「何言ってんの?調査兵団は未だ負けたことしかないんだよ?」
「一人一人の選択がこの世界を変えたんだ」
「虐殺はダメだ!!これを肯定する理由があってたまるか!!」
「この島だけに自由をもたらせばそれでいい そんなケチなこと言う仲間は いないだろう」
プロフィール
| 誕生日 | 9月5日 |
|---|---|
| 身長 | 170cm → 170cm(マーレ編) |
| 体重 | 60kg → 60kg(マーレ編) |
| 所属 | 調査兵団第4分隊隊長 → 調査兵団・14代団長 |
| CV | 朴璐美 |
| 実写映画 | 石原さとみ |
| 2017年版舞台 | 針谷美慧 |
| 2023年版舞台 | 立道梨緒奈 |
| 公式人気投票 | 第1回:7位・第2回:5位・第3回:3位・第4回:3位 |
概要
漫画『進撃の巨人』の登場人物。
調査兵団に所属する第4分隊長。平時では眼鏡を、任務時にはゴーグルを着用している。
髪型はポニーテールなのかハーフアップなのか微妙な所だったが、髪を下ろした際の長さがあまり変わらなかったためハーフアップだと思われる。ちなみに『進撃！巨人中学校』ではハーフアップ、アニメ版ではポニーテールとなっている。
一人称は「私」。
英語サイトや英語吹き替え版では名前表記がZoe Hangeとひっくり返っていることがある。その理由はおそらく、Zoeは欧米で女性のファーストネームに使われることがあるので誰かが勘違いしてしまったのであろう。
優しく気さくで気配りも欠かさない利発な性格で、調査兵団でも長期に活動しているベテラン。
ちなみに、作中のキャラの中で怒ると一番怖い。
ある時から巨人の体の構造に疑問を持ち、それ以来巨人の実験に心血を注いでいるが、その情熱の過剰さゆえに巨人に頭を齧られかけたりと命の危機に度々直面しており、部下たちから案じられて止まないが、改める気配は無い。
巨人を誰よりも理解しようと努める姿はまるで巨人愛好家のように思われるが、全ては巨人に奪われた自由を取り戻すという信念に基づいた行動によるもので、決して巨人に愛情があるわけではない。実際、巨人に対する戦闘以外のアプローチを見出すまでは、他の兵士と同様に巨人に対する怒り憎みを糧に戦い続けてきたという。
常軌を逸したマッドサイエンティストでありながら、その本質は人類を思う、熱意溢れる兵士なのである。
ウォール・マリア奪還作戦で負傷して以来、左目に眼帯を着用している。
アニメではモブリットと共に爆風に巻き込まれた際、ゴーグルが割れる描写があったためそれが負傷の原因と思われる。包帯を巻いて以降、負傷した左目の状態は描写されていない。
第132話 自由の翼
「ねえ...リヴァイ みんな見てるかな？ 今の私達を死んだ仲間に誇れるかな...」
フロック率いるイェーガー派から奪取した飛行隊を短時間で飛ばす為、ハンジら反イェーガー派はアズマビト家がマーレ大陸・オディバに所有する格納庫で飛行艇の整備を行っていたが、パラディ島の港でガビに撃たれ亡くなったと思われていたフロックが格納庫を襲撃。軽傷者のみで死者こそ出なかったものの、飛行艇の燃料タンクに弾丸による穴が空き、更には地鳴らしによる大型巨人群がすぐそこまで迫っていた。
飛行艇の修理と発進までの時間稼ぎを買って出たアルミンやライナーを、ハンジは巨人の力を消耗させる訳にはいかないと制止。大勢の仲間を殺し、アルミンら残りの団員を引っ張ってきた責任を取る時が来たとし、その場でアルミンを第15代調査兵団団長に任命し巨人たちへと向かった。
飛び立つ直前リヴァイに呼び止められ、
｢今 最高にかっこつけたい気分なんだよ｣
｢このまま行かせてくれ｣
と言うと、ハンジの胸に拳を当てたリヴァイはただ一言、
｢心臓を捧げよ｣
意外な言葉を口にしたリヴァイに口では軽口を叩きながらも、この言葉を胸に飛び立ち、真っ先に格納庫に到達しそうな巨人たちから雷槍を使った後ブレードで数体を討伐。
その際、巨人達の群れを見上げながら
「...やっぱり巨人って、素晴らしいな。」
と呟く。
しばらくして大型巨人の発する熱により自身が発火。最後に燃えながらも巨人を討伐した後、立体機動装置のガスボンベにも引火・爆発し、力尽きて炎上しながら堕ちていった。
最後に何を思っただろう、その口には笑みが零れていた...
「……」
「飛行艇は!?」
「飛び立ったよ」
「え…?」
「ハンジ お前は役目を果たした」
巨人の足跡の上で目を覚ましたハンジは、エルヴィンら先に死んでいった調査兵団の仲間らと再会。彼らから無事に飛行艇が飛び立った事、自身がきちんと役目を果たしたと聞いて安堵し、彼らに団長にされたことで色々と大変だったと話し始めるのだった。
「まったく…」
「団長になんか指名されたせいで大変だったよ…」
「エレンのバカがさぁ…」
「あぁ…大変だったな」
「ゆっくり聞くよ」
性別について
ハンジの性別については、作者によって性別不明設定が明言されている。
一部ファンにおいては「アニメでは女性」との誤解があるためか、2023年MAPPAフェスにおいて改めて当初からの性別不明設定が明言された。
もしハンジが女性だったら朴璐美さんをキャスティングしていないとの当時の秘話が明かされたことで、女性説は完全に否定されたといえる。
マツコ氏以外、映画評論家の町山智浩氏、故郷の旧友など、ハンジのモデルになった人々はいずれも男性であり、外見的にもよく似ている。
町山智浩氏はもちろん、旧友氏も2014年里帰り動画があり、YouTubeで確認できる。
なお海外向けでは中性的な扱いか、最低でも男性扱いまたは女性扱い半々が求められている。
参考 講談社Tumblr
https://kodanshacomics.tumblr.com/post/73207971230/hello-i-wanted-to-ask-you-guys-a-question-about
うっかり女性扱いをしてしまうと商品回収などの事態に陥るため要注意。
進撃の巨人の大半のキャラ同様に性別を押し出した描かれ方をしていないが、原作マンガでは初期から最後まで痩身の男性に見えることや、上記の情報、不潔設定、車力の巨人 が男性と認識して何度か嫌悪感をみせているらしい点や、アニメ完結編での描写により、2023年時点で一般に、ハンジは男性か男性寄りの性別不明という認識を持たれている。
ただし男性たちをモデルにした性別不明設定により、初期アニメでは女性的な外見として描かれたため、「ハンジは女性である」というこだわりを持つファンも一部存在する。
作者は読者からハンジの性別についての質問を受け、ブログの2011年3月30日の記事にて
「この質問を受けてそのキャラの性別は明言しない方がよさそうだと確信しましたｗ」と回答しているほか、同ブログでは神聖かまってちゃんの歌『自分らしく』をイメージソングとして紹介することで、改めて性別にこだわらない姿勢を打ち出している。
作画については2023年現在は大幅に男性寄りの描写に修正されている。
女性説に拘るファンの中にはハンジの胸について作者に直接質問した猛者がいて、直々に「そういうの要らないです」と明確に拒否されている。
実在のモデルが居るキャラへのセクハラにならないか考えさせるエピソードである。
pixivでは女性ファンによって女性として描かれることが大半であるハンジだが、
性別不詳という公式設定を重んじるファンや、または男性の元ネタの人々を尊重すべきと考えるファンも存在する。
カップリングものを投稿する際は、誤解を招かないように、ハンジの性別の扱いについて明記することをお勧めする。
ハンジの英語表記はグッズではHans(ハンス)、アニメ・マンガではHanji/Hangeが多い。他にHansiなどもある。
これはハンネスさんと同様に、Johan(ヨハン)またはJohannna(ヨハンナ) の愛称である。
英語ではジョン、聖書では洗礼者ヨハネや使徒ヨハネの例でわかるとおり基本は男性名だが、女性の愛称でもありえる。
公式設定で性別不明キャラではあるものの、『月刊アニメージュ』などのように女性キャラクターのランキングにハンジが載っていることもある。
実写映画キャストは女性だが、ハンジ本人といえる町山智浩氏が脚本を書いているため、身を張ったネタと考えて良いだろう。実写映画との関わりは下記エピソードを参照のこと。
以下講談社『月刊 進撃の巨人 公式フィギュアコレクション 諫山創スペシャルインタビュー第八回ハンジ・ゾエ』より引用
「ハンジに関しては、ハッキリしたイメージソースがありました。実写進撃の脚本を担当していただいた町山智浩さんです。」
「ハンジは町山さんみたいな人なんだと思っていました。実写映画の試写を町山さんと見る ことになったのですが、ハンジの登場シーンを町山さんは大笑いしながら見ていました。」
「ハンジにはもうひとつ、重要な特徴があります。彼または彼女は、「性別がわからない」んです。アニメ(引用者注 １期時点)や映画(引用者注 町山智浩さん脚本の実写)では女性になりましたが、原作ではそこを明らかにしていません。 マツコ・デラックスさんをはじめて見たとき僕は性別がわからなかったんです。」
各種設定資料集や公式ファンブック、キャラクター名鑑なども併せて参照されたい。
余談
上記の通り、ハンジのモデルには、クサヴァーやジークと同じく町山智浩のほか、故郷の旧友やマツコ・デラックスがいる。
講談社から発売された『進撃の巨人空想科学読本』の帯では、「現代日本のハンジ・ゾエこと柳田理科雄氏が巨人を科学的に調査する!!」などと書かれている。あながち間違ってはいない。
関連イラスト
関連タグ
エレン・イェーガー リヴァイ エルヴィン・スミス モブリット・バーナー
カップリングタグ
