やくも
やくも
JR西日本が岡山-出雲市間で運行する特急列車の名称
もしかして
- 御城プロジェクト:REのキャラクター⇒やくも(御城プロジェクト)
- やくならマグカップもの略称
概要
列車名としては以下の3種類が存在する
- 1959年から1965年にかけて米子駅~博多駅間を山陰本線経由で結んだ準急(のちに急行「さんべ」に)
- 1965年から1972年にかけて新大阪駅~浜田駅間を福知山線、山陰本線経由で結んだ特急(のちに「まつかぜ」に編入)
- 1972年から運転開始し、岡山駅~出雲市駅間を山陽本線、伯備線、山陰本線経由で現在も運転されている特急列車
ここでは3について解説する。
解説
1972年の山陽新幹線開業に伴い運行開始。東海道本線・山陽本線・伯備線経由で新大阪駅~出雲市駅間を結んでいた特急「おき」を改称し岡山発着とした上で増発。キハ181系気動車が使用され松江駅や益田駅発着の便もあった。また気動車特急では非常に珍しいL特急指定を受けた。
1982年に伯備線と山陰本線伯耆大山駅~知井宮駅(→西出雲駅)間が電化され381系に置き換えられた。運行区間も岡山駅~出雲市駅に統一され、L特急指定を解除されたこと以外は現在もほぼ同じ形で運行されている。
1988年の瀬戸大橋線開業時には四国の高松まで、1990年の国際花と緑の博覧会(花の万博)開催時には臨時ながらかつての「おき」以来となる大阪駅乗り入れを行った。
2021年のダイヤ改正で特急「踊り子」に使われる185系の定期運用が終了し、「やくも」の381系がJRで残る最後の国鉄形定期特急電車となった。そして、2024年春からは273系が導入され、381系も順次運行終了となる予定である。