概要
東京都渋谷区恵比寿南にあるJR東日本と東京地下鉄(東京メトロ)日比谷線の駅。
JRは山手線(JY21)・埼京線(JA09)・湘南新宿ライン(JS18)が利用できる。
駅の規模はあまり大きくないが、その分乗り換えに時間が掛からず、埼京線・湘南新宿ラインと山手線の乗り換えに関しては隣の渋谷駅に比べて楽である。
東京メトロは日比谷線(H02)のみが利用可能。かつては東急東横線との直通で横浜駅方面まで行けたが、2013年に直通が打ち切られてしまったため、現在は横浜方面へのアクセスは湘南新宿ラインの方が便利である。こちらは主に中目黒や六本木方面へのアクセス需要の方が大きい。
JRの東口からは恵比寿ガーデンプレイス方面への長いデッキが設けられているが、一箇所のみ信号を渡る必要がある。逆に日比谷線の乗り換え口は駅舎の西口からやや外れの場所にがあるため、日比谷線から恵比寿ガーデンプレイス方面に向かうのはやや不便である。なお、デッキ部分の空調には本来鉄道車両用のAU75G屋上用クーラーが利用されており、Googleアースで検索すると鉄道車両そのままの室外機が並んで設置されているのが確認できる。
恵比寿の駅名は現在の恵比寿ガーデンプレイスの位置にヱビスビール製造元であるサッポロビールの恵比寿工場があり、当初ビール出荷専用の貨物駅として開業した事に由来する。JR移行後1990年までは貨物駅設備が使用可能な状態で残っており、臨時やカートレインに利用されていたが、埼京線ホームの設置と周辺地域の再開発で現在は痕跡をほとんどとどめない。
駅の発車メロディもヱビスビールのBGMとして有名な「第3の男」が使われている。
ただし、恵比寿駅の住所は恵比寿ではなく恵比寿南である。恵比寿ガーデンプレイスの住所はちゃんと恵比寿だが、ごく一部が目黒区の三田に干渉する。
駅構造
JR
二面四線の島式ホーム。
乗り場 | 路線 | 方向 | 方面 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 山手線 | 外回り | 渋谷・新宿方面 | |
2 | 山手線 | 内回り | 品川・東京方面 | |
3 | 埼京線・湘南新宿ライン(宇都宮線・高崎線) | 北行 | 新宿・池袋・大宮・宇都宮・高崎方面 | 特別快速は通過 |
4 | 埼京線・湘南新宿ライン(東海道線・横須賀線) | 南行 | 大崎・りんかい線・相鉄線•横浜・大船・小田原・逗子方面 | 特別快速は通過 |
東京メトロ
二面二線の対面式ホーム。
利用状況
近況
JR東日本
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は145,805人である。
東京メトロ
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は117,796人である。
利用状況比較表
事業者名 | JR東日本 | 東京メトロ | |
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年度 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 134,616人 | 269,232人 | 104,056人 |
2009年(平成21年)度 | 132,968人 | 265,936人 | 100,621人 |
2010年(平成22年)度 | 130,245人 | 260,490人 | 98,876人 |
2011年(平成23年)度 | 128,555人 | 257,110人 | 95,522人 |
2012年(平成24年)度 | 130,241人 | 260,482人 | 98,217人 |
2013年(平成25年)度 | 133,553人 | 267,106人 | 104,738人 |
2014年(平成26年)度 | 135,493人 | 270,986人 | 107,471人 |
2015年(平成27年)度 | 139,882人 | 279,764人 | 111,149人 |
2016年(平成28年)度 | 143,898人 | 287,796人 | 115,726人 |
2017年(平成29年)度 | 145,319人 | 290,638人 | 118,260人 |
2018年(平成30年)度 | 147,699人 | 295,398人 | 119,939人 |
2019年(令和元年)度 | 145,805人 | 291,610人 | 117,796人 |