オーズ「おい、変われって!……はい、変わった!」
概要
鴻上ファウンデーションの真木清人が開発。
自動販売機に偽装する形で夢見町の至る所に多数配置されており、使用する際は配置されたものの中から最寄の機体を使用する。早い話が量産型である。
主人公・火野映司/仮面ライダーオーズが乗るバイクという位置づけなのだが、実際には鴻上ファウンデーションの私兵を含む多くの人物が利用しており、映司は有償(後述)でこれを借りているに過ぎない。
ライダーマシンが最後まで借り物、しかも有償というのは珍しいケースである(借りパクしたライダーはいくつか前例があるが)。
用途に応じたモードチェンジ
マシンベンダーモード
自販機偽装形態。
内部にはカンドロイドが各種収納されており、お金の代わりにセルメダルを投入後ディスプレイから目的のカンを選択する事でカンドロイドを排出。
ただし、カンドロイド購入や後述のマシンバイクモード起動の際には「マルチTaSセンサー」(黒い大型のボタン)での認証が必要であり、偽物のセルメダルは使用できない。
普通の自販機としても機能するという設定もあるが、外観から一般的向けの商品が売っているようには見えない。一応、硬貨投入口や返却レバーなど自販機を模した設備は搭載されているのだが。
通信ユニット「ファウンデーションドーム」の機能によって鴻上ファウンデーションのカメラとしても利用されている他、外装部「ストロンジックアーマー」は鴻上ファウンデーション製の金属「ストロンジウム」と強化プラスチックで製造されており、窃盗対策も万全。事実としてオーズがマシンバイクモードに変形させられず、ボタンを強く押したり、横転させても全く傷付いていなかった…が、第1話では大量に破壊されてしまっている(ちなみに、設定では電磁石によって転倒を防いでいるのだが、先述した通り流石に仮面ライダーの力を以ってすれば倒すことはできるようだ)。
基本セル1枚につき1体だが、2話では後藤慎太郎のコマンド入力により、セル1枚で大量のタコカンドロイドを排出している。
玩具『バイタルブレス』対応の「VBMカード 仮面ライダーオーズ SIDE:オーズ」でも専用背景に描かれている。
マシンバイクモード
全長 | 2.320m |
---|---|
全幅 | 0.920m |
全高 | 1.125m |
シート高 | 0.660m |
重量 | 260.0kg(カンドロイド積載時) |
ホイールベース | 1.640m |
最高出力 | 395.0kw |
定地最高速度 | 610.0km/h |
乗車定員 | 1名 |
大型バイク形態。オーズやバースのライダーマシンに当たる。
マシンベンダーモードにセルメダルを投入し、認証部でもある中央部の黒い大型ボタン「マルチTaSセンサー」を押すことで変形。ただし、認証されていない人物は使用不可能。
なお、定員は設定では1名とされるものの、『仮面ライダーウィザード』出演時に2人乗りを行なっている。
O型8気筒エンジン「オーエンジン」を搭載し、「ベンダリザーバー」内に溜め込んだセルメダルを燃焼することで走行する。期待後部にある「ブーストエミッション」の働きにより排気エネルギーも無害なものとなっている。バイクとしてはアメリカンバイク調のゆったりとした乗車姿勢となる。
タイヤは鴻上ファウンデーション製の「ライドロスA/T」が使われており、走破性も凄まじく、カンドロイドが形成した道のような不安定な足場でもスピードを損なわない。
オースキャナーに似たカウルには「メニスカスフラッシャー」と「モンスターシーカー」という前者はヘッドライトを搭載しており、前方500mから半径500mの範囲を照らし、後者はヤミー探知機兼サーモグラフィーとしての役割を持つ。後方には「ライディングテール」という後方警戒レーダーを持っており、搭乗者の死角をカバーしている。
設定上はカウルに搭載された「ファウンデーションアイ」というAIによって自立走行も可能。
最高時速は610㎞で、劇場版『MOVIE大戦MEGA MAX』ではライダーブレイクで戦闘ヘリを破壊するという荒業を見せた。
ヘルメット付属。
原型車はHONDA・シャドウ。
トライドベンダー
ライドベンダーとトラカンドロイドとの合体形態。
自走機能やメダル型エネルギー弾発射機能が追加される代わりに手の付けられないじゃじゃ馬(もしくはじゃじゃ虎?)マシンと化すため、安定した運用にはラトラーターコンボでの搭乗を必要とする。
変身者に負担を与えるラトラーターコンボの余剰なエネルギーを吸収し、それをマシンのエネルギーとして使用できる一石二鳥モードでもある。
使用者
後藤慎太郎(及びライドベンダー隊)、火野映司、アンク、里中エリカ、伊達明
(劇中使用順)
但し、火野映司やアンクは「手に入れたセルメダルの60%を鴻上ファウンデーションに収める ※」という契約条件下での使用となる。しかも作動させるためのセルも自腹。鬼である。
※:最初に70%を条件して交渉して60%に抑えたかに思われたが、ケーキに60%と書かれている事から最初から60%を落とし所としている。
備考
第1話で復活した4体のグリードによっていきなり大量に破壊されている。
ライダーのマシンが序盤で破壊されるのは前例がない。
参考
- 「仮面ライダー図鑑」『ライドベンダー』
関連タグ
ライドシューター、マシンゼクトロン…同じく量産型。漫画版やそれを原作とした劇場版ではサイクロン号も量産されている。
※バイクに搭乗するのではなく自分自身がバイクになる