ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

キルケーの編集履歴

2023-10-03 23:19:59 バージョン

キルケー

きるけー

ギリシャ神話に登場する魔女。及びこれを元としたキャラクター。

概要

ヘリオスの娘とされる。魔術と薬学に優れ、毒薬で人間を動物や魔物に変えることができた魔女。オデュッセウスの部下をに、美女スキュラの下半身を多頭の怪物に変えてしまったエピソードなどが有名である。


神話

ある所に、スキュラという美しい娘がおり、多くの男達が彼女に求婚したが、スキュラは恋愛や結婚に興味がなく、全て断っていた。そんなスキュラに惚れた男の一人に、グラウコスという名の海の神がいた。グラウコスはスキュラに求婚するが、グラウコスの人間離れした姿に恐れを抱き、他の男と同じように断り、逃げ出した。諦めきれないグラウコスは、薬草作りで名高い魔女キルケーに惚れ薬を作ってくれるよう依頼した。ところが、キルケー自身がグラウコスに恋してしまい、嫉妬心からスキュラを怪物に変えてしまった。怒ったグラウコスはキルケーの元を去っていった。


また、イアソン率いるアルゴナウタイが帰還する途中、メーディアが犯した弟殺しの罪を清めた。


トロイア戦争の後、帰国しようとするオデュッセウスの船団が島を訪れた時、キルケーの宮殿にはライオンと凶暴な動物が何匹も集まっていたが、彼らは船員達にじゃれるばかりで襲っては来なかった。彼らはキルケーに変身させられた被害者達だった。

キルケーは船員達をもてなし、豪勢な料理を振る舞うが、それを食べた者達は皆豚になってしまった。しかしオデュッセウスだけは、ヘルメスから魔法の薬草モーリュを事前に授けられていたため、動物にはならなかった。キルケーはオデュッセウスを気に入り、船員達を元に戻すと、一年の間宮殿で暮らした。ふと船員の一人が帰るべきだと忠言すると、オデュッセウスは目を覚まして島を後にしようとした。キルケーは引き止めようとしたが、渋々認め、オデュッセウス達に食料と飲み物を与え、海域の先に潜むセイレーンカリュブディス、スキュラなどの怪物の情報と攻略法について教え(スキュラについてはキルケーの責任なのだが)、彼らを送り出した。


ギリシャ神話の系譜においては、魔女メーディアの父アイエーテスや、ミノタウロスの母パシパエとは兄弟(叔母)である。また異説ではメディアとともに魔術と冥府の女神ヘカテーの娘(姉妹)とされる。

ヘシオドスの叙事詩『神統記』に登場するラティヌスはオデュッセウスとキルケーの子とされている。


創作での扱い

Fateシリーズ

キルケーはヘカテーと並び、メディアの師匠とされ、これは上記の系譜から作られた二次設定であると考えられる。

恐竜戦隊ジュウレンジャー

第8話「恐怖!瞬間喰い」に登場した怪人ドーラキルケ」は魔女の姿ではなく、豚に変えられたオデッセウスの部下がモチーフだった。

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

作中にてケネス・スレッグが自らの「キンバレー部隊」の隊名を魔女キルケーの名と逸話にちなんで「キルケー部隊(ユニット)」と改名するシーンがある。

ラストオリジン

バイオロイドキルケーは人類滅亡前にハロウィンパークでコンパニオンとして、ダッチガールらがC地区で残虐な拷問ショーの末に命を奪われるのをずっと見続けてきた。

その時の贖罪の念をぬぐい切れず、酒を手放せないという。

DCコミック

ワンダーウーマンアンタゴニストとして1949年に初登場。1988年TVアニメ版『スーパーマン』、『ジャスティスリーグアンリミテッド』、『Justice League Action』にも登場している。


関連タグ

Circe(Κίρκη)


ギリシャ神話 魔女 メディア ヘカテー

オデッセウス スキュラ


外部リンク

キルケー - Wikipedia

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました