『一切合切 食いあらす! サメ使いの フウカ!』
『ええ波 来てるで! その調子や!!あんさんらのええトコ、もっと見しとくれやす!』
CV: 里アンナ
概要
『スプラトゥーン3』に登場するキャラクターで、すりみ連合に所属する一人。英語名は「Shiver」
サメ使いの後継者のオクトリング。一人称は「ウチ」で京言葉を喋り、バンカラジオでは上方落語(もしくは講談)のような振舞いで司会を行う。
名前の由来は恐らく、大型のサメを指す『鱶(ふか)』から(関西方面での鮫の呼び名でもある)。またサメはかまぼこなどの練り物の原料にも使われる。
英語版での二つ名は「Cool Blooded Bandid(血も涙もない無法者)」。
容姿
髪は青色で、切れ長の目をしており、目尻付近にしかないほど狭い目の黒模様が特徴。頭にはねじり鉢巻を乗せている。
そして服の下にはさらしを巻いていることが確認できる。
扇子を携帯し、踊る際や司会の際によく使用する。扇子には紋が入っており、フェスの時のバンカラジオでは幕が貼られていることから家紋と推測されるが、上のイラストでも確認できる通りモチーフは板かまぼこだろう。昇る、または沈む太陽にも見える。
他の所持品には狐面チックなサメ面を持ち、つけていることもある。
人物
フルネームは「頬白 楓火」(ほほじろ ふうか)。
バンカラ地方で代々続く鮫使い「頬白一族」の次期後継者であり、巨大な鮫を操るその能力は一族の中においても稀で、特別な血筋の持ち主が幼少より厳しい鍛錬を積むことで会得できるものらしい。
バンカラジオでは毎回
フウカ「今日もスミからスミまでずずずぃ〜っと塗ってみせやしょう!」
マンタロー「エイエイ!(いよっ!ホホジロ屋〜!)」
と言うやり取りが成されている。
一見クールに思われがちな彼女だが、無邪気に笑ったり、おどけた顔を見せたりと、意外と感情表現は豊か。
バンカラ地方独自の気質からか、本来生真面目なタコ族とは思えないほど奔放なアウトロー気質の持ち主。
ただ面倒見は良い方で、サーモンランでは毎回突っ走ってはヘルプするウツホを青ザメて助けに行くのだとか。
絵が上手いらしく、中学時代には絵画コンクールで入賞したこともある。ただ、すりみ連合としての活動が本格化して以降、絵を描くのはご無沙汰の模様。
お金を数えるのが趣味で、ラジオでクマサンポイントを数えるのもその一つだろう。
京言葉話者らしく、苦言を呈するときには婉曲表現を多用する。
- アプデで新ブキが追加されたとき
→「これは ブキチはんのお話が楽しみどすなぁ…」
- ハイカラシティとの行き来が可能になったとき
→「便利になったさかい、ハイカラもんがぎょ~さん来るようになってん」
- ゼルダコラボフェス告知でウツホが「力も勇気も十分」と調子に乗った時
→「自信たっぷりで うらやましおすな…」
- 第三回ビッグランでシャケがマテガイ放水路に集結したとき
→「ほ~ん、そらまた シュミのよろしいことやねぇ?」
なお、すりみ連合の他の2人、ウツホとマンタローとは三家の会合で幼少期から顔を合わせていたものの、当初は挨拶し合うだけでそれ以上の接点はなかった。
しかし中学生時代、ウツホと同じクラスになったのだが、ウツホに対してはフウカ曰く、「このコちょっと浮いてはったんです。それがなんや危なっかしゅうて、ついつい構ってしもて ……。」との理由で構うようになった。ちなみに当時のウツホもフウカに対して同じことを思っていたりする。
やがてどちらも相手に構っているうちに意気投合。2人とも歌うのが好きだったので、学校の屋上でよく一緒にバンカラ地方の塩辛節などを歌うようになった。
そのうちアカペラに物足りなくなり、隣のクラスのマンタローがピアノ上手だということで顔を出してもらい、これを機会にマンタローとも意気投合したことがNintendo Magazine 2022 winterで語られている。
嗜好
じゃんけんで一番強いと思うのは天に付き出すその姿が勝者のポーズであるのでグー。
無人島に持っていくとしたら道具を持っていく。
パートナーにするなら和ませてくれそうなくさタイプ。
好みの味は刺激が癖になる辛い派。
チョコレートは苦味と香りが最も強いビターチョコが好みとのこと。
霧の立ち込める日に、ネッシーらしきものを見た…という嘘をついていたが、バンカラ街周辺の湖で新生物発見と聞いて「んなアホな!」と驚いていた。やはりネッシーは実在した?
世界のすべてを手にして、好きなだけ願いをかなえる力が欲しいらしい。絶対的な力があれば打ち合いには負けない。
好みのアイスは大本命のバニラ。コーヒーフロートにもクリームソーダにも当然のように乗っており、アイスの代表にふさわしいとのこと。
チョコミントが好きなマンタローに言ってはならない言葉を軽く言い放ってしまっている。
フウカ曰く「グルメどすなぁ」とのこと。
余談
人気
片目隠れ、切れ目、さらし、ロングスパッツ、クールそうな見た目に反したドジっ子、皮肉を交えた京都弁、登場時の身体を反り返させながらする高笑い、とあるシーンでの舌出しなど性癖要素を多く持っており、すりみ連合の中で(少なくとも日本では)最も人気が高い。実際、すりみ連合のメンバーの中で最初に個別記事がピクシブ百科事典に立てられたのは彼女で、2022年9月24日時点ではアクセス数も最多を誇る。
投稿作品数では同日付時点で247件。マンタローの210件よりは多いが、ウツホの418件には負けている。しかしこれは「フウカ(スプラトゥーン)」と「フウカ」の作品がかなり混在しているからと推測され、実際のフウカのイラストはこれよりもさらに多いと考えられる。
混同を避けるため、「フウカ(スプラトゥーン)」でのタグ付けが望ましい。
足の本数について
フウカは人間に変身できるタコとされているが、それにもかかわらず足の本数がイカと同じ10本ある。そのため彼女はタコとイカのハーフでは? と予想されている。
他にも、ハーフではなくそもそもモデルが類似する形態を持つコウモリダコだという説や、8本足の内1本に切り込みを入れて10本に見せかけているという説もある。
男性説について
当初は男の娘説が出されていた。荒唐無稽に聞こえるが、実はそれなりの根拠があり
- 当初、すりみ連合のメンバーの性別は発表されていなかった。
- 見た目が中性的
- オクトリングには目元に黒模様があり男女で模様が若干違うので普通は目元で性別の判別が可能だが、前述の通りフウカは極端なまでに目元に模様が少ないため、判別ができない。
- 海外名も登場と情報初公開と同時に判明したが、ウツホの英語名が「Frye」、フランス語版のトレーラーにおいて「踊るギャングスター」の二つ名が「ウツボの女王」となっている。そしてマンタローの英語名は「BIG MAN」、英語で「デカイ男」を意味する。しかしフウカだけ「Shiver」と唯一名前からは性別を判断できなかった。(一応、日本語版の「フウカ」は一般的に女性名だが。)
- スプラ「3」に登場する、シリーズ初の「三」人組アイドルなので今作では男、女、Xジェンダーという3つの性別の分け方をするのではないか?*とも推測されていた。そうなるとゆるキャラ的なマンタローが性別不明となり、ウツホかフウカのどちらかは男性では?と考察されていたのだ。
しかし発表から数日後、アメリカの任天堂広報はフウカに女性へ使う代名詞“she“を用いたことに加え、公式から女性だとアナウンスされたことで論争に終止符が打たれた。
バグ
バンカラ街のロビー横のスタジオでラジオ放映をしているすりみ連合だが、通行人のクラゲをうまく誘導して体の透明な部分を通してフウカを見ると上着が消失してさらしだけの姿になる現象が確認されている。
一説によると、ゲーム内の透過処理で描画するオブジェクトを2つ以上重ねて表示した際に、一番手前以降のものが非表示になってしまうという透過処理の都合によるもので、フウカの上着は半透明のオブジェクトなので、それがまるまる非表示になってしまいこの現象が発生しているようだ。
関連イラスト
関連タグ
ネタバレ注意
イカ、ヒーローモードのネタバレ注意!
そこなお方、待ちなはれ
このオタカラに目ぇつけるやなんて
ええシュミ してはるなぁ
そやけど…お上品なあんさんには
ちと 似合わへんのちゃう?
一見さんお断り…どすか
まったく いけずな おヒトやね
ウチが れいぎ っちゅうもん教えたる!
おいでやす、先生!
サメ使いの フウカ
ほな、フカすで!
■ヒーローモードでの登場
すりみ連合三人で地下空間・オルタナに盗賊としてお宝探しに訪れ、自身はサイト4「うめたてドリームランド」のボスとして登場。他の二人同様、3号たちをお宝を狙っていると思い込み勝負を挑んでくる。
本来タコにとって恐ろしい猛魚なサメと心を通わせ、自在に乗りこなすシャークライダー。パンクに舌を出した挑発顔は完全に暴走族である。
ステージは円形のフィールドの周りが青いインクの海で覆われており、この外海を「先生」と呼ぶ巨大なホホジロザメに乗って泳ぎながら攻撃してくる。どうやら、このサメは儀式を通じで絆を結んだ特別な個体らしい。
■攻略
そのままではフウカ自身に攻撃は通じないが、「先生」の方にインクを当て続けるとダメージが蓄積し、一色に染めるとダウンしてフウカもステージ中央に投げ出される。これを攻撃すれば段階が進む。
「先生」は宙返りしてヒレからインクの斬撃波を放ってくる。ワイパー系のブキのタテ振りに近い。
ステージの下に潜って噛みついてきたり、勢いよく横断する突進攻撃なども仕掛けてくる。これらの攻撃では「先生」が口を開けるシュチュエーションがあり、そこにボムやコジャケを投げ込むと暴発して、ステージ中央に打ち上げられ大きな隙が出来る。コジャケの場合でもちゃんと吐き出されるのでご心配なく。
実は外周を泳いでいる間も別作品のイカ型のボスの先輩と同じく、インクを当ててダメージを蓄積出来るので、宙返り攻撃にさえ注意しながら攻撃すれば大技を待たずに攻略を早める事も可能。
むしろこのことに気付かなければ物凄い長期戦を強いられる。
■第2段階
えらい元気が よろしおすなぁ…
せんせっ!
せんせっ!しっかりしとくれやす!
さっすが先生!
キッチリお仕置きしたってや!
2段階目からはインクの海にトルネードを展開し、それに乗って2回飛び移った後、レーザーのようなインク放射をしてくるようになる。イカロールでガードできない。
この攻撃の後もしばらく口を開けるため、コジャケやボムを投げ込もう。
■最終段階
…んもぉ~~~
なんやねんアンタ!!
せんせっ!しっかりしぃや!
その意気やで!
先生の本気、見しとくれやす!!
最終段階からはレーザー攻撃を3回連続で使うようになる。おまけに「先生」の移動も速くなる。
ここで「先生」をダウンさせ、ステージ中央のフウカを倒せば勝利となる。
アイタタ…
今回は これくらいにしといたるわ…
これで すりみ連合に勝ったなんて
思わんといてや
ほな、ここは退かせてもらいま…あっ
負けた後はボムを落としてしまい、「先生」共々場外へ吹っ飛ばされる形で撤退する。
■なぜ「先生」と呼んでいる?
フウカはなぜか自分が使役するサメのことを「先生」と呼んでいる。変ではなイカ?
一般的に「先生」と呼ぶ相手は自分より立場が上であったり、知識が豊富である。しかしフウカと「先生」ではどう見てもフウカが「先生」より優位な立場であり、「先生」は能力は凄いが知性が高そうに見えない。
ではなぜフウカは「先生」と呼んでいるのだろうか?
- 仮説①フウカの親も「先生」を使役していた。
フウカの一族は先祖代々サメを使役してきた。そして実際のサメはタコよりも圧倒的に寿命が長い。
つまり一族の世代交代よりサメの世代交代のほうが遅いため、フウカの親から渡された「先生」がフウカよりはるかに年上だから先生と呼んでいる。という仮説である(確かにそう考えると「先生」の英名がMaster Megaだから有力かも)。
- 仮説②時代劇風の用心棒説
「先生」はフウカの用心棒の様な存在である可能性がある。
いわゆる時代劇の用心棒を「先生、お願い致します。」のように「先生」呼びをすることがある。
普通「先生」と呼ばれるのは浪人の武士などだが立場的には
雇う側の商人より上な立場であり、
サメ使いではあるが種族的には食物連鎖の下位である
フウカには「先生」呼びが合うのかもしれない。