◆(まえに みたことのある
おうごんぞうだった)
概要
『MOTHER2 ギーグの逆襲』に登場するキャラクターで、人間のような姿をした黄金像。怪しげな光とオーラを放っており、所有している相手に幻覚と力を与える効果がある。
ステータス
一定確率で『きぜつ』になるまばゆい光や単体を『しびれ』にする『パラライシスα』、PPを減らす『サイマグネットα』、敵味方問わず『PSI』の効果を無効化する青白い光を使用する。
作中での展開
原作
『オネット』の裏山の地中に埋まっていた所をライヤー・ホーランドが発掘したのが事の始まりだった。その後、『ハッピーハッピー村』のカーペインターがいつの間にか入手し、彼が改心した後はトンチキが盗み出し、最終的には彼に重症を与えて騙し取ったモノモッチ・モノトリーが長く手中に収めていた。
本編を進めるにつれ、謎に満ちたこの黄金像の正体はギーグが地球侵略用に生み出した幻影マシーンである事が明らかになる。実際に、カーペインターは像の力で『PSI』を獲得し村に『ハッピーハッピー教』という宗教を開き、モノトリーも優れたカリスマのような物を身に着け『フォーサイド』の名士として絶大な権力を振りかざすようになった。
その後、モノトリーはこれを『ボルヘスの酒場』の倉庫に隠しており、その空間全体に『ムーンサイド』という異世界を作り出している。しかし、最終的にはトンチキからその情報を得て潜入したネス達に破壊された事で『ムーンサイド』と共に消滅した。
小説版
ギーグが地球へやって来た際に持ち込んだ黄金像で、素材は隕石と同様に地球に無い物質で出来ている。ギーグは人間に寄生しその人間を苗床にして成長するのだが、その間宿主を守るための道具がこの像で、所有者に絶大なパワーをもたらす。
また、小さいサイズも登場しており飲食店の水用タンクに像を含んだ水を使って作られた飲食物は、満腹感が得られず食べ続ける中毒症状を引き起こすという恐ろしい効力も発揮している。その為、第6章ではポーキーがこの水で『バイオネスバーガー』と『バイオネスコーヒー』というメニューを作った事で『フォーサイド』の住民が大混乱に陥った。
なお、小説版では『ムーンサイド』と『マジカント』が登場しない為、マニマニのあくまとの戦いはラストバトルまで持ち越されている。
余談
- 作中での描写から、マニマニのあくまは対象が善良な人物(カーペインターやモノトリー)程惑わす力や心の底の悪を引きずり出す効果が強くなるのではないかと考えられている。
- 一方、ライヤー・ホーランドやトンチキにはあまりその効果が出ていない。
- 2023年3月8日〜同月29日までの注文限定でフィギュアが発売されたことがある、お値段は9999円。
関連動画
- 『Otherworldly Foe』
作曲:田中宏和
マニマニのあくま戦のBGM。サントラには未収録の為、正式な日本語版の曲名は不明。
関連タグ
マニマニの悪魔:表記揺れ