概要
同じ時を繰り返す不思議な現象に巻き込まれた魔法少女。見滝原中学校の3年生。
ケーキ屋のレコンパンスで叔母の咲笑と共に暮らしている。
ひとりで映画を見るのを好み、レンタルビデオ店や映画館に足しげく通っている。
『魔法少女まどか☆マギカ』の10周年記念の一つとして『マギアレコード』で制作される新プロジェクト「魔法少女まどか☆マギカscene0」の登場キャラクター。
PVでは、繰り返される世界の中で「存在を消された魔法少女」だと紹介された。
苗字の読みは『マギア☆レポート2』第183話で判明。
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 不明 |
学校 | 見滝原中学校 |
年齢/学年 | 14歳or15歳/中学3年生 |
身長 | 不明 |
肩書き | 魔法少女 |
願い事 | ネタバレ |
固有魔法 | 光への干渉/未来視/記憶の切り取り |
ソウルジェムの形状/色/位置 | 円形/紫/腰 |
武器 | 鋏 |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 早見沙織 |
人物像
見滝原中学校の3年生。ご存知見滝原組と同じ学校であり、マミさんとは同じクラス。他の5人とは違い、制服の上から薄黄緑色のカーディガンを着用している。
2021年の発表時にはメカクレキャラかつすました顔のためミステリアスな雰囲気を醸し出していたが、
実際の性格はと言えば陰キャかつぼっちで映画オタク。コミュ症なため友達が少ない。その癖ひねくれ者でありながらすぐ調子に乗ってしまう。
怠惰に過ごすことを好み、留年しない程度に学校をサボっては、屋上で寝るわ映画鑑賞に没頭するわといった有様。自宅ではレンタル及びワゴンセールで買い漁った映画のビデオを寝不足上等で日々鑑賞している。
それでも人に迷惑をかける事は絶対しないとは咲笑の談。
父親は不明。母親は未来視を持つ占い師だったが、自身が不治の病に侵されるのを予知した事で発狂。しかし最期は安らかな笑顔で病死した。
そのため「レコンパンス」という喫茶店併設のケーキ屋を営んでいる叔母の愛生咲笑が親代わり。
まばゆは映画鑑賞&ビデオレンタル用のお小遣いを稼ぐため、よく店の手伝いをしている。
この時はメイド服調のウェイトレス姿になる。ちなみに私服は茶色い長袖Tシャツの上に薄茶色のニットのカーディガン、白のサロペットスカートを着用。
シナリオの下倉バイオによれば「彼女は世界を守る、非業の運命を背負っているということはなく、等身大の親近感の持てる人物です」「普通の女の子より、もっとオタク寄りです。ゾンビ映画の登場人物たちは、作中で「ゾンビ映画で見た!」なんて言わないですよね。でも、まばゆは“ループもの”の映画もたくさん見ているので、「この展開は……」と気がついてしまいます。そんな、あるあるネタを知っているキャラクターです」と、ユーザーにとって親近感を覚えるキャラクター設計となっている。
演じる早見沙織も、かつてマギレコで演じた『魔法少女おりこ☆マギカ』の主人公美国織莉子とは全然違うタイプだと触れた上で、「ゲームを進めていくうちに好きになってくれるのでは」と言及しており、これに関してはまどか役の悠木碧、ほむら役の斎藤千和も太鼓判を押している。
ちなみにストーリーはフルボイスなのだが、早見は5000ワード以上のセリフを収録したと語っており、またまどマギのキャラには珍しくモノローグが多いキャラであることも明かされている。
魔法少女として
黄緑色の癖毛で目は紫色をしている。
全体的に白と紫の服で、模様がどことなくフィルムを連想させる。
ソウルジェムは紫で丸く、腰についている。武器は鋏。
固有能力は光への干渉。これを応用することで望遠鏡のように遠くを見たり、口の動きを音に変えたり、光学迷彩を展開して姿を隠すことができる。
また相手の目を見ることで未来を見ることもできる。
さらに相手の思い浮かんだ記憶をフィルムのように切り取り、忘れさせる事もできるが、逆に思い出したくもない記憶に対しては不可能。
しかし重大な謎としてまばゆは当初自分が以前から魔法少女になっていたことを覚えていなかった、そしてキュゥべえ側もまばゆの契約に関する記録がないという事実がある。これに関しては今後物語上で明かされていくことになるのだろう。
また、暁美ほむらが起こした時間停止、時間遡行に対しては巻き込まれる形で同じ恩恵を受けるという不可解な能力を有している。
ゲーム上の性能
scene0のメインストーリーを一定まで進めると獲得可能。
デスティニージェムはマギアチップショップ及びデスティニーボトルショップで獲得可能。
基本データ
無属性としては初の星3かつ配布。
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×1 | ×1 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★3 | Lv.70 | 13,943 | 5,361 | 4,220 |
★4 | Lv.80 | 19,141 | 6,965 | 4,825 |
コネクト「軍師役ならお任せを」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★3 | 攻撃力UP[Ⅴ]& デバフ解除 |
★4 | 攻撃力UP[Ⅶ]& デバフ解除 |
マギア「解はデジャ・ブ」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★3 | 敵単体にダメージ[Ⅳ]& 状態強化解除 & MPダメージ(敵単)& 攻撃力UP(味全/3T) |
★4 | 敵単体にダメージ[Ⅴ]& 状態強化解除 & MPダメージ(敵単)& 攻撃力UP(味全/3T) |
ドッペル「」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 |
未実装。
専用メモリア「ラテアートチャレンジ」
持て余した時間の中なら、何度だって挑戦できるから
独特なラテアートもいつかは上達するはず!
…でも、失敗作を飲みすぎてお腹は限界
ひとまず今日はこんなところにしておこう…
(『マギアレコード』内アーカイブ「メモリア」より)
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 愛生まばゆ |
イラストレーター | 都筑裲己 |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 442 | 0 | 522 |
Lv.40 | 1105 | 0 | 1305 |
スキル「リムーブスペル」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | バフ解除(敵単/アビリティは解除不可) | 15T |
限界突破 | 同上 | 13T |
活躍
scene0
Film1では自分以外の時間が止まる事象に初遭遇する。当初はその状況を楽しんでいたが、次第に実生活に悪影響を及ぼし始めたため、原因調査を開始。調査の過程で魔法少女が原因と見、その内の一人であるマミを尾行するも、不信に思ったマミにこれ以上近づくと殺すと脅されて逃走。その直後、犬の魔女の手下の結界に迷い込み殺害された。
Film2では時間が1日目に戻り、キュゥべえとの対話で自身が既に魔法少女である事と固有魔法についてを知らされ、再び誰かに敵視されないよう魔法で姿を隠しまどか達の同行を傍観していく。その過程で時間停止の原因がほむらである事を知る。
ほむらはこの周を3週目と発言しており、まばゆは1周目の記憶が無い事に気づき、最後にワルプルギスの夜にまどかとほむらが敵わない事から次のループに運命を委ねた。
Film3ではほむらの力になろうと素性を明かしたが、今まで傍観していた事が災いして性格が変わっていたほむらに逆に嫌悪されてしまう。
牛の魔女との戦いでほむらが契約済みのまどかを見捨てようとすると彼女を叱咤し、偶然にも未来視を発動。見えた通りにほむらを庇い、魔女に殺された。
Film4では前週でほむらを助けた事と未来視の力で信頼を勝ち取り、以降ほむらと共同戦線をとる。二人でまどかの契約を阻止しようとしたが、ほむらから魔女の正体を聞かされていたまどかはお菓子の魔女を絶望から解放すべく魔法少女となっていた。
まどかの願いで百江なぎさが生まれ、彼女を救おうと3人で行動するなか母が生きていた頃を思い出す。なぎさがマミと杏子を殺した罪悪感に苛まれると、まどかとほむらになぎさへ想いをぶつけるよう進言し、なぎさの悪夢のフィルムを切り取り救済する。
ワルプルギスの夜に敗北するとまどかから次の週へと向かおうとするほむらの事を託される。
Film5ではほむらがまどかが魔女と接触しないように動いている間、さやかが魔法少女になる原因を知ってそれを解消しようとしたが、二人共隠し事をしていた為にさやかから軽蔑され、まどかもさやかの苦しみを解消する為か契約。結局ワルプルギスの夜との戦いまでに溝は埋まらなかった。
次のFilm6ではさやかの恭介の腕を治す願いと彼への恋心を知ったものの、キュゥべえが見える事がさやかに知られたので自身の正体と素性を明かす。
しかしまばゆも母が発狂した過去を持ち、今のさやかと重ねてしまいさやかの契約を止める事はできず。更にさやかは仁美から恭介への恋心を告げられ、自身が先に恭介に告白しようと決めたが、魔女との戦いでさやかはキュゥべえから魔法少女の体の真実を聞かされ、まばゆとほむらの健闘も虚しくまどかはさやかを救うべく契約してしまった。
更なるFilm7では今度こそさやかが契約しない方に誘導しようとするも、キュゥべえが見える=魔法少女である事が知られてしまい、まばゆに誘導されていたという怒りでさやかは契約してしまう。32日目、さやかの事を理解したつもりでいた自分に嫌悪していたがほむらの叱咤を受け、さやかに思い切り自分の気持ちをぶつけてさやかと共にワルプルギスの夜に立ち向かい、敗北した。
Film8ではどう足掻いてもまばゆはさやかと対等な関係にも友達にもなれない事を思い知り、さやかに自身が魔法少女である事を明かしたうえでさやかから恭介の自暴自棄の記憶を切り取り、まどかが契約する動機を削ったが、ワルプルギスの夜に勝てなかった事でまどかは契約し、救済の魔女になってしまった。=この時点でまどかはキュゥべえのエネルギー回収ノルマを概ね達成できる程の因果を背負った。
これにはまばゆも「クズッ…!いやまあ、ろくでもない動機とは思ってましたがこいつの魂胆は、ホントにクズ過ぎる…!」と10年以上のキュゥべえへの視聴者の気持ちを代弁する程だった。
Film9ではワルプルギスの夜を倒す力をつける方針で活動。まばゆをキーマンだと見たほむらから厳しい特訓を受け、魔力を節約しつつ効率的に魔女を倒し、グリーフシードを最大限に確保していくも敵わず。そんな中まばゆは自分が戦う理由を考えるようになるが、どの理由もしっくりこなかった。
Film10では前周でまばゆが力をつけたのもあり、ほむらと共に他の町でグリーフシードを集める事に。一方でまどかの為を想うほむらの変わりようから自分も変われるのかと疑問視。
だが風見野市で魔女を倒してしまったが為に杏子の怒りを買い、ほむらを庇って死亡してしまう。
Film11ではもしワルプルギスの夜を倒してまどかを救えたら、ほむらはもう時間を巻き戻す意味もなくなりまばゆが死んでも時間を巻き戻さないので安易に自分を犠牲にするなと釘を刺される。
風見野でのグリーフシード収集も効率化し、まばゆも更に実力をつけたがこれはほむらへの憧れではと思うようになる。
結局まどかは魔女化し、更にキュゥべえからは「まばゆが居なかったらほむらは度重なる時間遡行に耐え切れなかったので、まばゆはまどかの代わりになれる」と言われてしまう。
Film12ではマミに声をかけられた事で彼女の魔法少女としての実力を再確認し、マミを引き入れる事を提案するも彼女の街の為の行動が未来を大きく揺るがすとして断られる。
仕方なくほむらの提案で杏子と休戦協定を結ぶも二人の火力不足を指摘され、軍備の確保を提案された。
しかしその後、レコンパンスの手伝いをしている中での杏子やほむらの会話からまばゆは動揺。更にほむらに不信感を抱くマミに何処かに連れ出されそうになり、同じくほむらを怪しんだ杏子がマミに魔女の正体を加えた真実を伝えた事を知る。
ほむらからは動くなと言われたものの、まばゆはマミと会い彼女がまばゆの手を引こうとしたのは、ほむらに全てを把握されているこの街から逃避行する為だった。
そして…(以下ネタバレ)
魔法少女ストーリー
いずれもバトルのみでストーリー部分は存在しない。
一方でscene0 ver.のまどか・ほむらの魔法少女ストーリーには、ストーリーテラーとして冒頭と最後に登場する。杏子のストーリーではそれ以外にも本編に少しだけ(カメオ出演的に)登場する。
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巴マミ:前述の通りクラスメイト。更に…
暁美ほむら:前述の通り共闘。
更紗帆奈:髪質が似ている。
忘却の魔女:関連があるのではないかと一部ファンが推測している。
美国織莉子:担当声優が同じ。初期レアリティが星3な点も。
環いろは:ご存じマギレコの主役で歳も同じ。まどマギキャラと関りが深い他、年下の魔法少女から舐められるなどといった対人関係で損をしている点で共通。因みにこちらもまばゆと同様、マミに危うく殺されかけた事がある。
レオナ:2020年版の中の人繋がり。こちらはまばゆとは違い、どんな相手でもはっきりヅケヅケと言える肝が据わった女性(悪く言えば毒舌家ではあるが)。まばゆもこれくらいの度胸があれば展開は違っていたかもしれない。
???(リンク先ネタバレ注意!):本作より一か月前に配信された怪獣アニメに登場する中の人繋がり。こちらは合理的な目的で子供を容赦なく怪獣の餌にする悪女であり、言わばマギウスの翼に加入したまばゆとも言える人物(しかも危うく犠牲になりかけた子どもの内一人の中の人は、マギレコにおいて魔法少女の声を担当している)。また、同時に本編のさやかの件と同様、一度はなりかけた友達と破局してしまった点も共通している。「結局こちらの私も一人なのね…」
メモメモの実:人の記憶をフィルムのように編集する能力繋がり。
以下、フィルム12での重大なネタバレ
魔女化の真実を知ってしまい、自身のソウルジェムが限界に近いマミの記憶を消すべく彼女を未来視するが、まばゆの知らない記憶が見えた。
それはDAY.1以前の出来事(作中のMT DAY.??)で、かつてまばゆはマミと一緒にいたキュゥべえの姿が見えた事とまばゆの母が不治の病を予知して発狂した事もあり、「お母さんが未来を占った記憶を消して欲しい」と願い魔法少女になった。
当時のまばゆの魔法少女としての実力はキュゥべえから並以下の素質と言われた通り乏しく、魔女との戦いはほぼマミに任せっきり。だが偶然未来視を発動し、視た通りの事をマミに指示して魔女に勝利できたが、この時点で自分の視た未来は必ず実現する事に気づく。
そしてまばゆは自ら軍師役を志願し、マミもまばゆの能力を敵に知られてはマズいと判断したのでこれを快諾。
その後マミは多くの魔法少女候補を誘い、まばゆが未来視した通りのアドバイスを彼女達にし続けてきたが、いずれも不幸になってマミの前から去っていったという。
ここからはFilm 12のDAY 1以降。マミはまばゆから距離を置かれ、キュゥべえもまばゆを覚えてない事で記憶を切り取られたのではと思うようになり、ほむらからも「まばゆはマミと一緒にいた記憶を消すのが最善だと未来視した」と明かされ、更にほむらに負けた事で見滝原市での魔法少女活動を禁じられ、他の町の魔女もほむらに狩られておりグリーフシードを集めづらくなっていた。
その後まばゆと一緒に居た杏子から問いただすと、ほむらから聞かされた「さやかは契約すると魔女になる」事を告げられ、魔女が魔法少女になる事を知って精神が不安定となり、ほむらを不信に思ってまばゆと共に逃避行しようとした。
これらのマミの記憶を知ったまばゆはマミの記憶を切り取ろうとしたが、杏子に見つかった事で逃走。
マミが魔女の正体を知って絶望するのは自分の運命への悲観ではなく、自分が契約を後押しした魔法少女が不幸になった責任によるものであり、まばゆも同罪だと感じたが、まばゆだけはその記憶を消し、マミを見捨てて逃げ出したのだと自責の念に駆られた。
ほむらの所に戻ったまばゆは真相を聞き出すと、今のまばゆは自身の魔力でほむらの時間軸を共有している為に彼女の時間停止の影響を受けず、共に時間が巻き戻される事。=時間を巻き戻してもほむら同様今までのまばゆの記憶が持ち越される事。
だから先程のマミとコンビを組んでいたが、お互い魔法少女が魔女になる事を知った1周目の記憶をまばゆ自身が切り取った事を知る。
ほむらがまばゆとマミを引き離したのも、まばゆが真実を知れば再び魔女化しそうになり、その記憶を切り取りかねないためだった。
まばゆはほむらを未来視し、彼女から自分とまばゆとまどかが救われた未来が見えたか聞かれてはいと答え、ほむらに誘われる形でマミを救出しに行く事になったが、実はまばゆが視た未来は「自分が多くの少女を魔法少女に誘い、魔女になってしまった事でまばゆも魔女化しほむらに倒され、時間が巻き戻って再び魔女化してほむらに倒され、そこでまばゆの人生が終わる」というものだった。
その時キュゥべえからまばゆの行動の理由を伝えられたまどかが目の前に現れ、まばゆを絶望から救ってと契約する…