概要
ツーソンに住む少年で、アンドーナッツ博士に憧れている発明家のタマゴ。
だが、部屋は散らかし放題でだらしがなく、いつもお腹を空かせていてしょっちゅう買い食いをしているほか、他人に食べ物をねだったり、お風呂にもあまり入らないなど食いしん坊かつズボラで少々図々しい性格な上、外見も小太りでもっさりとした感じであり、隣家に住むハンサムで清潔なオレンジキッドとは対照的であることもあり、町の女の子からの評価は芳しくない。
しかし、食べ物やジャンク品をたくさん購入してくれるためか、ヌスット広場で開催されているバザールの出店者たちからは概ね好意的に見られているようだ。
お世辞にも良いとは言えない生活態度や外見をしている一方で、発明家としては非常に優秀であり、数々の発明品を開発してネス達の旅に貢献しており、物語の陰の功労者とも言える(一方、オレンジキッドは見かけは清廉だが、最後まで大した発明をせず役には立たない)。
「マウス」という名前の、言葉を話せるネズミを飼っている。ノベライズ版では「アルジャーノン」という名前。
アップルキッドの秀才ぶりを理解しており、文学的で知的な喋り方をし、スターマンたちに攫われた彼に代わって「こけしけしマシン」をネス一行に託すなど知性も高く、主人に対する忠誠心も強い。
アップルキッドが開発した発明品
基本的に、ほぼ全ての発明品がストーリー進行に大きく関わる重要品である。
- じゅしんでんわ
受信専用の小型電話機。その名の通り受信専用で、ネス側からの送信は出来ないが、要所要所で様々な人物(アップルキッドが番号を教えたのか、彼以外からも色々かかってくる)から様々な内容(苦情や長時間プレイへの心配、重要なヒントなどなど)の電話がかかってくる重要アイテム。
ノベライズ版では「超超伝導無線電話」という名称。地中の鉄分やマグネシウムなどをケーブル代わりに使うため、地球の反対側にいても話せるとのこと。ただし充電に時間がかかるため頻繁に使えない。
- タコけしマシン
道を塞ぐ「鉄のタコ」を消すことができる発明品。
この発明品がなかったら、グレートフルデットの谷すら越せずに旅は終わっていた。
ノベライズ版では「特殊形態限定選択消滅装置」という以前作った発明品で、中の配線と部品をいじって「タコけしマシン」に改良した。
- ゾンビホイホイ
これを地面に置いて一晩待つと、ゾンビをおびき寄せて退治することができるという、ごきぶりホイホイのような発明品。これでスリークにいるゾンビ達を捕まえることができた。
何故かアップルキッドは、マッハピザを使って、この発明品をネスの元へ届けさせた。
ノベライズ版ではジェフとアップルキッドがチャット仲間だったことからジェフでは37日かかる計算作業をアップルキッドが手伝い完成させた共同発明品。
- ぐるめどうふマシン
「いちごとうふ」が作れるという発明品。紆余曲折あった後、タライ・ジャブから貰うことができる。
これを持った状態で、モノトリービルにいるメイドのエツコに話しかけると、急いでいたのか強引に持っていかれてしまう。
しかし、そのお礼として、モノトリービルの48Fヘ行くことができるようになる。
- こけしけしマシン
ストーンヘンジの基地の通路を塞いでいる「鉄のコケシ」を消すことができる発明品。
アップルキッドがスターマン達に攫われたため、マウスに託される形で手に入る。
なお海外版ではこけしではなく消しゴムが立ち塞がっており、
このアイテムも名称が「Eraser eraser」(消しゴム消しマシン)へと変更されている
- スペーストンネル
憧れのアンドーナッツ博士ならびに、外見からは想像もつかないほど高度な技術力を持ったどせいさんたちとの共同発明品。
時空間を瞬間移動させる装置であり、ラスボスのいる最低国へ乗り込むために必要となる。
このほか厳密には発明ではないものの、久美沙織のノベライズ版では、過去の最低国へ行くためにロボットの身体に魂を移植しなければならなくなったネスたちの移植手術もアンドーナッツ博士およびどせいさんと共に行っている。
関連タグ
- スティーブ・ジョブズ:恐らくモデル。(外見はジョブズの相棒のスティーブ・ウォズニアックとも噂されている)オレンジキッドはビル・ゲイツが元だとされる。AppleとMacをパロディしたキャラとも言われる。偶然にもジョブズは後年画期的な小型化した電話を開発している。