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バスターコールの編集履歴

2022-08-30 20:05:47 バージョン

バスターコール

ばすたーこーる

バスターコールとは、少年漫画『ONEPIECE』に登場する用語である。

概要

作中の海軍における命令の1つで、海軍本部中将5人と軍艦10隻という国家戦争クラスの大戦力で無差別攻撃を行う。

「何をもってもまず殲滅」というスタンスのため、例え発令者が攻撃目標にまだ残存していようが、無関係の市民が紛れていようが、お構いなしに攻撃は発動される。その攻撃は終始徹底しており、行われた後はその場所は更地にされてしまうほど。

殲滅対象外である市民の避難は認められているが、現場の判断で殲滅しても不問となる。


また、バスターコール実行艦隊の作戦行動は迅速かつ徹底した任務最優先の行動が絶対とされる。

指揮を担当する中将たちは全員が感情を捨てたかのように冷徹無慈悲となり、命令違反及び遅延の海兵はその場で銃殺刑(私刑)に処されることもあるほど、全ては厳格に遂行される。


金色の電伝虫(ゴールデン電伝虫)を押す事で発令し、銀色の電伝虫(シルバー電伝虫)が受信する事で実行される。発令権限は海軍本部の元帥大将のみが保持しており、特例として、元帥又は大将から権限を委譲された役人にも発令権限が与えられる。


作中で発生したバスターコール

作中では22年前のオハラと2年前のエニエス・ロビーで合計2回発令されている。


オハラ(22年前)

22年前、西の海の島オハラで発生したバスターコールである。発令者は当時の海軍本部大将センゴクから権限を委譲されたCP9司令長官スパンダイン。参加した中将は、現状クザン(後の大将"青雉")とサカズキ(後の大将"赤犬")が確認されている。

攻撃対象はオハラで空白の100年及びポーネグリフの調査を行った考古学者グループであったが、サカズキの非人道的な判断により島民ほぼ全員が殲滅され島は焦土と化し滅んだ。

唯一の生存者であるニコ・ロビンは、この攻撃に憤慨し、また直前まで彼女を守ろうとしていた親友ハグワール・D・サウロの意思を汲んだクザンによって脱出させてもらっていたのであった。


エニエス・ロビー(2年前)

2年前、偉大なる航路の島エニエス・ロビーで発生したバスターコールである。発令者は当時の海軍本部大将"青雉"から権限を委譲されたCP9司令長官で、前発令者の息子スパンダム。参加した中将は、ドーベルマンオニグモモモンガストロベリーヤマカジ

攻撃対象はエニエス・ロビー全域で、最終的に同島は全壊した。

22年前のものと違って、こちらは誤って発令された(スパンダムが電伝虫と間違えてゴールデン電伝虫を押した)バスターコールである。

『ワンピースパーティー』によれば、このあともう一回施設は建て直したらしい。


不明(23年前)

劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』にて言及された過去のバスターコール。

場所は不明だが、ダグラス・バレットを阻止するために彼が暴れ回っていた島にバスターコールが発令され、海軍本部元帥センゴク率いる艦隊が出撃した、実質的にバスターコールが個人に対して発動した唯一の例。

甚大な被害を出しながらも物量差と重厚な包囲で長期戦に持ち込んでジワジワと追い詰め、更にはバレットに恨みを持つ海賊も加勢、ついには消耗の末に疲れ切ったバレットを打ち負かしてインペルダウンに投獄することに成功した。


デルタ島

劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』の舞台となる海賊万博の開催地。

復活・脱獄し活動を再開したバレットと、彼の陣営が手にしたラフテルへの永久指針」を巡り、劇中の終盤にて元帥サカズキの命令で大将"黄猿"が発令。

しかしルフィがバレットを倒し、ラフテルへの永久指針も彼は必要ないと判断して破壊した為、もはや意味を失った攻撃である事をスモーカーが本部に通達。結果、現地に来ていた海賊達を捕える方向にシフトし、デルタ島自体への砲火は終わった。


余談

繋がり眉毛の海兵

エニエス・ロビーでのバスターコールでは、こちら葛飾区亀有公園前派出所の主人公・両津勘吉がモブ海兵として参加している。これは『こち亀』の連載30周年を記念したもの。


原作での彼の戦闘能力や生命力を考えればどう考えても並の海兵よりも強そう…どころか、本部佐官・将官クラス、下手をすれば三大将やセンゴクすらも真っ青になりそうだが・・・(なにせ、原作においては神様閻魔大王を、コラボでは惑星を簡単に破壊する宇宙の帝王フリーザサイヤ人の王子ベジータをも恐怖させたヤツである)。


「BUSTERCALL」プロジェクト

2020年に、同名のアートプロジェクトが展開された。担当者が「公式グッズやアニメのクオリティが世界一の漫画にしては低い」と発言する等、挑発的な言動で話題を呼び、山本寛斎野性爆弾朝倉未来といった、様々な著名人が参加した。

当初は「非公式」と称していたが、後にジャンプ編集部が主軸となっていたことが明らかになった。




関連タグ

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五老星 センゴク クザン サカズキ

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