「仕方がない、気乗りはせんがこのオヤ・マー博士が手を貸してやろう」
「ルイージくん、キミの仲間やキノピオくんのことよりも何よりも、わしのために一匹も多くオバケを捕まえて来いよ!フェッフェッフェ!! 」
概要
『ルイージマンション』の舞台・テレサの森でおばけの研究をしている博士。
元々はドッスン・ボルケーノにて火山の歴史やドッスンの研究を営んでいたが、研究所が噴火で壊れてしまったためにテレサの森に移住。少なくとも20歳の頃からテレサの森付近で住んでいた。
火山にて研究をしていた頃には、26歳前後のマリオとルイージが赤ちゃんだったので、このことから逆算すると博士は40~50代である可能性が高い。ただし、初登場作品であった『ルイージマンション』においてはラスボス戦後に「苦節60年、オバケが怖くて仕方なかった頃の事を思い出す」と語っており、少なくとも60年は生きているかのような発言もしている。
一人称は「わし」で、定型的な老人口調でしゃべる。相手への二人称は「~くん(ルイージくん、マリオくん)」と呼ぶ。両利きであり、牛乳ビン底メガネが特徴。かなり小柄で、足腰が弱いらしい。特徴的な髪型は若い頃から変わらず(ただしその時代では茶色の髪の毛をしていた)、ルイージはそれをちょっとだけ憧れている模様。
担当声優は戸高一生氏。ヨッシーやとたけけの声の人としても知られる。
性格
『ルイージマンション』ではオバケに襲われそうになったルイージを文句を溢しながらもオバキュームで助けたり、兄が行方不明だと聞きつけると自ら進んでマリオ捜しに協力してくれるなど比較的普通の優しい性格であった。
しかし『ルイージマンション2』からは自分勝手で自惚れがちなところが顕著になり、ルイージを無理やり連れてきてオバ渓谷でダークムーン探しをさせたり、自分を頻繁に「天才」と呼んだり、挙げ句の果てには助手として派遣して行方不明になったキノピオを存在すら忘れるなどとやりたい放題。
『ルイージマンション3』ではオバケを見るなりルイージを置いて走り去ったり落ちてきた絵画に驚いたルイージを見て指をさして笑ったり、挙げ句ルイージに対し「キミの仲間やキノピオくんのことよりも何よりもわしのために一匹も多くオバケを捕まえて来いよ」という自己中過ぎる台詞まで言い放つなどさらに酷くなった。 それでいいのか任天堂。
ただしルイージや助手(キノピオ)たちのことがどうでもいいというわけでは無く、最後のGC転送では帰って来れなくなる可能性があるということにガチ泣きしていた。
オヤ・マー・サイエンス社の代表であり、『マリオ&ルイージRPG』では彼がオーナーをつとめるカフェが登場しているなど、見た目に反していろいろ凄い。
おそらく『ルイージマンション』の後の時系列に当たるであろう、『スーパーマリオサンシャイン』では発明品が登場しているが、本人は未登場。
ルイージの特殊的なパートナーともいえ、特に『マリオパーティ6』の「トラップファクトリー」で、ルイージでプレイすると専用の台詞が聞ける。
発明
彼の発明品は、作品の始まりにつながっている物が多いという立役者的特徴もある。また下記の物の他にも『マリオ&ルイージRPG』ではエライフォースやドッペルさいふなどの小物も発明している。
オバキューム
『ルイージマンション』で登場。おばけを吸い込むことができる道具で、ルイージの専用武器ともいえる。その威力はルイージマンションだけに留まらず、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズの最後の切りふだや『MARIO SPORTS MIX』などでもいかんなく発揮してくれる。
『マリオカートDS』ではルイージのカートとして登場。スピード、加速、ハンドリングが高水準という、「他のシリーズならば」文句無しに最強を名乗れる超性能。実際本作においてもかなり優秀。
『マリオ&ルイージRPG』ではこれを大型に改造しジェットエンジンを付け高速移動できるようになったスーパーオバキュームも登場する。
ゲームボーイホラー/ドコデモシャベレ~ル(DS)/バーチャルブー(VB)
ルイージマンションシリーズに登場。
ドコデモ博士とシャベレたり、物やオバケをサーチしたり、マップを見れたりと高性能。もちろん元ネタは全て任天堂の携帯ゲーム機。
因みにバーチャルブーの説明の際「発売したら大ヒット間違いなし!」と豪語していた。なお現実のVBはというと…
ゴーゴーカメラ(GC)
『ルイージマンション2』にて、ルイージを各地の建物に転送する監視カメラ&モニター型装置。
3DS版『ルイージマンション』でも後述のグーイージを過去に送った。
ルイージやキノピオ、ダークムーンを小さな四角い物体に分解して転送する。物理法則……
毎回ミッションクリア時にどこからともなく現れるが、どこから来たのかは謎。
名前の元ネタはゲームキューブ(GC)。
「GC、スイッチオ~ン!」
ポンプ
『スーパーマリオサンシャイン』で登場。放水や移動の補助ができるほか、マリオなどとの会話などもできる。マリオの専用武器。後にスマブラシリーズでも登場。ちなみに、オバキュームやマジックブラシとは違って、スポーツゲームにて必殺技として登場したことがない。
『マリオ&ルイージRPG2』ではこれと似た大型機スーパーポンプが登場する。過去のオヤ・マー博士がベビィポンプに刺激を受け、未来の博士が開発する。
マジックブラシ
『スーパーマリオサンシャイン』で登場。描いたものは実体化する。クッパJr.が所持し、これを使って騒ぎを出した。オバキュームと同じく、スポーツゲームでもよく使用している。
なお、近年の作品では博士のマークがクッパJr.のマークに変わっているアートワークが見られるようになり、マジックブラシが元々博士が開発したアイテムである事が分かりにくくなっている。
変身スカーフ(?)
スーパーマリオサンシャインにてクッパJr.がニセマリオに変身する時に身に着けていたもので、正式な名称は不明だがスカーフみたいな青色の変身アイテム。(マリオのヒゲがクレヨンか何かで描いた模様がある)多分、博士の発明品。
タイムマシン
『マリオ&ルイージRPG2』に登場。
原動力はコバルトスターという青い星型の宝石だが、タイムマシンに乗って過去のキノコ王国に向かったピーチ姫が行方不明になり、代わりに過去のキノコ王国から戻ってきたボロボロのタイムマシンからゲドンコモンスターGが現れた事をきっかけに『マリオ&ルイージRPG2』の物語が始まる。エピローグではタイムトンネルのエネルギーを使う形で改良しており、壊れたタイムマシンの修理を終えた様子が描かれている。
ベースラボ
『ルイージマンション3』に登場した、両手で持てるほど小さく出来る移動式研究所。
オバケのギャラリー等の機能も満載で便利。
グーイージ
『ルイージマンション2』の時代のオヤ・マー博士が創ったオバケエネルギーとルノマングリーニーコーヒーを掛け合わせて誕生した緑のジェル状の物質「グー」でできたルイージそっくりの生命体で3DS版『ルイージマンション』の協力プレイの2Pキャラクター。
炎が弱点だが、何度やられても復活する…要するに不死身である。
『ルイージマンション3』ではルイージと切り替える事で操作ができ、ルイージでは進めない鉄格子や危険な罠の上をすり抜けられることが可能。
余談
数少ない人間キャラの中で、頭脳派キャラであり足腰が弱いためなのか、2023年現在でも未だに彼を操作キャラとして使うことは出来ない。最近では、初代ヒロインであるポリーンが長い冬の時代を経てようやく晴れ舞台に立った事情もあり、プレイアブルに関する事については彼女に遅れを取っている感じが否めなくなっている。
ただし『スーパーマリオメーカー』では、発売後に追加されたキャラマリオ(本人ではなくマリオの変身)として操作可能になる。
関連タグ
成原成行:『究極超人あ~る』の登場人物で、オバキュームのような幽霊を吸い込む掃除機を製作。
モッコ(ゼルダの伝説):『ゼルダの伝説 風のタクト』の登場人物。顔が似ている。