概要
ネスの住む町であり、ゲームのスタート地点でもある。
小学館出版の『MOTHER1+2』の攻略本によると、「広大な丘陵地帯のふもとに位置する田園都市で自然に恵まれた美しい町として知られている。」らしい。
この町の郊外でネスの家にある裏山に隕石が落ちてきてからは、「シャーク団」という不良グループが暴れたり、UFOが目撃されたりといった異変が数多く確認されている。
さらに、物語終盤は謎の宇宙人が町に攻め込んだことで、ほとんどの人が建物や家にこもってしまい、町の北側(ネスの家のある方向)は終盤クラスの敵が跋扈する危険地帯と化す。
街の名前(Onett)の由来は『1(one)』。これはイーグルランドの主要都市がオネットを含めて『ツーソン(2:two)』『スリーク(3:three)』『フォーサイド(4:four)』となっている事からも窺える。
主な施設・建物など
ネスの家
物語のスタート地点で、ネスの住む家。ここでアイテムを預けたり引き出したりすることができるほか、主人公の自宅と言うことだけあって宿泊することができる。
妹のトレーシーの部屋には「ボロのバット」があるので、ゲーム開始に早速手に入れておこう。
なお、このバットはネスがトレーシーに貸していたものらしい。
冒険を始めて外に出た時のジングルと度々帰ってきた時に家で流れているBGMは前作の一人旅状態のフィールド曲「Pollyanna」のアレンジである。
ネスにたまに起きる状態異常「ホームシック」を治せる手段の一つでもある。
ミンチ家
ポーキーとピッキーとミンチ夫妻が住んでいる。ネスのお隣の家。
ネスの家よりも大きく、裕福な暮らしをしていることがわかる。
隕石落下現場
隕石が落下した場所で、裏山の山頂部分に該当する。ポーキーに頼まれて、共にピッキーを探しに行くことになるが…。
これがきっかけでネスはとんでもない事件へと巻き込まれていく。
ライヤー・ホーランドの家
自称トレジャーハンターであるライヤー・ホーランドが住んでいる家。
ポーキーたちを送り届けた後にあやしく輝く黄金像を発見する。
オネット市立図書館
「まちのちず」を無料で貸してくれる。
この地図はオネットはもちろんのこと、イーグルランド全域の主要な都市は大抵載っている。
また、ここには「むくちをなおすほん」があるが、入手できるのはかなり後半になってから。
オネット市役所
市長のゲーハー・ピカールがいるが、選挙での再選と自己保身しか頭にない俗物のため、職員からの評判はイマイチ。
ゲームセンター
不良集団「シャーク団」がのさばっている場所。
その裏庭には不良のボスであるフランクさまがいる。
実はゲームセンター内の環境音はよーく聴くと『スペースインベーダー』と『ゼビウス』のBGMが混じっている。
オネット警察署
オネットにある警察署。
ここの警察はすぐに道路を封鎖することで有名で、なんでもギネスに挑戦しているらしい。
たかが12歳の子供ひとりに警官5人(実質的には4人+署長本人)をけしかけてくるストロング署長がいる。
なんなんだこの警察…。
くちばし岬
オネットの西側にある岬。ここで見る夕陽はきれいらしい。
トランペットを吹いている者がおり、話しかけると一曲披露してくれる(曲はドヴォルザークの「家路」)。
また「インチッキー不動産」なる不動産屋が別荘を売ってるらしいが…。
最初のパワースポット。最初は市役所によって封鎖されている。
主に出現する生物(モンスター)
町の郊外
町の南
- なまいきボーダー
- おちょうしものキッド
- はねっかえりキッド
- フランクさま ※ボスモンスター
- フランキースタイン2 ※ボスモンスター
ジャイアントステップの洞窟内部
- アリアリブラック
- むこうみずなナメクジ
- ぐれたネズミ
- きょだいアリ ※ボスモンスター
町の郊外(マジカントクリア後)
その他
床が地続きなので落下ミスが存在しない構造となっており、高低差がバラバラの足場や複数建ち並ぶ家などが飛び道具の特性を活かしにくくしており、さらに後述のギミックが原因で低い場所での戦いにも気を付けなければいけないので、空中での殴り合いになりやすい。
時々走ってくる自動車は触れるとダメージを受けて吹っ飛ばされる他、中央のドラッグストアの足場は何度か乗ると崩れてしまう(一定時間後に復元する)。