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科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌の編集履歴

2023-08-27 22:49:26 バージョン

科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌

かがくてきにそんざいしうるくりむすのかんさつにっし

KAKERUによる漫画作品。秋田書店のWEB漫画サイト「マンガクロス」にて2017年2月より連載。

概要

いわゆる異世界転移ものの一つだが、「科学的に」のタイトル通り、亜人のみならず、『ファンタジー世界が実在するとしたらどんな構造をしているのか』を考察した、

「作者は自分より賢いキャラクターを描けない」

レベルを上げて物理で殴ればいいで体現した作品。


アラクネトレントなど、主にクリーチャーに主眼を置いて考察しており、『内骨格を持つ虫』や『電流を流す事でブレスを吐くドラゴン』。身体的特徴故に女尊男卑の文明を持つアラクネやそもそも結婚文化を持たないハーピィなど、空想生物学・空想文明学好きにはたまらない一冊となっている。

しかしリアルな考察の分、解体セックスなどのエログロも容赦なく描かれているため注意が必要。


魔法が存在せず、さらには科学技術に謎の制約を課せられた世界観であり、主人公の持つ現代の科学知識をそのまま使って無双することはできない。

そのため、主人公含め人間や亜人種たちは基本的に強大なモンスターに対して無力に描かれている。


そのような過酷な世界の中で、主人公が知恵と工夫によって制約をかいくぐり、ユニークな機械や兵器を作り上げて戦うのが本作のもう一つの見どころとなっている。


登場人物

主人公

  • 栗結大輔

壁紙に使えるクリ娘ハーレム王描いてみた。

主人公。生物学科の大学生でアラクネケンタウロスなどのクリーチャー娘が大好き。織津江たちとクリ娘談議をしていた時、急に異世界に飛ばされる。その直後に出会ったネアの手引きでアラクネの里に迎え入れられ、そこで暮らすようになる。

ハーレムを作るという夢を中学生の頃から持ち続けており、事あるごとに「俺はクリ娘ハーレム王になる男だ!」と口にしている。学術的探究心も旺盛でなにかとクリ娘やモンスターの身体構造を調べたがり、一旦そのスイッチが入ると周りが見えなくなりがち。

生物学のみならず物理化学の知識も豊富で、頭の回転も速く応用力にも長ける。既存の武器を魔改造レベルに強化したり、水力を利用した工作機械を考案したりしている。


  • 織津江大志

もう1人の主人公。大輔と同じ学科に所属していた。大輔とは別の場所に転移したらしく、まだ邂逅してはいない。サバイバル技術に極めて優れており、モンスターが跳梁する山奥で3ヶ月もの間生き延びた末に人間の王国に拾われ、熱交換器などの革新的技術をもたらした。

「織津江流古武術」という忍術のような武術を習得しており、現代人とは思えない鋭敏な感覚と戦闘能力を持っている。また、人の心を読むことにも長けているが対人(特に女性との)コミュニケーション能力は高いとはいえず、そのことが原因で人間関係のトラブルを起こし、王国を出奔。

王国出奔後は偶然助けたゴブリン達と暮らすようになり、未踏の地で新天地開拓に身を投じる。


アラクネ

  • ネア

ヒロインの一人。ワンサイドアップがチャームポイント。

病気のラネアを救うためサシヨイ村から麦を盗み出し、追われていたところを転移してきた直後の大輔に救われる。お礼として身体構造を大輔に調べさせ、行き場のなかった大輔をアラクネの里に迎え入れた。後に大輔が異世界人だと知ったラネアの指示で彼のハーレムに加わる。以後、正妻扱い。

普段は礼儀正しく純真可憐な性格だが怒ると非常に怖く、大輔に危害を加える者には一切の容赦がない。


  • アー

アラクネの女たちのリーダー格で、力も最強クラスな鍛冶屋。トレントによって付けられた傷跡が残っており、それを隠すためか、片目隠れ

大輔が異世界人だと見抜き、その知識を使った新兵器や革新技術の提供を依頼した。その際、彼に「禁忌」についても伝えた。大輔が考案した武器や機械の製作も行っている。

後にラネアに唆された大輔と関係を持ち、ハーレムに加わる。


  • ラネア

ネアの母親。アーとは親友同士。

「火の呪い」と呼ばれる病気(風邪)に倒れていたが大輔の提案した治療方法で快復する。

一見柔和な性格だがその実かなりの策士で大輔を里に留めておくためにネアやアーを大輔のハーレムに差し出したほか、自身も色仕掛けで発破を掛けるなどしている。


  • アネラ

アラクネ女性。悪魔の森への行軍途中でトレントに襲われるが大輔の機転で助けられる。

ハーレムには加わらなかったが助けられたお礼として種付けさせている。


ハルピュイア

  • ルピー

ヒロインの一人。語尾に「にゃ」を付ける特徴的な話し方をする。

アラクネの仕掛けた罠にかかるが大輔のハーレムに入ったことで捕食を免れる。アラクネから狩猟対象(しかも大好物のご馳走)として見られているため、常に大輔にくっついている。

飛行能力を活かした偵察を度々行なっており、重要な役割を果たすことがしばしばある。


レッドキャップ

  • レキ

ヒロインの一人。ドレ族の「迎え送る巫女」と呼ばれる役職に就いている。産婦人科医と(間引きとしての)安楽死、宗教娼婦の役割を担い、宗教を管理する立場にある。

大輔に引き取られた生き残りたちのリーダーで大輔を「人間の体を借りて降臨した精霊」に仕立て上げて一族の結束と大輔への忠誠を保たせている。


  • ヒバリ・レイ

二人組のレッドキャップの少女。ヒバリが行動派、レイが頭脳派で互いに弱点を補う関係にある。

自分たちのいたドレ族が壊滅した理由が宗教にあると考え、真実を知るために大輔が本当に精霊なのかどうかを質問する。


マーフォーク

  • カナ

ヒロインの一人。里長の娘でクールな合理主義者。里を救うためイルカに嫁入りさせられる悲劇のヒロイン・・・と周りには思われていたが、実際はイルカを嫌っていないどころか尊敬していた。

大輔が異世界人だと見抜き、ハーレムに加わることと引き換えに知識と技術の提供を求めた。大輔よりも頭が良く、色恋沙汰よりも損得勘定や革新技術に興味があるようである。


  • メイ

カナの従者。サシヨイ村に交易に来た時大輔から身体構造を調べさせてくれと頼まれるがあっさり断り、なおも食い下がる大輔にクラーケン退治を要求する。

価値観が現代人に近く、大輔のハーレム王発言にドン引きしていた。


  • オジサン

カナの父。里長。豪快で少し抜けた性格に見えるが実はカナにそっくりな合理主義者。

名前のイントネーションは富士山と同じ。


  • サーバ

カナの幼馴染み。カナのことが好き。


  • イルカ

カナとは別の里の長。太った醜悪な容貌の持ち主で特徴的な笑い方をする。

また、孫のような歳の女性を多数娶ってハーレムを作っており、メイやサーバには嫌われていた。

ただし見た目と性癖を除けばその実態は有能そのものであり、里長として十分すぎる能力を持つ人格者である(なお、この世界の「里」は小規模な国を指す)。


ケンタウロス

  • タウラ

ヒロインの一人。結婚前に世界を見て回りたいという思いから一人旅をしている。

マーフォークの里で大輔に接触し、故郷の草原に侵入したミノタウロスへの対処を依頼する。その後も大輔達と行動を共にしており、ケンタウロスの文化や価値観を伝えた。

本作のもう一つのテーマである「人間社会の常識検証」を色濃く体現するキャラクターである。


ゴブリン

  • ジャー

ミドリ族の長。山中で一族がモンスターに襲われていた時に織津江に救われ、彼を仲間として迎え入れる。望まれれば織津江に族長の座を譲る気でいる。


  • リン・コリン・フーリン

ミドリ族の少女。織津江に特に懐いている3人。リンがベリーショート、コリンがショートボブ、フーリンが姫カットで見分けが付きやすい。織津江にゴブリンの文化を伝えている。


  • ワカクサ

壊滅したリドミ族の現代表。ジャーと織津江にミドリ族の仲間に加えてくれるよう要請する。

長身で目つきが悪いのがコンプレックスなようで、織津江に親近感を持たれている。


オーク

  • ピグ・タブ・トン

3人組のリドミ族の戦士。リドミ族がミドリ族に降ることを不服として織津江に戦いを挑むが返り討ちにされ、服従を約束させられる。


ヴァンパイア

  • パイア・ヴァン・ヘルシング

ヴァンパイアの女性。偶然見かけた大輔に目を付け、寝込みを襲って吸血&逆レイプを仕掛けた上、催眠術を掛けて自分のペットとして連れ去ろうとする。しかし、大輔に催眠術は通用せず、さらにネアが駆けつけたことで失敗する。

ヴァンパイアの種族特性や社会を大輔に語っていたがいつの間にか愚痴になっていた。


人間

  • サシヨイ村の村長

序盤でネアを追っていたが止めに入った大輔と取引し、盗んだ麦の十倍の食糧を持ってくることを条件にネアを見逃した。後日、食糧を届けに来た大輔にレッドキャップなどの敵性亜人の事を話している。

その後、レッドキャップへの報復攻撃を指揮し、降伏してきたレキ達生き残りを射殺しようとするが大輔に止められる。大輔との再びの取引の結果、彼女らを大輔に渡すことと引き換えに彼から洗濯機や織機などの革新技術を提供される。


  • マークス

サシヨイ村の住民。妻と二人の娘をレッドキャップに殺される。村長が大輔との取引を呑んだ時も反対したが説得を受けて引き下がる。


  • リーン・ケン・ジーンフォース

帝都から来た貴族の青年。現実が見えていない理想主義者。レッドキャップにも人権はあるとして駆逐に反対し、大輔にも賛同を求めるがラネアに黙らされる。

レッドキャップの生き残りを村長達が射殺しようとした時も彼女らを庇い、憎しみを断ち切ることを叫ぶが村長からはその姿勢を無責任だと一蹴される。


  • オサマ8世

オサマ王国の国王。織津江を厚遇すると同時に彼の持つ知識や技術が他国に渡ることを何よりも恐れ、彼が出奔した際は全力を挙げて取り返すよう命じた。


  • ピエーロ

「嘲笑の道化」と呼ばれる本人曰く「国の脳みそに水ぶっかける」役職に就く人物。何を言っても止められず、罰されないが、周囲の人間は彼の言葉を一切無視できる。織津江が出奔した原因を見抜き、国王に善後策を奏上した。

織津江を自身の若い頃にそっくりと評しているが、「魔王」になり得るとして恐れてもいる。


  • メイヤ

織津江にあてがわれたメイド。貴族家出身の才色兼備。本人は恋愛や結婚をしたがっているが、あまりに優秀すぎるが故にほとんどの男は恋愛対象にならず、20歳を越えても結婚相手を見つけられずにいる。(オサマ王国では20代独身は行き遅れとみなされている)

実は諜報メイド部隊を率いるプロのスパイであり、暗殺者。表向きは織津江によく仕えていたが内心では見下しており、彼が王国を出奔する決定打を与えてしまった。

その後、織津江を連れ戻すために死の山脈へと向かうが……


  • オルワ

織津江にあてがわれたメイド。一番小柄かつ年少で純真さを売りにしていたらしい。

織津江を連れ戻すためにメイヤと共に死の山脈へ向かう。


  • パーラ

織津江にあてがわれたメイド。実家の借金を返すために自分を洗脳して織津江と子作りしようとするが断られ、必要分の金貨を与えられて追い出される。この一件以来織津江に惚れ込んだが、実家から戻った時既に彼は出奔した後であり、呼び戻す役目をまっ先に買って出た。

メイヤに従って死の山脈へと向かうが……


  • ノーブレス

女性冒険者。姉をゴブリンに誘拐された過去を持つ少女。ミドリ族の里を襲撃するが織津江の作った兵器によって返り討ちに遭い、繁殖用家畜として飼われることになる。

脱走を試みるが失敗し、織津江に明確な殺意を向けられたことで「捻じ曲げ」と呼ばれるストックホルム症候群のような状態になり、ゴブリンの社会に適応する。以後は仲間扱いされるようになる。


  • オブリージュ

ノーブレスの従者。ノーブレス共々繁殖用家畜として飼われる。

檻の中で織津江との対話により、ノーブレスより先にゴブリンの社会に適応し、仲間扱いされるようになる。


  • ユミ

女性冒険者。仲間共々ミノタウロスに追われていたところを大輔に救われる。その後はアラクネの里に滞在しており、そこで戦争の火種になりかねない革新技術の数々を目撃する。

活動拠点であるシガヒの街がケンタウロスの草原に近く、道案内を買って出る。


その他

  • パピ

ファイアードラゴンの子供。親なしのままアラクネの里に迷い込み、大輔に飼われることになる。大輔やルピーに懐いており、滅多に離れることはない。

子供ではあるが火炎放射は可能でその威力は丸太の柵を軽く焼き落とし、キャタピラーを数体まとめて焼き殺せるほど。


登場種族

多くの亜人種が登場するがほとんどは人間から分かれていったものである。種族同士の仲が悪い場合もあり、友好性亜人や敵性亜人などの区別が存在する。


  • 人間

ヒューマン種と呼ばれ、多くの亜人種の始祖。全種族中最大勢力を誇り、「サシヨイ村」「エペラーン帝国」、「オサマ王国」などの国家や共同体が登場する。

亜人種たちとの間に多かれ少なかれ思想的に相容れない断絶が存在しており、「人間病」なる概念が語られているほか、一部の敵性亜人種からは「麻薬漬けの病気猿」と呼ばれて忌避されている。


  • 異世界人

大輔や織津江のような転移者のこと。作中世界に共通語や文字を伝えたとされる。

既存のそれを遥かに凌駕する知恵や技を持つとされており、あらゆる共同体で重宝されるが、国家間の戦争の火種になりかねない危険物としての側面も持つ。


  • アラクネ

蜘蛛のような下半身と合計12本の手足を持つ種族。力が強く、手数の多さも相まって人間を遥かに上回る戦闘能力を持つほか、蜘蛛のような糸を出すこともできる。この形質を持つのは女性のみ。

女尊男卑社会で、男性は妻もしくは母親の所有物であるが保護対象ともされており、優しく扱われる。子育て期間中を除き女性が狩りや力仕事を担っている。


  • ハルピュイア

腕が翼になっている小柄な種族。高速走行と滑空を併用して飛ぶ「トビウオ型」の飛行を行う。

結婚の概念が存在しない乱婚文化であり、ハーレムに入ることに抵抗がない。また、翼が重くなるという理由から私物も持たない。

アラクネからは鳥だと思われており、狩猟対象である。


  • レッドキャップ

「殺人妖精」と呼ばれる敵性亜人。極めて俊敏で夜目がきく。脚は馬のようになっており、先端には蹄がある。夜戦ではほぼ無敵である一方で、昼間はほとんどものが見えない。

人間を殺害し、その血で帽子を赤く染める文化を持っているがこれは宗教上の理由によるもの。レキのいたドレ族はサシヨイ村の住民を殺害したことで報復攻撃を受け、十数名を残し全滅している。

この宗教は種族全体で社会の根底に根付いているものではあるが、一方で実際に群れを統率する立場にある長や巫女はその教えを決して信じてはおらず、民の心を掌握するための道具として利用している。なお、「敬虔な信徒」が長になってしまったのがドレ族であり、その末路は前述の通りである。


  • マーフォーク

下半身が魚のようになった種族。水中生活に順応しており、エコーロケーション能力まで持っているが陸上では鈍重。一夫一妻制で社会や価値観は現代日本に近い。


  • ケンタウロス

馬のような下半身を持つ種族。亜人種の中でも一際変わった文化を持つ。ケンタウロス社会はフェミニズムの対極を目指した社会とされ、女が「ひれ伏す支配者」、男が「君臨する奴隷」とされている。一見すると男尊女卑に見えるがその実かなり合理的な価値観と社会構造を持つ。


  • ゴブリン

敵性亜人。小柄な緑色の肌と角を持つ種族。人間とは敵対関係にあるがまれに仲間として扱うこともある。製鉄や鍛冶の技術はなく、原始生活を送っている。


  • オーク

敵性亜人。大柄で筋肉質な肉体を持つ。男性しか存在せず、他種族の女性との間に子を作る。人間には「強姦魔」と呼ばれるがその実態は母親側の種族に逆らえない奉仕種族である。


  • ヴァンパイア

敵性亜人。体格の割に力が強く、瞬発力に優れる。人間の血液が好物だが、これは消化器官の問題で固形物を摂取できないため。人間より上位の種族と自認しており、人間を家畜として飼っている。

女性の人権保護と社会進出を追求した結果、非常に窮屈で生きづらい社会になってしまっている。


禁忌

科学技術に対する謎の制約。火薬・電気・蒸気機関・内燃機関が禁じられており、これらに相当するものを作った場合、モンスターの大群に襲われて城塞都市でも滅ぼされる。そのため、動力源は全て人力や家畜、水力などの自然由来のエネルギーである。


登場モンスター

  • ワイバーン

飛行型のドラゴン。大輔が異世界に来た時最初に目撃したモンスター。地上を走り、加速することで風のない場所でも飛び立つことができる。


  • スライム

無数の小さなミミズのような生き物が集まった群体生物。筋肉になるものや骨になるものが役割分担しており、跳躍や素早い動きを可能にしている。

噛まれると蓮コラのような小さな傷が無数に付くため、トラウマになりやすい。


  • トレント

樹木に擬態し、不意打ちで襲ってくる巨大なモンスター。刃物や炎で攻撃しても死なず、力も非常に強いため、アラクネの戦闘力をもってしても歯が立たない。そのため、殺せない存在だと思われていた。

植物に擬態した動物であるが、既存のどのグループにも分類できない未知の生物。

大輔は「クトゥルフの生物に遭遇した気分だ」と称した。


  • リビングデッド

動く死体。比較的簡単に倒せるが切り刻んでも動き続ける上、人間よりも力が強い。

その正体は「肉虫」と呼ばれる小さな生き物が死体の筋肉部分に大量に入り込み、筋肉の役割を代替したもの。スライムと違い、骨は作れないため、死体の骨を使って重量を支えている。


  • レッサーデーモン

ヤギのような双頭とコウモリのような翼を持つ巨人型モンスター。人間と同じくものを掴んだり投げたりするのに適した身体構造を持ち、投石や打撃武器で攻撃してくるほか、どんな傷を負っても死ぬまで戦い続けるという厄介極まりない性質がある。

アーからは母親の仇として敵視されている。


  • ジャイアントスコーピオン

巨大なサソリのようなモンスター。一見節足動物だが内骨格であり、気門が肺に進化している全く別の生物。「骨サソリ」と呼ばれている。


  • ファイアードラゴン

地上型のドラゴン。生体電気の火花を体内で生成した可燃性ガスに引火させての火炎放射が可能。眼を保護するための膜があり、火炎放射時に閉じる。

成体が吐く炎は現代の火炎放射器並みの飛距離50メートルに達する。

明確に姿を表したのは今の所パピくらいだが、ファンタジー最強の座は『この世界』においても変わらず、子竜の時点でアラクネが恐れ『重戦車』と呼ばれるキャタピラーが思わず逃走するほどの脅威である。


  • クラーケン

巨大なタコのようなモンスター。腕が10本ある。マーフォークの漁場を占拠していた。

ただでさえ強力な上に知能が人間並みに高く、討伐に向かってきた人間の艦隊を返り討ちにできるほど。

巨影との戦いの果てで見えた光景は、『この世界』の底知れなさを思い知らされる。


半魚人のようなモンスター。えら呼吸であり、魚から進化したと思われる。クラーケンの餌でありながらクラーケンを崇めている。


  • コカトリス

鶏のような頭を持つ羽毛恐竜に似たモンスター。人間の悲鳴を真似た「人釣り」を行い、石器を使いこなすなど高い知能を持つ。


  • ゴーレム

土塊でできた巨人型モンスター。「ダンジョン」と呼ばれる地下迷宮を守る古代の魔法兵器とされる。力が強く、矢も刃物も通用しないため、近づくことさえできない相手。

その正体は草でできた鎧に土を付けたものを纏った大型の類人猿だと思われるが詳細は不明。


  • ミノタウロス

人の腕と肩を持つ牛のモンスター。普段は比較的大人しいが、必ず復讐するという性質があり、仲間が殺されると大挙して復讐に向かい、殺された仲間と同じ数の敵を殺す。10より大きい数を認識できないため、10体以上殺すと手がつけられなくなるらしい。


  • キャタピラー

トゲの生えた巨大なイモムシのようなモンスター。ジャイアントスコーピオン同様、節足動物に似ているが内骨格。雑食で肉が好物。強固な装甲を持ち、並みの矢や槍では傷つかないが炎の熱や酸欠には弱い。

ドラゴンを恐れており、パピを見ただけで逃げたほど。


  • レッサーリザードマン

死の山脈に生息するリザードマンのような小型竜。馬より足が速く、強固な鱗を持つ上、集団で行動し、簡単な道具を使いこなす脅威度の高いモンスター。


余談

本作において、生物オタクな大輔はモンスター娘クリーチャー娘。略して『クリ娘』と読んでいるが、これはモンスターが『空想の生物』に対するニュアンスなのに対し、クリーチャーが『実在するかもしれない生き物』に近い意味合いを持つことに由来すると思われる。

作者であるKAKERU氏のこだわりが窺える。



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