多摩センター駅
たませんたーえき
概要
東京都多摩市落合1丁目に所在し、小田急電鉄多摩線と京王電鉄相模原線及び多摩都市モノレールが交わる駅である。このうち小田急と京王の駅に関しては、隣の永山駅と同様にそれぞれ「小田急多摩センター」「京王多摩センター」と、社名を冠した駅名が正式名称となっている為、狭義の「多摩センター」駅は最後に出来たモノレール駅だけになる。
和訳すると多摩中央駅になる。「○○中央」と名乗る駅は多いが、施設名称由来ではなく地域の中心という意味での「○○センター」駅は珍しい。
余談であるが当地には”多摩センター”という施設は存在しない。また”ニュータウンの中央”のセンターという意味ではかつて存在した新交通に同様名称の駅があった。
サンリオピューロランドの最寄り駅という事もあり、小田急、京王多摩センター駅にはサンリオキャラクターが随所に描かれている。また駅近くにベネッセ東京本部もある事から「しまじろう」のモニュメントがある広場もある。
小田急や京王からパルテノン多摩は改札から出た上にあり、途中にはイトーヨーカドーがある丘の上プラザ、ジュンク堂書店、北野エース等が入居するココリア多摩センターが建つ。
駅から南東部にはサンリオピューロランドが存在し、途中には飲食店やゲームセンターなどが存在。
駅の南側に、京王バス、神奈川中央交通が乗り入れるバスターミナルがあり、永山駅や聖蹟桜ヶ丘駅といった多摩市内にとどまらず、隣の日野市や八王子市、町田市に跨がる路線も観られる他、共同運行路線も多い。
更に多摩都市モノレールと接続している事、線形等も相まって多摩市のバスの中心が、聖蹟桜ヶ丘駅からこちらに転移しつつある。
2018年度に京王相模原線は当駅以東は加算運賃廃止され、小田急は登戸駅以東が複々線化された影響でモノレールの北限にある高幡不動駅～京王新宿駅間が同額になったため、こちらに利用者がシフトしつつある。
更にモノレール自体も町田駅延伸計画が存在する。
仮に町田延伸した場合、小田急の方も会社独自の運賃改定などがなければ新宿駅～多摩センター駅or町田駅が同額なので、延伸後はセルビア町田のアクセスと併せて、通勤でも当駅の増加が見込まれる。
駅構造
京王電鉄
島式2面4線の高架駅で、橋本方面に折り返し線がある。相模原線内で唯一緩急接続が行われる駅。
小田急とは永山駅まで併走している。
サンリオピューロランドのテーマソング「ピューロマーチ」が電車接近メロディとして使用されている。
小田急電鉄
相対式2面2線の高架駅である。
開通当初は島式2面4線であったが、後年の唐木田延伸に伴い､待避線を使用しなくなった事から、2面4線に縮小する工事が行われた。
但し、設備そのものは残されており、将来的に相模原方面の延伸次第で再開する可能性もある。
利用状況
京王電鉄
- 2022年（令和34年）の１日平均乗降人員は74,516人である。
- 京王線の駅では第9位で府中駅を抜いた。
小田急電鉄
- 2022年(令和4年)の１日平均乗降人員は43,358人である。
- 小田急の駅では伊勢原駅に次いで第23位。
多摩モノレール
- 2022年(令和4年)の1日平均乗降人員は、33,450人である。
- 多摩モノレールの駅としては立川北駅に次いで2位。
- コロナ禍で一時は落ち込んだものの京王相模原線の加算運賃廃止もあって新宿駅～当駅は京王線と交わる新宿駅～高幡不動駅間と運賃が同額になったこともあり、小田急との乗り換えも聞く当駅に利用者がシフトしてV字回復が他駅より大きい。
年度別利用状況比較表
| 事業者名 | 京王電鉄 | 小田急電鉄 | 多摩モノレール |
|---|---|---|---|
| 年度 | 乗降人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
| 2008年(平成20年)度 | 84,175人 | 44,827人 | 33,864人 |
| 2009年(平成21年)度 | 84,161人 | 45,705人 | 34,491人 |
| 2010年(平成22年)度 | 82,803人 | 46,986人 | 34,822人 |
| 2011年(平成23年)度 | 81,249人 | 46,253人 | 34,040人 |
| 2012年(平成24年)度 | 81,841人 | 47,290人 | 34,902人 |
| 2013年(平成25年)度 | 85,284人 | 48,961人 | 36,210人 |
| 2014年(平成26年)度 | 84,345人 | 48,554人 | 36,042人 |
| 2015年(平成27年)度 | 86,217人 | 49,809人 | 37,105人 |
| 2016年(平成28年)度 | 87,551人 | 50,585人 | 37,036人 |
| 2017年(平成29年)度 | 87,411人 | 50,319人 | 36,665人 |
| 2018年(平成30年)度 | 90,216人 | 51,318人 | 37,104人 |
| 2019年(令和元年)度 | 90,353人 | 51,315人 | 37,449人 |
| 2020年(令和2年)度 | 58,026人 | 31,339人 | 19,483人 |
| 2021年(令和3年)度 | 65,805人 | 37,375人 | 25,271人 |
| 2022年(令和4年)度 | 74,516人 | 43,358人 | 33,450人 |
