ポーラ(MOTHER)
ぽーら
◆・・・・・・
◆・・・・ネス
◆ネス・・・・。
◆まだ あったこともない
わたしのともだち・・・・。
◆わたしは ポーラです。
◆わたしの よびかけを
かんじますか?
人物
白い腰帯のついた桃色のワンピースを着ている。スカートはひざ上丈で描かれるのが一般的。
白い靴下にピンク色のスニーカーを履いている。
一人称は"わたし"。原作ではどんな状況でも基本的に落ち着いた性格の印象だが、メディアミックス版ではまた違う一面を見る事が出来る(後述)。
作中での活躍
『ちえのリンゴ』の予言を恐れるギーグの企みにより、『グレープフルデットの谷』に本部を構える宗教団体『ハッピーハッピー教団 』に誘拐され、山小屋に監禁されてしまう。しかし、ネスに助け出された後は「地球を救う少年と運命を共にせよ」という予知夢に従い、家族と別れを告げ彼と共に旅に出る事になった。
また、非常に優れたテレパシーや祈りの力は前者ではネスやジェフが仲間になるきっかけになった事、後者では終盤の絶望的な状況の中で残された希望を見出す鍵となり、奇跡を起こした。
ステータス
装備ではフライパンを武器としており、強いとは言い難いがそれなり以上の威力が出る。防具は頭につけているリボン。
HPが低いがスピードが高い上、様々な『PSI』を覚えるので即戦力になりやすい。しかし、『MOTHER』シリーズのおんなのこの中で唯一体力回復系の『PSI』が使えない。
パーティ唯一の女性が全く回復能力を持たないというのは当時のRPGとしても珍しい事例であった。だが、裏を返せば魔法使いタイプでPPを攻撃に全振りして良いという事も言える。
PSI
攻撃
PKファイアーα/β/γ/Ω |
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前列or後列に炎属性のダメージを与える。 |
PKフリーズα/β/γ/Ω |
敵1体に氷属性のダメージを与える。稀に相手の動きを一時的に封じる事もある。 |
PKサンダーα/β/γ |
敵にランダムで雷を落とす。段階が上がるに連れて落ちる雷の数と命中率が増え、張られていたシールドを破壊する効果もある。 |
回復
サイマグネットα/Ω |
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敵のPPを吸収し、自身のPPを回復する。αで1人、Ωで全体が対象。 |
アシスト
サイコシールドα/Σ/β/Ω |
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味方をPSI攻撃から守る。αとΣはダメージ無効、βとΩは繰り出してきたPSIの攻撃をそのまま敵に反射する。αとβで1人、ΣとΩで全体が対象。 |
オフェンスアップα/Ω |
味方のオフェンスを上げる。αで1人、Ωで全体が対象。 |
ディフェンスダウンα/Ω |
相手のディフェンスを下げる。αで1人、Ωで全体が対象。 |
メディアミックス
4コマや小説などではお転婆な性格の少女と描写されている。特に、小説版では"物凄く美人でカワイイ"という設定があり、お転婆な性格と自身の色気を使いこなす術を併せ持つ凄まじい性格になっている。
作中では実際に、警備員を泣き落としで油断させ、ハイキックを繰り出して撃沈という原作での印象と正反対な行動に出ている(ただし、父親からお転婆な所があると言われている)。この大胆不敵な行動は、一部始終を見ていた男子2人から「女って怖い」と呟かれた程。
しかし、その凄まじい性格は辛い時や苦しい時も変わらずそこから来る根性や思いやりも垣間見られる。
なお、何故このような性格になったのかというと同作者による前作の小説版のアナが清楚系だった為、逆方向に全振りしたのではないかと考えられている。
余談
- 宝島社から発売されたSFCソフトの特集本『僕たちの好きなTVゲーム '90年代懐かしゲーム編』では、ポーラのフィギュアイラストが現在一般に流布されている公式の物とは微妙にデザインが違う物となっている。
- 恐らく、プロトタイプのデザインと思われる。