概要
名前はギリシャ神話の巨神タイタンに由来し、「巨神の爬虫類」を意味する。その名の通り、地球の生物史上最大級の巨体を誇る種類を何種類も輩出している。
主に白亜紀の南半球で栄えた竜脚類のグループで、マクロナリア類から進化したが、進化した種類になると衰退したディプロドクス上科の生態的地位(ニッチ)を補うように細長い頭部と鉛筆状の歯を持つようになった。
前述したとおり全長30mに達する大型の種類もいる一方、6m程度にしか成長しない種類もいた。また一部は鎧竜のような鎧を持っていたが、これは身を守る防御手段ではなく、ラクダが脂肪を背中にコブとして貯蔵するように、気候変化時に備えミネラル分を貯蔵する役割だったとする説もある。
最大の特徴は背骨の突起が低めで、腸骨の前方が左右に開いているため、背中と腰がとても広いことであった。また、前足の第1指(親指)の鉤爪も退化していた。
完全な骨格化石の揃った種類は少なく、未だ多くの謎を残している。