概要
元ネタは「機動戦士Vガンダム」第14話『ジブラルタル攻防』より。
リガ・ミリティアが宇宙に上がるのを妨害するため、クワン・リー駆る新型試作機メッメドーザとともにアーティ・ジブラルタル空港を襲撃するザンスカール帝国軍。
しかし、戦闘の最中メッメドーザの投げたビームローターの1つが、マスドライバーに直撃し損壊してしまう。それに気付いたケイト・ブッシュのガンイージは必死で破損部分を支えようとする。
「これは壊しちゃならない! これは人類全部の宝だってことあんただって知ってるだろ!」
だが、動けないケイトに対しクワンは容赦はしなかった。
「褒めてやる。そうやってレールを支えるとは感動的な姿だ」
「機体はそのまま。パイロットは死んでもらうが……安心しろ!一気に楽にさせてやるよ!」
そのまま動けないガンイージに対し、メッメドーザは容赦なくビームサーベルでコックピットを貫き、そのままケイトは焼かれて戦死したのだった……。
直後に悪感に気付いたウッソ・エヴィンのVガンダムはリカールとの交戦を中止、発見したのはマスドライバーを支えたまま、無惨にコクピットをえぐられたケイトのガンイージ。
怒りに震えるウッソは、激怒するままVガンダムの拳で何度もメッメドーザを殴り、最後はコックピットを殴りつけ報復したのであった。
パイロットには死んでもらう!
記事タイトルにもなっているとおり、一般的には「パイロットには死んでもらう」というセリフとして記憶されていることが多い。
原因は「もらうが」の部分のテンションが前後に抑えられているため聞き取りにくいこと、そしてこのケイトvsリーのシーンがゲームでクローズアップされた事が大きい。
特に「[[SDガンダム GGENERATION-F>GジェネF]」でムービー化された際には、はっきり
「機体はそのまま、パイロットは死んでもらう!」
と言ってしまっている。
類似例
搭乗型メカで、故意に「機体目当てで、パイロットだけを殺害しようとした」しようとした場合。
- 強すぎてコクピットを狙うしかなかった(クィン・マンサ、サイコガンダムMk-Ⅱなど)
- 結果論であり、機体目的ではない(遠見真矢、加藤三郎など)
- 殺害の成否に関わらずモノローグなど明確に殺す気はなかったことがわかる
の場合は除く。
- ガロード・ラン(機動新世紀ガンダムX):降伏したので未遂
- ガルボ・ジック(伝説巨神イデオン):イデオンの自律行動で未遂
- ラミア・ラヴレス(スパロボOGシリーズ):OG有数のネタキャラに実行
- ダスティン・モーガン(蒼穹のファフナーEXODUS):完全な不意討ち
余談
- この話から、それまで筆文字だったサブタイトルの文字が角ゴシック体太字フォントに変わっている。
- 1stガンダムではやむを得ず「ザクなら人間じゃないんだ!」をしたアムロ・レイだが、第3次スーパーロボット大戦時獄篇ではプレイヤー次第でジュアッグを鹵獲のため動力部を避けて て い ね い に 破壊する。商業二次創作かつ曖昧なので本当にプレイヤー次第かつIFの可能性が高い(後編の天獄篇では買い直す必要あり。且つ生死分岐のある某キャラが死んでいる)。連邦の白い悪魔の技量をもってしてもニコイチせざるを得ないのは疑問も残る。しつこいようだがプレイヤー次第なものの、結果的にこのアムロは「天元突破ジュアッグ」なるゲッターエンペラー以上の大きさのモビルスーツを生み出す事態に。