概要
2016年12月に放送された「ウェークアップ!ぷらす」(読売テレビ、日本テレビほか)の新橋駅前の街角インタビューに登場した男性の愛称。
一部では「自己防衛お兄さん」とも。
長髪に無精髭、目を見開きながら口元を歪めて話すなど、まるでドラマの悪役のような表情と風貌をしており、とても一般人とは思えない独特の雰囲気を醸し出している。
2018年3月頃からこのインタビュー映像がTwitter上に出回るようになり、多くのファンアート及び、コラ画像、吹き替え動画などが作られている。
発言内容
「お金いっぱい欲しいんだったらさ、年金あてにしちゃだめじゃない」
「自己防衛、投資、あと海外移住、日本脱出だよね」
「だから国なんかあてにしちゃだめよ」
「あてにするから文句が出るわけでしょ」
本人の反応
余りの人気ぶりから、Twitterにて本人からファンアートの投稿者に連絡が来たという。
ここで、実は「占い師の鉄平。」(※句点や「占い師の」はつかないこともある。また2021年現在「橋本鉄平」と名乗っており、こちらが正式な名前であると考えられる)という名前で活動している、フリーランスの易学研究家・占術家(つまり占い師)であることが発覚した。
インタビューを受けた時点での年齢は35歳である。
当日は新橋の病院にプラセンタ注射を受けに行った帰りであったと本人がブログで語っている。
神奈川県横浜市在住であり、後述の二度目のインタビューも「たまたま通りかかった地元住民」としての取材であると見られる。
本人はブログやTwitter、「自己防衛おじさん」として有名になった後のインタビューで自身の経歴を明らかにしており、以下のようなものである。
- 日本の大学に通い、経済学について学んでいたころ、バーで浦安市のテーマパークの立ち上げに携わっていたというアメリカ人と出会い意気投合。英語の勉強も兼ねて通訳見習いとして仕事を手伝わないかと提案され、アメリカ・ロサンゼルスに渡った。その後は現地の大学に編入し、マネジメントなどを学んだあと、さまざまな活動をしながら29歳まで滞在していた。
- 元々占いには興味を持っていたが、アメリカ滞在中に現地のアジア系コミュニティで占いへの関心をさらに深め、ここで知り合った華僑の人に易学を教えてもらう。
- 「そろそろちゃんとしないと」、「30歳になる前に帰国しよう」と考えていた29歳の頃、それまで大きなトラブルなく過ごしていたにもかかわらず突然危ない目に遭うことが増え、「これ以上ここにいるべきではない」と感じ帰国。
- 帰国後はなかなか日本の社会に居場所を見出せず、どんな仕事が向いているか占い師に見てもらったところ「あなたは占い師に向いている」と言われ、2010年ごろから占い師として活動を始めるようになる。占い師として活動を始めてしばらくは、自分を見てもらった占い師に師事して易学についての知識を深めていた。また、占い師だけでは食べていくのが難しかったのでコールセンターや倉庫の仕分け作業などの仕事をしながら、主に対面での占いやインターネット上から依頼を受けての占いなどを行っていた。
金銭感覚は堅実であり、インタビューの発言通り年金に頼らない自己防衛を実践、積み立て貯金や安定株等を保持しているという。
気さくな人柄で、「自己防衛おじさん」として彼を知った人からのリプライにも快く応じている。一般人をネタにする行為は本人に迷惑がかかる危険が伴うが、二次創作について自らリツイートするなど寛大な心で見守っているとのこと。
本人は自身のワイルドな装いについて「自称占い界の斎藤工です(笑)」とインタビューで発言している。
各所の反応
その容姿や雰囲気が『ファイナルファンタジー15』の登場人物アーデン・イズニアに似ていると話題にされていた為か、FF15公式Twitterアカウントがアーデンが自己防衛おじさんの真似をしながら街頭インタビューを受ける画像を掲載している。
また、俳優の武田航平が自己防衛おじさんの真似をする動画が赤楚衛二のInstagramにて公開されている。これは自己防衛おじさんの表情や発言が悪役系仮面ライダーを想起させるという声を意識したものと思われる(武田はかつて紅音也(仮面ライダーイクサ・仮面ライダーダークキバ)を演じ、2018年には猿渡一海(仮面ライダーグリス)を演じていた当時現役仮面ライダー俳優であった)。
CM出演など
2019年3月、サントリー神泡サーバーのWEB限定PR動画に出演。「おいしく飲むために必須だよね。つまり、自己防衛」などの台詞を発している。
2019年10月、WEBコミック「異世界おじさん」のコミックス3巻のCMに出演。
内容は件の街頭インタビューのパロディとなっており「35歳 男性」の名義で本人が登場。
既に元ネタから数年の月日が経っているが、当時の風貌、雰囲気を見事に再現している。
「異世界おじさん」については、本人がコミックを持った写真をツイート。
さらに、このツイートに「異世界おじさん」の作者の「殆ど死んでいる」が引用リツイートで反応しており、これに対し自己防衛おじさんの方もリツイート、、殆ど死んでいるもお礼のツイートを投稿した。
その後、2021年のアニメ化決定および6巻発売時のテレビCMにも出演している。
この他、ゲートルーラーのプロモーションビデオ・WebCMや、ヒーロー文庫の『はたらけ!おじさんの森』のプロモーションビデオにも出演している。
二度目のインタビュー
そんな自己防衛おじさんのブームも落ち着いた2020年10月5日。今度はTBSの夕方ニュース番組・Nスタでインタビューされていた。時期が時期なのでマスク着用だが、明らかに自己防衛おじさんである。
横浜・山下公園にてゴムの焼けたような臭いがすると通報があり、それについて「異臭を感じた男性」としてインタビューに応じた。
そっくりさんや仕込みではなく、本当にたまたま現場にいた模様で、(おそらくインタビュー前に)本人がTwitterで異臭について心配するツイートを投稿している。
発言内容(字幕より)
嗅いだことないような
それでいて不快な臭い
臭いは瞬間的に5〜10秒
最終的に(臭いが)消えたのは1分後くらい
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津島善子…Twitterの質問箱にて推しメンであったことを明かした。