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概要

第三者が別人を装う事。

インターネット上では他者のIDパスワードを盗み出して真のアカウントでログインし目的を遂げることもあるが、この意味での「なりすまし」は「乗っ取り」を参照。

現実社会でのなりすまし

誰か他者になりすまし、対象の個人や組織に接触して情報を聞き出したり、金品を盗んだりする。もちろん詐欺罪などの犯罪となる。いわゆる「オレオレ詐欺」もこのなりすましの一種で、親族などを装った人物が高齢者に電話をかけて金の受け渡しを求め、「代わりの者がお金を取りに行く」と言って、銀行員などになりすました人物が家を訪れて金を騙し取るといった手口がある。

盗むものが情報である場合は、ソーシャル・エンジニアリングの一種である。工作員が誰かから奪った身元を使って成りすまし、スパイなどの工作を行う場合もある。

悪戯としてのなりすまし

全てのなりすましが犯罪というわけではなく、ただの悪ふざけを目的としていることがある。なりすましによる大掛かりな悪戯としては「偽エチオピア皇帝事件」が特に有名。英国の学生らがエチオピア王族一行のふりをしてイギリス海軍を騙し、戦艦ドレッドノートで歓待を受けた事件である。騙された英海軍は世間の嘲笑の的となり、大いに面目を失ったが、首謀者らは犯罪には問われなかった。

インターネットでのなりすまし

対象は無名の1ユーザーから政治家タレントなどの有名人まで多岐に及ぶが、直接顔を合わせるわけではないので、簡単にできてしまう。冗談のつもりであっても名誉毀損で訴えることも可能なので絶対行わないこと。同一の人間が複数の人間を装うのは「自作自演」と呼ばれる。

もっとも、なりすましの意図なく、ハンドルネームが偶然一致することもままあるので、相手を安易になりすましと断定するのは控えたい。

pixivでは、ユーザーIDでユーザーの同一性を簡単に判断できる。このIDは固定であり、更に編集履歴におけるユーザー名をマウスオーバーすると出て来るURLの末尾にも付いているため、同一の名前であっても一発で別人だと明確に解る。

Twitterでも度々なりすましが出没しており、2023年6月以降は絵師のアカウントをターゲットにグロ画像を載せる悪質すぎるなりすましが現れている。

宣伝活動としてのなりすまし

インターネットで国家・政府によるプロパガンダの一環として、SNSで自身の素性や属性を偽ったアカウント群が運用される例がある(プーチン氏の熱烈な「スーパーファン」、SNSで「称賛」投稿繰り返す なりすましも)。こうした行為は私人の手によっても行われる。複数の属性・クラスタを同時になりすまし対象とする例も存在する。

釣りフェミ

Twitterではツイッターフェミニスト(ツイフェミ)とアンチフェミ、「表現の自由」クラスタとの対立が続いているが、愉快犯的にツイフェミのような投稿をして注目を集めるアカウントも存在する。

Twitterや他の場所で活動するフェミニストの発言を誇張し戯画化したような書き込みを実際のフェミニストのツイートの体裁で投稿する事で反応を集める、という形である。

動機としては愉快犯、承認欲求、そして広告料が発生するまとめサイトや動画等への誘導目的がある。

「なりすまし」以外でも既存のアカウントがソースを出せないまま「フェミニストが言った」と主張する例もある(上記リンク参照)。

臨死!!江古田ちゃん』作者で漫画家の瀧波ユカリは不自然さを感じた際の判断基準として「アカウント名とプロフィールのセンス、フォロワーとフォロイーの属性、過去ツイートとRTといいねしたツイートとリプライの内容全般、語尾やネットジャーゴンの使い方、アフィリエイトへの誘導の有無など」を挙げている(ツイート)。

内容以外にも「24分前にできたアカウントの発言がなぜか『発見』されて拡散」という例もある。

こうしたアカウントの影響力は小さくはなく、ネットメディアで「フェミニストを揶揄(やゆ)するために作られた偽装アカウントの可能性も高い」ユーザーのツイートが言及される事もある(ダイヤモンド・オンライン「ファミマ「お母さん食堂」抗議、高校生の声を封じ込める感情的な大人たち」、言及されたツイート)。

ツイフェミ批判者の間には、ツイフェミによる「なりすまし」疑惑をフェミニズムにおける「一人一派」「一日一派」と矛盾するものとする立場がある(参照)。

が、当然ながら反フェミニズムの意図をもって本心を偽った(実際にフェミニズムの思想、フェミニストという自己認識を持たない)人間を念頭においた語ではない。

実際「釣りフェミ」を蛇蝎の如く忌み嫌うツイフェミは少なくない。こうした識別を「切断処理」とみなすむきもあるが、事実ではない。フェミニスト間で意見が強烈に衝突する例は存在するが、思想の違いによって「似非」扱いをすることはあっても「なりすまし」扱いされる事はまずない。

例えばトランスジェンダーの処遇について対立する論者(前述のTERF)についてフェミニストが述べる言説を見ればそれは明らかである。また、なりすましと判断するのもTwitterフェミニストだけではない(ある界隈で「○○を叩くことが正義」と認定された際、その界隈向けに「考える限りの最悪の〇〇」を演じて釣る事例は昔からある)。

ダイヤモンド・オンラインの記事で言及されたアカウント「綾野辻子」に対しては、出現時期と名称から、その少し前にTwitterを引退したツイッターフェミニスト「絢辻かなた」の名をもじったものだという論もツイフェミの間から出ている。

「綾野辻子」アカウントは「ヴィーガンなりすまし」も兼ねていた例である。

2022年、twitter等におけるネット論壇において、「表現の自由」クラスタの代表的論客として知られており、ツイッターフェミニストたちとたびたび衝突していた青識亜論が、ツイフェミになりすましていたことが判明し、ネットを騒然とさせた。彼のなりすまし行為については青識亜論の項目を参照。

関連外部リンク

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