概要
茶巾とは、茶道で用いられる「茶碗を拭くための小さな布巾」の事で、転じて小型の包装物全般を指すようにもなった。現代では、寿司の周囲を薄い卵焼きでオムライス状に包んだ茶巾寿司が最も目にしやすい使用例となるだろうか。
1980年頃になると、女子のスカートを裏返して上半身を包み込んでしまう行為を「茶巾」と称し、いじめの手段として用いる行為が横行した。過激化する「スカートめくり」に激化する校内暴力が結び付いて編み出された緊縛行為であり、無法地帯と化してゆく子供社会の中でしばしば性的な行為を含む凄惨なリンチにも発展したと言われる。
茶道用語が子供のいじめに取り入れられ普及していった経緯には謎も多く、当時の状況自体に対する理解も十分とは言えないため、更なる調査研究が必要でもあるのだが、ともあれこうした行為が白昼堂々衆人環視の下で行われる事も珍しくなかったという事は紛れもない事実である。
こうした状況は、校内暴力が下火になる1980年代後半まで続き、女子もブルマーを履くなどの自衛行為を取り入れるようになる。最終的には平成に入ってキュロットスカートの流行で物理的に不可能となった事によって終息した。
なお、男子にとっては古き良き時代だったと思われるかもしれないが、男子もしばしばズボンと一緒にパンツまで下ろされて丸出しにさせられていた上、パンチやキックも現代よりずっと軽い感覚で飛び交っていた。
世紀末だのエロ同人みたいにだのを笑って見ていられるのは、二次元の中だけの話である。
関連タグ
茶巾縛り(表記揺れ) いじめ リンチ 公開処刑 羞恥 緊縛 校内暴力 猥褻 性犯罪
茶巾絞り…サツマイモのお菓子。
火星人刑事……主人公が茶巾姿で敵を倒すと言うギャグ漫画。ただし作中では「巾着」という用語(「蒸着」を掛けている)が使われている。