マジックブラシ。これでお絵描きすると願いが叶うんだ!
概要
『スーパーマリオサンシャイン』で初登場したクッパJr.の使う筆型のアイテム。
この絵筆を使うと絵の具を撒き散らす他に描いた物を実体化させ、更に使用者の姿を変化させることも出来る。撒き散らされた絵の具は水で洗い流されるまでドロドロの状態で地面に留まり続け、さらにそこからモンスターも発生する。
実際、劇中に登場したモンスターの大半は、倒された時に元の絵の具の状態に戻って消滅する描写が見られる。
これを使ってクッパJr.はニセマリオに変身してドルピック島を絵の具まみれにし、更にマリオに濡れ衣を着させるのを成功した。
筆の付け根には「オヤ・マー・サイエンス社」のマーク(オヤ・マー博士のシンボルマーク)が描かれており、同じくオヤ・マー博士によって作られたポンプにもこのマークが見られる。ちなみにクッパJr.は「白い服着たヘンなおじさんからもらった」と言っており、どういった経緯でオヤ・マー博士がクッパJr.に渡したかどうかは不明になっている(彼が悪用するつもりがないと思って善意で渡した可能性もあり、単に盗んだ可能性もある)。
ゲームキューブが現役時代の頃はよく登場しており、必殺技などでクッパJr.が使用する場面が多かったが、『NewスーパーマリオブラザーズWii』でクッパJr.クラウンを使用してからはそれに変わる形で使用頻度が減ってしまう。
ただ、忘れられたわけではなく、『マリオ&ルイージRPG4ドリームアドベンチャー』や『マリオ&ルイージRPG3 DX』の「クッパJr.RPG」、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズなどの外伝作品や外部作品で使用されることもある。特にスマブラではクッパJr.の最後の切りふだとして起用されている(さらにこちらでは新たにクッパ7人衆も使う)ため知名度は再び上がったと思われる。
そして、『スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド』では、フューリー化したクッパに立ち向かうため、「クッパJr.が『サンシャイン』にて精神・身体の両面においてマリオを徹底的に苦しめたマジックブラシを用いてマリオと共に戦う」という、誰も想像することなかった物語が展開されることとなった。
それ以外にもフューリーワールドには、シャインが猫耳化した「ネコシャイン」を集めることとなったり、ドルピックタウンの太陽の門のシンボルシャインが汚れていたことと同様に「ギガベル」が真っ黒になってしまっているなど、『サンシャイン』の要素が濃く用いられている。
ちなみにこの作品ではオヤ・マー博士のマークがクッパJr.のマークに変わっており、以降の公式イラストでもクッパJr.のマークになっているものが散見される。