概要
元々アーケードのゲームで2作存在する。のちにドリームキャスト、プレイステーション・ポータブルで家庭用が発売された。
ストーリー
時は19世紀―
「迷信」や「伝説」が生きていた古き良き時代―
一獲千金を夢見る冒険者たちは
伝説の秘宝を追い求めていた。
どんな願いもかなえてくれる秘石
パワーストーンを・・・
システム
単純明快な3D対戦アクションゲームで、複雑なコマンド等は無い代わりにステージ内を自由に駆け回りアイテムやギミックを自由に利用することができる。1作目は1対1だったが、2作目からは4人制バトルロイヤルになり、ステージギミックやアイテムの種類も大きく増えた。
本作のメインにしてオリジナルの要素がパワーストーンの奪い合いである。ステージ上に出現するパワーストーンを集めることで攻撃力が上昇し、3つ集めるとキャラクターが変身する。変身後は一定時間攻撃力防御力が飛躍的に上昇し、パンチやキックが強力な必殺技に変化する。必殺技の使用や時間経過で減るパワーゲージが空になるか、パワーフュージョン(超必殺技)を出すと変身が解除され、再びパワーストーンはステージ上に散らばる。パワーストーンを集めに行くか、攻めるかの立ち回りが重要となる。
登場キャラクター
1作目からのキャラクター
「赤い疾風」エドワード・フォッカー
変身後はロケットやミサイルで武装した赤いロボットの姿になる。
「灼熱の魔女」ルージュ
変身後は炎髪で薄衣のベリーダンサーの姿になり、炎を操って戦う。
「連撃の昇竜」ワンタン
クンフーの修行に励む青年。楽天家の食いしん坊でよく肉まんを食べている。
「無頼の剣豪」竜馬
土佐弁の下級武士。広い世界を自分の目で見て回りたいと、小舟1つで世界へ漕ぎだした。
変身後は胸に日の丸を持った白いカブトムシのような姿になり、剣に雷を纏わせて戦う。
「桜花の舞姫」あやめ
旅芸人一座のおてんば看板娘。実は一家揃って忍者の家系で、パワーストーン捜索の密命を帯びている。
「轟力重戦車」ガンロック
炭鉱夫の筋肉ダルマ。豪放磊落で酒盛りとギャンブルが好き。
変身後は全身が岩石になる。
「凶器の道化師」ジャック
善悪の区別がない切り裂き魔。光物とナイフが好き。全身包帯だらけの外見通り色物キャラで、低い姿勢でカサカサ移動したりとトリッキー。
変身後は手が回転刃、足が鎌に変形し、自在に伸びる腕や脚を用いて戦う。
「誇高の荒鷲」ガルーダ
インディアンの賞金稼ぎ。
変身後はトーテムポールのようなカラーリングのロボットになる。
「蘇りし海賊船長」クラーケン
変身後は骸骨の姿になる。
「地獄の軍隊長」ヴァルガス
元軍人の男で1作目のラスボス。
変身後は胸に宝石が嵌め込まれた鬼のような姿になる。
倒すと、ファイナルヴァルガスという怪物に変化する。
2作目からのキャラクター
「さすらいのガンマン」アクセル
凄腕のガンマン。腰の銃は特殊アクションで実際に抜いて使用できる。
変身後は両腕にマシンガンを装備したロボットの姿になる。
「悪の料理人」グルマン
美食のためならどんな犠牲も厭わない悪の料理人。包丁とフライパンを両手に持っており攻撃力が高い。
「秘密の小公女」ジュリア
由緒あるホワイトパール家の1人娘で、優しさと気品に溢れるお嬢様。本人は知らないが、実は過激な裏の人格を持っている。日傘を持っており、ジャンプボタン押しっぱなし傘を使って落下スピードを弱める事ができる。
変身後はSM嬢のような姿になり、口調も荒々しくなる。
「発明少年」ピート
パワーストーンによって意思を持った操り人形。
変身後はブリキのロボットのような姿になる。
ファラオウォーカー
2作目の中ボス。スフィンクスのような巨大ロボ。古代人が中に乗り込み操作している。
「腐敗の帝王」Dr.エロード
2作目の舞台となる浮遊城の主で、ラスボス。緑色の肌を持った巨人で、最終ステージは彼の食卓の上で戦うことになる。
プライド・フォッカー
エドワード・フォッカーの父。1作目ではストーリーデモに登場するのみだったが、2作目からは隠し要素として操作キャラに昇格した。
変身前、変身後の姿ともに息子に似ているが、体格に見合わないパワータイプ。
その反面かなり撃たれ弱い。
メル
2からの新要素「アイテムショップ」の店員。家庭版では隠し要素として操作キャラに昇格した。変身前のモーションはジュリアと同じ。
変身後は背中から天使の羽が生え、接客動作と共に合成素材やコインを飛ばして戦う。
アニメ
1999年4月から9月にかけてTBS、北海道放送ほかに放送された。全26話。
設定がゲームと一部異なっていたり、オリジナルキャラクターが登場したりとアニメ独自の展開がされた。
アニメーション制作はスタジオぴえろ。