クマさん、概要を書く
2014年、オンライン小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載開始。
イラストは029が担当。既刊19巻+特別編1巻。
2018年4月、主婦と生活社のWebコミックサイト「コミックPASH!」にてコミカライズ開始。他、ニコニコ静画やpixivコミックでも配信中。
作画担当はせるげい。既刊10巻。
2020年9月から「PASH UP!」にてスピンオフ漫画『くまクマ熊ベアー ~今日もくまクマ日和~』が配信されていた。作画担当は佐藤ユキノリ。全2巻。
2022年12月から同じく「PASH UP!」にて完全オリジナルストーリーのスピンオフ漫画『くまクマ熊ベアー ~ユナのよりみち手帖~』が配信されている。作画担当は滝沢リネン。
2016年には『熊熊勇闖異世界』のタイトルで台湾角川から翻訳版も発売されている。既刊8巻。
ネットゲームそっくりな異世界に飛ばされてしまった引きこもりの少女が、神様から貰った装備である熊の着ぐるみを身に着け冒険するファンタジー作品。
クマさん、あらすじを説明する
15歳から諸事情で引きこもり生活を送っている主人公のユナ。
日課となっているVRMMORPG「ワールドファンジーオンライン」にログインすると、神様のいたずらにより、レア装備である「くまセット」を装備した状態で異世界に飛ばされてしまう。
しかたなくそのへんをうろついていると、女の子が狼らしき獣に襲われているところに出くわしたため、獣を蹴散らして女の子を助ける。
結局その子の案内で街に連れて行ってもらい、冒険者として生計を立てることにした。
クマさん、登場人物を紹介する
本作の主人公。15歳の少女だが学校に行かず引きこもっている。
株でしこたま儲け、一生遊んで暮らせるほどのお金を持っているおクマん長者であり、世間体を気にする毒親に一億円を叩きつけて黙らせ、たかりに来る前に内緒で高級マンションの一室に引っ越していた。
日課であるVRMMOがアップデートされたためログインした所、神様の悪戯でゲームにそっくりな異世界に飛ばされてしまった。
レベルも1に戻されてしまったが、もともとかなりやりこんでいたことに加え神様が資産を異世界のお金に換金してくれた上、アップデート記念プレゼントであるレア装備「くまセット」のあまりのチートぶりもあって特に苦労もなく、異世界で元々の特技である料理を生かしパン屋と食堂を経営して暮らすことにしている。ただし出来ないこともそれなりにある為、そこは仲間に頼っている。
「くまセット」はレベルが上がると強化され、スキルも覚えるチート装備。譲渡不可。
くまゆる(CV:宮島えみ) / くまきゅう(CV:黒瀬ゆうこ)
ユナの召喚獣。黒いくまゆると白いくまきゅうの二匹。両手についているパペット人形から召喚される。
人の言葉は解るが、喋る事は出来ない。敵を検知や薬草探しなど、ユナ本人も知らない特技を多数持っている模様。
また、ユナのスキルで通常サイズからぬいぐるみサイズまで変更自在。汚れてもユナが送還して再召喚すれば元に戻る。
甘えん坊で片方だけを構いすぎるともう片方が拗ねていじける。
フィナ一家
ユナが異世界で最初に合った少女。10歳。
冒険者ギルドで魔物の解体を手伝っている。ユナにとっての命の恩人。
後頭部の大きなピンクリボンがトレードマーク。
クマさんファンクラブの副会長。
純真無垢な性格だが、解体作業中の来客の際に、血塗れでナイフを構えた状態で応対した上に、それで驚かれてもキョトンとしたりとややズレた面を見せることも。
フィナの妹。7歳。
いつも母親であるティルミナと一緒にいる健気な女の子。
フィナほどではないが、解体作業ができる。
フィナ・シュリの母親。可愛すぎる人妻その1。
不治の病に犯されており、病状の悪化で死にかけたところをユナに救われる。回復後は以前から想いを寄せられていたゲンツからプロポーズされ承諾し再婚する。今はユナの元で事務作業をおこなっている。
これでも元冒険者だが、さすがに復帰は家族総出で止められている。それでも、元冒険者故の反射神経は顕在なようで、『今日もくまクマ日和』では孤児院の仕事を手伝いつつ、(ギャグ描写込みとはいえ)死角から飛んできたボールを片手間にキャッチする離れ業を見せている。
ゲンツ(CV:鶴岡聡)
冒険者ギルドで働いている。冒険者を辞めたあと、冒険者ギルドからスカウトされた。
ロイ亡き後、ティルミナが病気にかかり、二人の娘であるフィナとシュリの面倒を見ているため、結婚する以前からもフィナとシュリのことは娘同然に大切に思っている。
ティルミナの回復後ユナに背中を押され、ティルミナと結婚しフィナとシュリの義父となる。
ロイ
ティルミナの元夫。故人。
元々はティルミナ・ゲンツの三人でパーティを組んでおり、その後解散しティルミナと結婚。その後一人で依頼を受け帰って来れなかったという。
彼が亡くなってからは、かつての友であったゲンツが彼の家族であるフィナ達の面倒を見ている。
フォシュローゼ家
クリフ・フォシュローゼ(CV:遊佐浩二)
ユナの拠点となるクリモニアの街の領主。
領民に愛される気さくな領主を目指しているが、締める所は締めれるできる男。ユナのチートぶりに頭を悩ませつつ頼りにもしている。
部下の不正を見抜けず衰退を許した孤児院に、自ら頭を下げに行くなど人格者である。
エレローラ・フォシュローゼ(CV:巽悠衣子)
クリフの妻。可愛すぎる人妻その2。普段は国王であるフォルオートの補佐をしている為、王都で暮らしている。
年齢は35歳だが、10歳は若く見える美魔女。
『今日もくまクマ日和』では怒ると怖い強キャラと化している。
ノアール・フォシュローゼ(CV:日高里菜)
クリフの娘。愛称は『ノア』。10歳。普段はクリモニアにいる。
ユナのことが大好きで、自分で作った「クマさんファンクラブ」の会長をしている。
フィナとは身分を超えた友人となる。
シア・フォシュローゼ(CV:水瀬いのり)
クリフの娘であり、ノアールの姉。ユナと同い年の15歳で、良き友人。
王都の学園に通っており、エレローラと共に暮らしている。
オフィシャルファンブックによると「ユナが学園に通う展開を書くことになったら学友にする」ために登場させた裏話があるらしい。
ロンド(CV:手塚ヒロミチ)
フォシュローゼ家の執事。
有能かつ忠実で、クリフが最も信頼している部下。
ララ(CV:市邑咲)
クリモニアのフォシュローゼ家で働くメイド。
ノアのお付きのひとり、かつ教育係のひとりでもあり、結構活動的なノアに手を焼く事もしばしば。家(での勉強)を抜け出したノアを追う様は「いつの間にか追い付いて隣に控えている」という形になるため実は軽くホラー。
グージュ / ラーボン
フォシュローゼ家の護衛。
グランの誕生パーティーに向かう道中、クマハウスに泊めてもらう。
スリリナ
王都のフォシュローゼ家で働くメイド。
クリモニア
冒険者ギルド
ラーロック(CV:多田野曜平)
クリモニアの冒険者ギルドのギルドマスター。筋肉が目立つ男性。
ユナが冒険者ギルドでトラブルにあった際に、謝罪を行い、その後も何度か接点がある。
ユナからは筋肉のせいで冒険者ギルドのギルドマスターとしか呼ばれない。
冒険者ギルドの受付嬢。
クリモニアの冒険者。金髪(アニメ版では銀髪)で細身の美人の魔法使い。常識人。
元はデボラネパーティーの臨時メンバーだったが、彼の素行に愛想をつかしパーティーを抜ける。一度お姫様だっこされてから、ユナの着ぐるみの触り心地を気に入っている。
ギル(CV:中島卓也)
クリモニアの冒険者。大柄で体格のいい男性。無口だが優しい性格。子供に好かれる。
元はデボラネパーティーのメンバーだったが、ルリーナと同時にパーティーを抜ける。
デボラネ(CV:大泊貴揮)
クリモニアの冒険者。素行が悪い粗暴な人物で、ギルドに着いたばかりのユナに絡み、ボコボコにされる。ただし、ふざけた態度の新人が嫌いなだけで実は冒険者としては結構真っ当な人物であることがweb版で語られており、必要とあらば自分の感情を押し殺してユナに頭を下げて助力を乞うことも辞さない。
ユナのことを快く思っていないのはアニメ版でも変わらないが、OPでは何故かルリーナとセットで仲間キャラ様に描かれている他、くまさんの憩いの店がオープンした際には普通に客として来店し、ランズと共に料理に舌鼓を打っていた。
ランズ(CV:広瀬裕也)
クリモニアの冒険者。口が悪い。
デボラネパーティーのメンバー。パーティーで唯一デボラネを慕っている。
孤児院
ボウ(CV:岡村明美)
クリモニアの孤児院の院長。眼鏡をかけた年配の女性。
リズ(CV:徳井青空)
クリモニアの孤児院で働いている若い女性。
くまさんの憩いの店
モリン(CV:甲斐田裕子)
『くまさんの憩いの店』店主。
恰幅がよく、姐さん気質の女性。王都で開いていたパン店を悪徳金融に潰されかけていた所をユナに救われ、恩返しもあり彼女のスカウトを了承した。パンの味は王宮料理長であるゼレフが認めるほど。
カリン(CV:新田ひより)
モリンの娘。『くまさんの憩いの店』店員。
くまさん食堂
ミリーラの町で父デーガと共に宿屋を営んでいた少女。料理が上手く、その腕を見込んだユナにスカウトされ、『くまさん食堂』をクリモニアに開く。
その他
ミレーヌ(CV:黒瀬ゆうこ)
クリモニアの商業ギルドのギルドマスター。一応20代。
普段は真面目で几帳面な性格だが、ユナの前になるとかなりフレンドリーになる。
エレナ(CV:宮島えみ)
ユナがこの世界に来て初めて泊まったクリモニアの宿屋の娘。
エンズ・ローランド(CV:沢木郁也)
王都の騎士団長ルトゥム・ローランドの弟。でっぷりと太った悪徳貴族。
上司であるクリフの目を盗み孤児院への補助金着服他、様々な邪悪を一家ぐるみで働いていた。だがユナの糾弾で真実を知り激怒したクリフによって、即全ての悪行を暴かれ処刑された。
王都
王都の冒険者ギルドのギルドマスター。女性のエルフ。薄緑の髪の色をしている。
鷹のような召喚鳥「フォルグ」を呼び出し、尚且つその視覚情報を共有できる。
アニメ版では出番は少なめだが、フォルオート王の前でユナの大暴れを混乱しながら実況していた。
エルファニカ王国の王女。桃色の髪をしている幼女。純真無垢で素直。
「くまさん」が大好き。
ユナが書いた絵本「クマさんと少女」が大のお気に入り。
フォルオート(CV:石田彰)
エルファニカ王国の国王。ハンサムな中年男性。
王都の一大事を偶然にも救ってくれたユナ(主に作ってくる料理)に興味を持ち、気に入っている。かなりフランクでフットワークが軽く、王であるにもかかわらず、共もつけずに一人でユナの家を訪ねたりもする。
そのせいか、ユナにはあまり敬ってもらえない。
キティア(CV:中村桜)
エルファニカ王国の王妃。のんびりほわほわとした美人。
どれだけ食べても太らない体質で、エレローラの嫉妬を買っている。
グルザム(CV:鳥海浩輔)
かつて危険な思想と非道な実験を行ったことにより王都を追放された魔術師。
復讐のため、十年という月日と己が命をかけて一万もの魔物を王都にけしかけたが、事情を知らないユナによって全滅させられ、アニメ版では自身もあっさり倒される出オチに終わるほどの憐れで悲惨な結末を遂げている(原作〜コミカライズでは、悪あがきで国王を単身襲撃した末に一瞬の返り討ちに散っている)。
ミリーラ
ミリーラの冒険者ギルドのギルドマスター。
若い女性でユナが羨ましがるような抜群のプロポーションの持ち主で、本人もそのことを意識したような露出の多い服を着ている。海沿いの街に住んでいるがゆえの、健康的な日焼けがチャームポイント。
ザラッド(CV:吉野裕行)
ミリーラの商業ギルドの元ギルドマスター。強欲な金の亡者。
モンスター騒ぎに便乗して盗賊に扮した冒険者崩れに町を封鎖させ、支給品を高値で売り付けるだけに飽きたらず、住民への略奪まで指示し私腹を肥やしていたが、ユナの活躍によって盗賊団諸共滅んだ。
ダモン(CV:稲田徹) / ユウラ(CV:行成とあ) / レーラ(CV:天野聡美) / レオ(CV:篠原侑)
ミリーラの家族。ダモンとユウラは雪山で遭難したところをユナに助けられる。
デーガ(CV:西村知道)
ミリーラの宿屋の大将。アンズの父親。
マッチョだが料理の腕は一流で、ユナが食べたがっていた和食料理(正確には、海の向こうの「和の国」料理)を振る舞い絶賛された。
宿屋に名前はなく、ミリーラの住人の間では、「アンズちゃんのお店」や「デーガさんの宿屋」で通っている。
ジェレーモ
ミリーラの商業ギルドのギルドマスター。少々気は弱いがまっとうな善人。
元は一般職員だったが、ザラッドが逮捕されたことで席が空いたため、その後釜としてギルドマスターの座に仕方なく就く。
その他
ミサーナ・ファーレングラム(CV:天野聡美)
シーリンの領主の孫娘。ノアとは旧知の仲。
品行方正なお姫様。
グラン・ファーレングラム(CV:髙坂篤志)
シーリンの元領主。サルバード家取り潰しの際に、息子のレオナルドに領主の座を譲る。
エルファニカ国王の誕生記念式典に出席する際の旅程でオークに襲われていたところを、ユナに助けられた。
カイ(CV:松田利冴)
コケッコウの村の住人。
ブラックバイパーから村を救うため単身クリモニアの街まで助けを求めにやってきた、勇気ある少年。
恩人であるユナから金は貰えないと言うほど感謝しているがユナからは「それとこれとは別。どんな関係でもお金に関してはしっかりしなきゃダメ」と釘を刺された。
ズン(CV:加藤将之)
コケッコウの村の村長。
村をブラックバイパーから救ってくれたユナのために、コケッコウとその卵を差し出す。
クマさん、アニメ化する
同年10月から同年12月にかけてTOKYOMX、サンテレビ、KBS京都、AT-X、BS11にて放送された。
アニメーション制作はEMTスクエアード。
尚、尺の都合と本作のゆるふわ系の世界観を尊重してか、モンスター解体時の出血や殺人、処刑等の残酷な描写はある程度ぼかされている他、クマハウスにフィナ姉妹が泊まった際にもユナ以外の入浴シーンはシルエットのみでカットされるなど、一部規制が厳しいような描写もある。
また、第1期第1話は第3話と第4話の間の出来事をあたかもVRゲーム内のことのように演出しており、第2話が実質的な第1話となっている(もっとも、このような「本来の一話を二話へあえて持っていった上で一話はアニメから入る人でも楽しめるような説明回等にするやり方」は、本作のシリーズ構成のであるあおしまたかし氏がよく使う手法でもある。なお、後に監督の信田とともに「海外で放送されることも考え、どんなアニメかを分からせる意味で適切な回を1話に持ってきた」とも語っている)。
2020年12月24日、2期制作決定のアナウンスがされ、2022年11月4日に『くまクマ熊ベアーぱーんち!』のタイトルで2023年4月より放送されることが告知された。
2023年4月から6月まで、TOKYOMX、サンテレビ、KBS京都、AT-X、BS11にて放送された。
主題歌
1期
OP曲『イツカノキオク』
作詞・作曲:宮崎まゆ / 編曲:高橋修平 / 歌:和氣あず未
ED曲『あのね。』
作詞:eNu・戸嶋友祐 / 作曲:戸嶋友祐 / 編曲:川田瑠夏 / 歌:ユナ(CV:河瀬茉希)
最終回ではユナとフィナ(和氣あず未)による『あのね。-loved ones ver.-』となっている。
2期
OP曲『キミトノミライ』
作詞・作曲:宮崎まゆ / 編曲:高橋修平 / 歌:和氣あず未
ED曲『ずっと』
作詞:ReNee / 編曲:きなみうみ / 歌:ユナ(CV:河瀬茉希)
クマさん、関連動画を見せる
1期
PV第1弾
PV第2弾
2期
ぱーんち!PV第1弾
ぱーんち!PV第2弾
ぱーんち!PV第3弾
クマさん、関連イラストを見せる
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異世界転移 / 異世界トリップ 熊 着ぐるみ 顔出し着ぐるみ
くまクマ熊ベアー100users入り くまクマ熊ベアー500users入り
くまクマ熊ベアー1000users入り くまクマ熊ベアー5000users入り
ユナフィナ:カップリングタグ
はたらく魔王さま! / 異能バトルは日常系のなかで:挿絵担当が同じ
くまみこ:クマを題材とした作品で、アニメの制作会社が同じ。
ユリ熊嵐:クマ繋がりの作品。
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。:小説家になろう原作で女主人公のVRMMOモノ。ただし、こちらは正真正銘のVRMMOを舞台としている。
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くまクマ熊ベアー ~今日もくまクマ日和~ - PASH UP!