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インセルの編集履歴

2023-05-01 11:06:01 バージョン

インセル

いんせる

インセルとは、非モテの過激派集団の名称。

概要

女嫌いの過激思想の1つ。

「インセル(inboluntary celibate)」という名称は1993年に開設されたウェブサイトが由来となっている。

簡潔に言えば、非モテの過激派である。不本意の禁欲主義者、非自発的独身者と訳されることもある。


自称している者の多くが、長年パートナーが見つからず、恋愛SEX経験がない事に強烈な劣等感を抱える白人男性である。

インセルのコミュニティで英雄視されるエリオット・ロジャーは母親がアジア系であることに劣等感を抱いていた事や白人の血を引いている自分が多人種よりも優れていると頑なに信じていた事等からも分かる様に、ナルシズム的な価値観や人種差別白人至上主義)的な思想も非常に強い。

モテない自分を被害者と思い込んでいる常軌を逸した自己憐憫の感情から、リア充の男性(彼らはチャド(chad)と呼ぶ)や、性的魅力のある女性(ステイシー(stacy))を敵視している。

元々、非モテを自覚してコミュニティ内で自嘲する程度だった、単なる女嫌いでしかなかった者が過激化していくケースも多々ある。


カナダ発祥の概念で、近年の北米(アメリカ合衆国とカナダ)では、過激化した彼等によって、車で歩道に突っ込んで一般人を襲撃する等、もはや「災害」にも等しいテロ紛いな無差別殺人事件が多数起こされており、しかも大抵の事件にて、実行したインセルはその場で自殺してしまう顛末となっており、犠牲者やその遺族達にとってやりきれない物となっている。

北米ではインセルによる自殺的・通り魔的なテロ行為は、イスラム過激派によるジハードの曲解に基づく自爆テロを遥かに上回る治安リスクになっており、傷害強姦などの軽微なものも含めればその数は計り知れない。


また、欧州ではインセルがイスラム過激派に接触し、自爆テロの実行犯となるケースもままある(そのため、容疑者を捕まえたところ、イスラム教原理主義を掲げて犯行を行ったにもかかわらず、当の実行犯がイスラム教に関する最低限の知識さえなく、礼拝さえままならないようなことも多い)。

日本国内においても小田急線車内でインセルによる勝ち組女性を狙った殺人未遂事件が発生しており、2008年6月に発生した秋葉原通り魔事件などもその動機や犯行形態は諸外国のインセルによるテロと酷似するものがある。現在の欧米では人種を問わずインセル的な思想とそれによる犯罪が横行するようになっている。


他称・蔑称としてのインセル

インセルを自称するものの多くが異性愛者で交際経験のない男性と思われるが、他称・蔑称として使われる場合は、交際経験の有無を問わず女嫌いの男性を指したり、逆に女性に対して攻撃的ではない(ミソジニーを持たない)単なる非モテ男性に対して差別的な意味を込めて使ったりと、定義に混乱が生じている。


果てはいわゆる「キモオタ」や「子供部屋おじさん」や貧困独身男性こと弱者男性をインセルと混同するような言説も流布しているが、これは経済的・性的弱者の男性に対する極めて偏った意識に基づいている。

実際にインセルによる大量殺人事件「2014年アイラビスタ銃乱射事件」を引き起こしたエリオット・ロジャーは母親がアジア系でこそあるものの本人は白人の富裕層に属していた事から、それを如実に物語っている。

低所得非正規雇用男性精神障害を抱える男性は、恋愛の出来る余裕など無い為に、婚姻率が低く恋愛交際もままならない事が多いのは事実であるが、当然ながら「モテない=女嫌い」なんて言う結論は幼稚な差別と偏見でしかない。

単に「それぞれの事情から異性との交遊に恵まれていない」だけの彼等をインセルと同一視して犯罪者予備軍であるかの様に扱いするのは、人として言語道断な行いである。



関連タグ

非リア充 リア充爆発しろ 非モテ 弱者男性

根暗 ぼっち サイコパス

女嫌い ミソジニー 無敵の人

エリオット・ロジャー ルッキズム ナルシズム 人種差別

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