吉永サリー

よしながさりー

吉永サリーとは、『勇者特急マイトガイン』のヒロイン。

CV:矢島晶子

概要

　昭和110年8月9日生まれ、獅子座のA型。身長154cm、体重48kg。

キューポラのある街(溶銑炉の排煙筒のことであり、鋳物工場がある下町)に住み、入院中の父親に代わってアルバイトで家計を支えている中学生。優しくて礼儀正しく、言いたい事を素直に言い切ってしまう正直な性格であり、敵に対しても勇気を出して立ち向かう一面もある。

舞人と運命的な出会いをし、惹かれ合って行く。事件の度に、巻き込まれる(そして時にはバイト先が物理的に潰れる)不幸な一面もある。

最終決戦に於いて彼女の祈りは勇者特急隊に勝利を齎し、まさに「勝利の女神」となった。

最終決戦後は舞人と結婚し、マイトウイングでハネムーンに旅立っている。

勇者シリーズでは初めて主人公とヒロインが結ばれており、『勇者シリーズメモリアルブック超勇者伝承』等では「勇者シリーズのシンデレラガール」「シンデレラヒロイン」と称されている。

名前の元ネタは吉永小百合から。「キューポラのある街」も吉永小百合が主演した映画のタイトルであり、また同映画の舞台地（埼玉県川口市）の事である(つまり吉永一家が住む街も間接的に往年の川口市がモデル、と言える）

第13話ではネオアメリカのウェスタンランドのバーで働く看板娘・リリーという女性が登場している。外見や声はサリーと似ており、舞人は「そっくりだな。」と驚いていた。なお、リリーにもマイトガインファンの弟がいる。

家族構成

父：本名不明（CV：チョー）

母：本名不明(故人)

弟：吉永テツヤ（CV：天野由梨）

母は既に他界しており、父と弟の3人で暮らしている。父は病気で入院しており、サリーが代わりにアルバイトで入院費や生活費を稼いでいる。

父親は第1話では手術室のみの登場であったが、第43話で再登場。体調も良くなり職場に復帰出来た。温厚で優しい性格であり、石田敦子の描いた設定画には「ストレスが原因で病気になったのかもしれない」と書かれている。

サリー達から舞人の事を聞いていた為、舞人や裕次郎とも仲良く会話しており、舞人とサリーの結婚を認めている辺り、子供想いなのは確かである。

アルバイト

病気の父親に代わってアルバイトで生活費や入院費を稼いでおり、回によってバイトが異なる。

バイトの最中に舞人の事を考えてしまって失敗したり、チンピラに絡まれたり、敵の襲撃で仕事先が不幸に見舞われる事が多く、第25話ではバイトが見つからなかったり、35話では商品が売れなかった事がある。

飲み込みが早いからか、バイトスキルが高く、たこ焼き作りやセル画塗り等をそつなくこなしていく程手先が器用であり、舞人が「君は何でも出来ちゃうんだね」と感心したり、バイト先の店長達からも好評だった。特に料理が得意であり、第30話ではネオ荻窪の有名ラーメン店でのバイト経験を活かして屋台ラーメン「回々軒」でラーメンを作った結果、行列が出来る程まで繁盛し、グルメ評論家から(サリーの可愛さも含めて)五ツ星を貰った事がある。

働かないと落ち着かない程の貧乏性。サリー本人はその事を自覚しており、父親が仕事に復帰しても、旋風寺邸でのクリスマスパーティーで裕次郎に招待されたのにも関わらず手伝いをしようとしたり、舞人達にコーヒーを入れる際にバイトの癖でコーヒーの値段を言ってしまった事がある。しかし、そのひたむきさと優しさは舞人達からは「サリーの良いところ」「最大の魅力」と評されている(ただし様々な問題が噴出する令和においては「それはそれでどうなんだ」として視聴者から突っ込まれてしまう部分でもあり、サリーのこの美徳は放映当時の時代ゆえのことと理解しておいた方が良い)。

最終決戦後に舞人と結婚したが、サリーのウェディングドレス姿の設定画にはサリーが「結婚しても働こう」と考えていたり、石田敦子画集に掲載されている舞人とサリーの結婚のイラストのコメントで石田敦子が「メイドに止められても『舞人さんのまわりの事は私にさせて下さい』と言いそう」とコメントしている。

話	バイトの内容	備考
2話	バッテリー・ステーションのスタンド係
4話	ヌーベルトキオホテルの客室係
7話	たこ焼き屋台の店員
8話	納豆工場の工員
9話	花屋の店員
10話	神社の巫女
11話	ビル建設現場の作業員	サリーの知り合い・モエ子による紹介で入った。
12話	映画館のチケット販売
14話	シロブタ宅配便の配達員
15話	ヌーベルトキオドームの売り子
16話	ネオ東海道新幹線の車内販売員
17話	仕出し屋の配達員
18話	鹿煎餅売り
20話	和風喫茶「はなのれん」の店員
21話	豆腐屋「勇者豆腐」の豆腐売り
22話	コンサート会場のパンフレット配布係	サリーの紹介で、サリーの学校の友人達も配布係をやっている。
23話・24話	「おたふくピザ」の配達員
26話	家電量販店「パックリカメラ」の店員
27話	新聞配達員
28話	時代劇のエキストラ(村娘役)
29話	アイスキャンディー売り	舞人も協力。
30話	屋台ラーメン「回々軒」の店員	舞人、浜田、テツヤも協力。
33話	紙芝居屋
35話	花売り娘
36話	スーパーマーケットの店員
37話	遊園地の売り子
38話	大江戸ランドの茶店の店員	テツヤも協力。
39話	アニメ『勇者特急マイトガイン』のセル画塗り
42話	ネオ那須高原の旅館の仲居
サリーのトクトクバイト情報	病院の死体洗い	音楽CD『勇者特急マイトガイン　歌のアルバム』に収録
君の名は・・・(其ノ一)	レンタルビデオ店の店員	音楽CD『勇者特急マイトガイン　歌のアルバム』に収録
君の名は・・・(其ノ二)	コンビニの店員	音楽CD『勇者特急マイトガイン　歌のアルバム』に収録
君の名は・・・(其ノ三)	銭湯の番台	音楽CD『勇者特急マイトガイン　歌のアルバム』に収録
スーパーロボット大戦T	木星探査	浜田、内藤ルンナが同行。

関連画像

関連タグ

勇者特急マイトガイン　シンデレラガール

星川フーコ、友永あずき、友永くるみ、戸部真理亜、芹沢愛美：勇者シリーズの女性キャラで、小学生の弟がいる繋がり。フーコやくるみとは「中学生」、あずきとは「親に代わって家事を担当している」、真理亜とは「弟がヒーローのファン」、フーコとくるみ以外とは「想いを寄せている男性がいる」という共通点もある。

初野華：勇者シリーズの後輩で、不幸な面を持つヒロイン繋がり。他には「少年キャラとカップルになっており、最終的に結婚した」というところも共通している。ただしこちらは結婚式を挙げる前に子供が生まれている。

シャランラ・シースルー：勇者シリーズの後輩で、回毎に職業関連の衣装を着ているヒロイン繋がり。「ある青年に好意を抱いている」というところも共通点もある。ただし、こちらは敵側のヒロイン。

上田アズサ：列車モチーフの巨大ロボが登場する作品のヒロイン。「家庭科関連が得意」「主人公の肉親から主人公の嫁候補に選ばれている」という共通点がある。ただし、こちらは父親と母親の3人家族。

小津麗：不思議な力を持つ女性繋がり。「家事全般が得意」「弟がいる」「終盤で相思相愛になった男性と結婚」「結婚した男性は列車モチーフの巨大ロボを操縦する」等、共通点が多い。こちらは母親が健在であり、父・母・兄・姉・弟2人の7人家族。

ミオ(トッキュウジャー)、カグラ(トッキュウジャー)：列車モチーフの巨大ロボが登場する作品繋がり。前者は「父子家庭」「家事関連が得意」、後者は「弟がいる」という共通点がある。

風車響：海外に自分のそっくりさんがいる繋がり。

佐古下柳：不思議な力を持つヒロイン繋がり。「不思議な力が敵を倒すキーアイテムとなっている」「最終決戦では主人公との協力で敵を倒す」というところも共通している。こちらでも主人公との恋愛が描かれており、最終的に結ばれている(こちらは子供を儲けている)。

野原しんのすけ：中の人繋がり。「きょうだいの第1子」「客寄せで店を繁盛させた事がある」「お金持ちの友人がいる」等、共通点が多い。

なお、こちらでもサリーの父親の中の人と共演しており、その中の人はしんのすけの肉親の声を担当している。

因みにマイトガインの音楽CDに銭湯の番台のアルバイトをしている最中に、しんのすけがやってくる内容のミニドラマがこっそり収録されている他、第44話ではサリーが幼稚園児のコスプレをして『嵐を呼ぶ園児、吉永サリー！』と名乗っている。

リリーナ・ピースクラフト：中の人繋がり。なお、作中ではジョーの中の人と共演している。

三国チイコ、ジョセフィーヌ・グッドウィン：中の人繋がり。矢島がサリーとリリーの声を演じたように、こちらでも一人二役を演じている。

「中学生(チイコとジョセフィーヌの場合は『Returnlacers!!』時点)にしてスタイル抜群な美少女」「ある男性に好意を持っている」他、前者は「料理が得意」、後者は「弟がいる」という共通点がある。

アリサ・サザンクロス：中の人繋がり。「ヘアアクセサリー(サリーがリボン、アリサがカチューシャ)が特徴」「(人間サイドの)主人公に好意を抱いている」という共演点がある。

アニー・バース：サリーの中の人が演じるテイルズシリーズの女性キャラ。「不思議な力を持つ」「肉親を亡くしている(サリーは母親、アニーは父親)」「礼儀正しい性格」等、共通点が多い。

なお、作中では舞人の中の人や浜田の中の人共演している。