前後のストーリー
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機界戦隊ゼンカイジャー | あばたろう | おおもも、こもも |
概要
スーパー戦隊第46作目「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」ドン1話。2022年3月6日放送。
あらすじ
21年前、桃井陣は桃型のカプセルが飛来するのを目の当たりにする。そのカプセルに入っていたのは一人の赤ん坊だった。
時は流れ現在。女子高生にして漫画家志望の鬼頭はるかはデビュー作で漫画賞を受賞する快挙を遂げていた。授賞式の帰り道にタクシー運転手が変身したベニツ鬼に襲われるも、戦士のような姿に変身した謎の男・ソノイに助けられる。その後、ひょんなことから謎のサングラスを入手し、人間になりすましていたアノーニを見破ってしまったためにアノーニに追われるも、アバタロウギアとドンブラスターが現れてオニシスターに変身し、なんとか窮地を脱する。
その翌日に漫画に盗作疑惑をかけられ、漫画家の栄光も友人も彼氏も失う羽目になったはるかは、不思議な空間で陣と出会い、「『桃井タロウ』を探し忠誠を誓え。そうすれば失ったものを取り戻せる」という彼の言葉を元に「桃井タロウ」なる人物を捜し始める。
その頃、以前から様子がおかしかったはるかの同級生・吉岡が欲望に支配され、ヒトツ鬼になってしまう。その場に現れたソノイを「桃井タロウ」だと考え忠誠を誓うが、ソノイは吉岡ごとヒトツ鬼を消し去ってしまう。そこに雉野つよしが現れてキジブラザーに変身。更に天女を引き連れ神輿に乗りながらドンモモタロウが派手に登場する。ソノイは吉岡から宣戦布告されていた卓球の元メダリスト・春日を騎士竜鬼に変身されるが、ドンモモタロウにより撃破。すぐさま騎士竜鬼は騎士竜鬼ングと化して暴れ出すが、何者かが召喚したジュランティラノをエンヤライドンとドン全開合体させてドンゼンカイオーで応戦、見事に撃破し春日を元に戻すことができた。ドンモモタロウとキジブラザーは詳しい素性を明かさぬままその場を去る。
はるかは気づいていなかい。本物の「桃井タロウ」に既に出会って縁ができていることを…。
内容(主なドンブラ中毒)
- 殆ど説明も無く敵も味方も癖の強いキャラ全開の展開、主人公ではなくヒロインが主人公かのような目線でスタート。全力で視聴者を置いてけぼりにするドンブラザーズのスタイルはこの時点で始まっていた。
- 上記イラストの通り、 「もう訳わかんねえ···」 と図らずしも視聴者の意見を代弁してくれるヒロイン鬼頭はるか。
- かなりのマザコンだったはるかの彼氏………吉岡との卓球に敗北した際、一部視聴者が骨川スネ夫を連想したとか。
- 釘ラケット片手に吉岡が繰り広げたテーブルテニヌ並みにテニヌな卓球の試合とそれに瞬時に順応していた高校チャンピオンの高木。……これに学んだのか、元金メダリストとの試合では即席の巨大ラケットと釘ピンポンのような鉄球を使用していた。
- 謎の人物に桃井タロウを探せと言われた矢先に桃井タロウに出会い、つけていたネームプレートにデカデカと桃井タロウと書かれていたにもかかわらず、タロウが妖怪縁結び過ぎて、気づけなかった鬼頭はるか。
- 桃井タロウがドンモモタロウにチェンジするとエンヤライドンごと神輿に担がれて登場する。しかも天女が舞い踊り紙吹雪まで舞っている。
- 鬼頭はるかが何の根拠も無いのに現れたソノイを『桃井タロウ』だと確信。しかもいきなりスライディングしながら忠誠を誓うが全く相手にされず蹴られる。
- ヒトツ鬼を消去するために現れておきながら、ドンモモタロウへの足止めでヒトツ鬼を実体化させていたダブルスタンダードなソノイ。……しかも「これ以上は我が剣が汚れる」と言って撤退。
- はるかの前にようやく現れたドンモモタロウが桃井タロウなのに、自分の感性に合わなかった為即座に候補から外す。
余談
- この話ではドンブラザーズのメンバーは全員揃わず、登場したのはタロウ、はるか、つよしの3名だった。そのため、今回のオープニングのみ、残るメンバーの猿原真一(サルブラザー)と犬塚翼(イヌブラザー)は、役名・演者のクレジット表記が伏せられている。
- 記念すべき1話でありながら主役たるドンモモタロウの変身バンクは披露されず、それどころか変身バンクが描かれたのがキジブラザーのみという異例の初回となった。変身バンクの代わりに出たのは神輿に乗ったバイクに乗って天女を踊らせながら登場するドンモモタロウ恒例の登場である。