独では動かないですが、彼女は全部、自分でやってしまう。戦争も自分で先陣切りますし、政治家としても優秀。『コードギアス』の中でいちばん能力が高い個人かもしれません」と評して、ルルーシュ役の福山潤さんは「正しく力を使ったルルーシュってこんな感じかもしれない(笑)。コーネリアとギルフォードには幸せになってほしいですね」と『月刊Newtype 』の2008年09月号で話している。

また福山さんは『皇道』のビジュアルコメンタリーにて、「人間としてたいへん君主としてかなりまともな人」「作品の良心として描かれてる」と評している。


第一作目におけるルルーシュキラーの一人であり、ブリタニア帝国はブリタニア人以外に排他的な為、国是を厳守する彼女は主人公サイドであるルルーシュ(元皇子だが反逆)及びスザク(非ブリタニア人)とは敵対する立場にある。


質実剛健で厳格な人物だが、同腹の妹であるユーフェミアには度外れて優しく非常に甘い。プライベートで彼女と戯れているときは、普段の厳格さが嘘のような穏やかで優しい姉として顔をのぞかせる。二人は次期王座襲名でいがみ合う親族内でも、珍しいほどに仲の良い姉妹で知られていた。

同時に、これが彼女の最大の弱点でもあり、ユーフェミアが絡むと途端に感情的になり、普段の鋭敏かつ大胆な判断力が鈍ってしまう。

「皇族」、「副総督」としてのユーフェミアには厳しく接する面もあり、21話ではギルフォードから彼女の名前がでると「また、何かやったのか」と呆れたように呟いた。


活躍

1期

初登場時に中東の砂漠で機動兵器を破壊し、一帯を制圧。帝国の新領地・エリア18とした。そしてクロヴィスの仇を討つためにエリア11総督として来訪。

ゼロを誘い出すため、サイタマ・ゲットーをシンジュクと同じ状況に作り上げる。この地区を選択したのは、近隣住民の半数以上はヤマト同盟の協力者で彼らを匿っているという事実、総生産への影響も予想内だからだった。誘いに乗り、シンジュクのときと同じ作戦をとるルルーシュを組織力を最大限に活用する戦略で一方的に敗北させた。これがきっかけとなり、ルルーシュは「黒の騎士団」結成に着想することになる。

日本解放戦線の強硬派によりホテルジャックが発生。ユーフェミアも人質に含まれていたが「一度でも交渉に応じればテロという手段を黙認を肯定することになる」と要求に応じることも、彼女がいることで強攻策もとれず、ルルーシュ率いる黒の騎士団のデビュー戦のダシにされてしまった。

ナリタ山での日本解放戦線との攻防戦では、黒の騎士団の紅蓮弐式によって土砂崩れが発生。戦況を覆されてしまい、自身の駆るグロースターも紅蓮弐式と黒の騎士団によって両腕をもがれて追い詰められる。しかし間一髪のところをスザクのランスロットに救われ、戦況が再び覆る。


その後、日本特区における大虐殺事件によって大切な妹ユーフェミアに汚名が着せられ、さらにゼロに殺されてしまう。

しばらくはショックで塞ぎ込んでいたが、ブラックリベリオンではユーフェミアの復讐のために再起し、ルルーシュとC.C.の駆るガウェインを政庁の屋上へ誘い出して交戦。卓越した技量でガウェインを追い詰めるも、ルルーシュのギアスによって洗脳された腹心ダールトンに背後から槍で刺されて重傷を負う。ルルーシュのギアスによってマリアンヌ暗殺の真相を訊き出されるが、彼女自身も犯人は知らなかった。その後人質とされかけたがジェレミアの乱入により助かった。ナナリーある人物によって拉致された事を知ったルルーシュは神根島に。追跡させるために、駆け付けたスザクにその場で騎士の地位を与えて後を託した。


ブラックリベリオン後

その後は「双貌のオズ」によればブラックリベリオンでMIAとされた事を利用してグロースターで国外へ。ユーフェミアの汚名を濯ぐべく「ギアス」について単独で調査。その道中で立ち寄った街でKMFを所有する武装強盗団に遭遇して撃退。その縁で人々に請われて数週間とどまっていた最中に依頼を受けたオルフェウスが到着。彼が来たことで先を急がねばならないと去ろうとするが、一味が報復の準備を整えていた。それでも街を出る意思は変わらなかったが、彼がギアスについて何か知っている事を知り、「街を守るのに手を貸してくれるなら俺の知る限りのことを教える」という条件を受け入れて共闘。左腕のハンデをまったく感じさせない操作技術から彼に舌を巻かせた。


2期

嚮団を見つけるが、主であるV.V.に捕縛される。

だが黒の騎士団零番隊の奇襲に乗じて脱出。大破した暁を即興で改修して出撃した結果、ロロは命拾い。結果的にゼロ(ルルーシュ)と共同戦線でV.V.を打倒。V.V.のジークフリートが自身の上に墜落してきたところを、かつて配下に加えていたジェレミアに救われるもの、そのまま騎士団の万能艦・斑鳩の内部に拘束されしまう。

そのまま第二次トウキョウ決戦を迎えるが、そこで脱出。トウキョウ租界が壊滅した後の外交交渉でシュナイゼルと合流し、彼とともに藤堂たちにギアスの真相を語り、騎士団内のゼロ排斥の種火を爆発させ、結果的にシュナイゼルに加担してルルーシュの孤立とロロの死を招く(ロロは嚮団でコーネリアが介入してなければルルーシュに弟と認めてもらえないまま彼に殺されていたが)。


ルルーシュが父・シャルルとの決戦を生き残って皇帝の座に就いた後は、シュナイゼルとともにブリタニアから離反し、ルルーシュの世界征服を止めるべくともに天空要塞ダモクレスに移る。しかしフレイヤを帝都ペンドラゴンに投下後、ナナリーへの「住民は避難させた」という嘘からシュナイゼルに疑念を抱き、彼からダモクレスを用いた恐怖政治を敷く計画を打ち明けられる。当然看過できず剣を向けるも銃撃に遭い負傷し、カノンの手配でノネットとグリンダ騎士団が保護、蓬莱島に移送され、生きていたギルフォードと再会を果たす。


ルルーシュの世界征服完了後は、黒の騎士団の残党たちと結託し、ナナリーや騎士団のメンバーの解放を画策。

しかしゼロレクイエムによって、その動きはいい意味で徒労に終わった。


復活のルルーシュ

事件を受け、少数の部下とジルクスタンへ。そこへカレンたちがルルーシュたちと共に合流。ルルーシュに「ナナリー奪還作戦のため私の指揮下に入ってもらいたい」と言われるが、ユフィやダールトンのこともあり、当然ながら簡単に受け入れることなどできなかった。しかし素顔をさらして誠意を示したこと、ナナリーを助けたいという気持ちは同じなので了承した。

その後、ナナリー奪還に向けて作戦が開始されるが、シャムナのギアス能力によって行動を読まれフォーグナーたちが待ち伏せしていた。ナナリー奪還後、「勝てばよいだけ。負けても囮にはなるだろうよ」と一人で突撃をかけることを決める。我らもお供しますというギルフィードに「好きにしろ」と返答して突撃。奥に控えるフォーグナーのみを目指して数多のゲド・バッカを撃破。一騎打ちを挑み、戦闘不能にさせたがクインローゼスも片腕と片足を破損。彼は自軍に自分ごと撃てと命じるが誰も撃たなかった。憤る彼に、「兵は知っておるのだ。ボルボナ・フォーグナーこそがジルクスタン最後の城壁だと」と論した。



復活のルルーシュBD&DVDに付属のブックレッドに谷口悟朗監督メモとして各キャラクターの設定などが記載されている(開発資料のため、決定した資料とは異なりますとある)。

コーネリアが中将なのはブリタニア帝国の皇族なとこが大きい。それは既にシュナイゼルが要職についており、これ以上増やすと反ブリタニア勢力の活動を招きかねないことと、実妹が虐殺皇女ユーフェミアである、という意味。当初は階級も極端に低くする予定であったが、「コーネリアより高い階級にはなれない」という声が相次いだため中将で落ち着いた。実績だけなら元帥、総合幕僚長でもおかしくない。とのこと。


ビジュアルコメンタリーでは、黒の騎士団と超合衆国はコーネリアを一番恐れている。ブリタニアを再興させるんじゃないかと。だからできるだけ力を持たせないように社会的立場を抑えている。と監督は説明している。


関連イラスト

センシティブな作品


関連タグ

コードギアス ルルーシュ・ランペルージ 枢木スザク ユーフェミア・リ・ブリタニア

シュナイゼル・エル・ブリタニア アンドレアス・ダールトン ギルバート・G・P・ギルフォード グロースター

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