概要
ゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』に登場するキャラクター。
元はフリッジタウンでいわタイプ専門のジムリーダーをしており、現在はラッパーである妹のライムがゴーストタイプ専門として引き継いでいる。
口調は穏やかで丁寧な女性語を常用。冷静な性格で威勢が良く、且つ男勝りで熱血気味な妹とは対照的である(ただ、姉妹というだけあって顔立ちはよく似ている)。
未だ彼女の引退に疑問を持つ生徒もおり、ジムリーダーとしての実力も相当なものだったことがうかがえる。
尚、ジムリーダーを退いた理由は「教職との両立が難しくなった」からで、決してジムリーダー業が嫌になったからではないという。
授業
元ジムリーダーなだけあって、担当している数学の授業は、ポケモンに関わる数字や確率といったものを取り扱っている。その内容はというと、最初の頃は、
と基本的な内容だが、授業が進むと、
- 急所に当たった際のダメージ増加量や急所率の基本値
- つるぎのまいなどの能力変化の増加量
- 命中100威力90のなみのりと命中80威力110のハイドロポンプどちらを採用するか(作中ではこれをなみのりハイドロ問題と呼んでおり、『いわなだれとストーンエッジ』と同様、古くから議論されてきたという補足までされている)
と、公式でこれまでゲーム中では詳しく説明していなかった(というより、シナリオ攻略までなら本来ここまで詳しくなる必要はない)個所まで取り扱っており、実質ポケモン対人戦学と言っても差し支えない。
クリア後もランクマッチや対人戦を目指すプレイヤーであれば、実用度は他の授業に比べても頭一つ抜けていると言えるだろう。
そのため後半はプレイヤーから、キハダ先生よりバトル学してるとも言われることも。
一方で数字を扱いながらも、ポケモンというゲームだからこそあり得るひっかけ問題も多数用意されており、テストはなかなか意地悪な作りとなっている。
特に話題にされるのが「2000円で1個200円のモンスターボールを買えるだけ買ったらボールは何個手に入る?」という質問(正解は10+おまけのプレミアポールで11個)。
なお、モンスターボールを10個買うことでプレミアボールが1個おまけで付くのは第3世代からなので第2世代でポケモンを離れて久々に本作をプレイした人は11個という解答に困惑しただろう。
性格など
子供達との付き合い方も上手であり、生徒には穏やかな先生として通っているが、仕事に対しての姿勢はいたってストイックであり、怒れば他の先生方でもタジタジになるほど。
授業中コルサの話に感動しすぎて泣いたハッサクを叱ったり、色々と事情があって仕方がなかったとはいえ、規則に違反して校舎の前で主人公とポケモンバトルをしたクラベル校長を叱責した上に反省文まで書かせている。
いまだにトレーナーとしての手腕も衰えておらず、学校最強大会にも参加し、いわタイプ専門パーティで挑んでくる。その際の異名は「勝利の算術士」。
なお自分のポケモンには「さん」付けするタイプの模様。
名前の由来はシソ科イブキジャコウソウ属の植物の総称であるタイムと、数学の教師であるため時間のタイムも掛けていると思われる。
ちなみに、彼女がジムリーダーを辞めたのは1年半前であることが明らかになっている。
アカデミーは1年半前にある出来事がきっかけで当時の校長を含む教員が総辞職したということになっているが、タイム自身はそれ以前から教員を続けており、子供の扱いに長けているところやクラベル校長が頭が上がらないことからも教員歴の長さがうかがえる。
そして1年半前はスター団が結成された時期でもある。
単に前は別の所で教鞭を執っていたとも考えられるが、教員の総辞職の原因になった一連の問題を考えると、彼女がジムリーダーを辞めて教師一筋になった本当の理由は…。
使用ポケモン
- ルガルガン(まひるのすがた) Lv65
- イシヘンジン Lv65
- カジリガメ Lv65
- ルガルガン(まよなかのすがた) Lv65
- セキタンザン Lv65
- キョジオーン Lv66
学校最強大会にて参戦。概要にある通り、いわタイプで統一されている。
それを表すようにピアスも鉱石を模している。
エースのキョジオーンは勿論いわタイプにテラスタル。
「もう少し角張ってくださいな」という言葉と共にテラスタルを行う。
関連タグ
ドサイドン……先生の肩書きをつけられたいわタイプで彼女にマッチしたポケモンだが、本作では登場しない。
他のいわタイプの使い手
タケシ(トレーナー) ツツジ ヒョウタ ザクロ(トレーナー) ライチ(ポケモン) マクワ
マクワとは、雪国のジムリーダーである点まで共通している。