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恐蟹綱の編集履歴

2023/04/05 19:02:07 版

編集者:じゅん

編集内容:正式和名と判明したため「ディノカリダ」から内容移行|内容調整

恐蟹綱

きょうかいこう

古生代に生息した古生物の1グループ。アノマロカリスなどのラディオドンタ類やオパビニアなどが属する。原始的な節足動物と考えられる。

概要

古生代、主に約5億年前のカンブリア紀に繁栄した古生物のグループの1つ。

アノマロカリスフルディアなどをはじめとするラディオドンタ類オパビニアパンブデルリオン、ケリグマケラなどが属する。

基本として2本の触手(前部付属肢)を先頭に持ち、体の両筋に沿って数多くのが並んでいる。ラディオドンタ類やオパビニアなどは突き出した複眼と櫛状のを持つ。

学名は「Dinocaridida」(ディノカリディダ)もしくは「Dinocarida」(ディノカリダ)。これは「恐ろしいカニ/エビ」の意味で、多くの種類が捕食者と思われることと甲殻類の腹部を彷彿とさせる触手の形に因んでいる。

解剖学的には汎節足動物のうち節足動物特有の性質と、それ以外のグループ(葉足動物・カギムシ・クマムシ)の原始的な特徴を併せ持つものが多く、盲腸・複眼・櫛状の鰓は節足動物に、単調な脳・柔軟な表皮は葉足動物に似ている。

これにより、本群は葉足動物から真正の節足動物までの系統に当たる祖先的な節足動物で、節足動物の最初期の進化の様子を表したものと考えられる。例えばパンブデルリオンなどは柔らかい脚を持つためもっと原始的で、ラディオドンタ類は頭部の外骨格関節に分かれた肢を持つことで最も節足動物的とされる。

汎節足動物

┣━有爪動物の系統

┃ ┣━アンテナカンソポディアなど(葉足動物

┃ ┗━有爪動物(カギムシ

┣━緩歩動物の系統

┃ ┣━?(葉足動物)

┃ ┗━緩歩動物(クマムシ

┗━節足動物の系統

  

 盲腸

  ┣━メガディクティオンなど(葉足動物)

 複眼

  ┗┳━パンブデルリオン

   ┣━ケリグマケラ

 櫛状の鰓

   ┗┳━オパビニア

 頭部の外骨格・関節

    ┗┳━ラディオドンタ類

 胴部の外骨格・複雑な脳

     ┗━他の節足動物(真節足動物)

主な種類

オパビニア類

5つの目を持ち、触手は1つの吻に癒合て対の部分は先端でハサミになる。

その他

触手は左右に広げて柔らかく、鰭の下に柔らかい脚を持つ。

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