この記事の巻末には『GAMERA-Rebirth-』物語後半の展開に関する記述がございます。作品未視聴の方は閲覧の際はご注意ください。
プロフィール
概要
ユースタス財団のエージェント。役職は、サポートサイエンティスト。
ジェームズ・タザキの助手でもある、才色を兼ねた若く優秀な女性科学者。
アメリカのプリンストン大学を卒業したエリート。
本作の人間の主要キャラクターでは数少ない女性の一人。才能と経歴を鼻にかけることもなく、子供達にも優しく接する。
タザキやダグラス・ケン・オズボーンと同じく、ミックスルーツである。
小説版では、タザキの部下ではあるものの、彼がとある弱点を露呈すると呆れる場面があった。
少年たちの中では実は市原純に一番シンパシーを感じている。
自身も聡明さと好奇心故に大人から異端として扱われた過去があるようで、似た境遇のジュンイチに共感を示した。また、「友達になろう」というジュンイチの言葉に喜ぶ様子を見せた。
余談
関連タグ
ここから先は『GAMEEA-Rebirth-』物語後半にに関するネタバレを記述しています。ご注意ください。
ネタバレ注意
財団を牛耳る上層部の評議会のメンバーの一人、ノーラ・メルキオリの姪にあたる。
その正体は、10万年前に怪獣を創り出した古代文明の大貴族「五大名家」の末裔。
「怪獣」に子供を喰わせて増殖を起こし、選ばれた者を除く全地上人類を喰わせることで世界を「浄化」しようとしていた黒幕側の存在。
10万年前の文明では、総人口が200億を突破し、大飢饉スレスレの食料不足が慢性化していた。諸問題の抜本的な解決策として、当時の大貴族達が主導して怪獣に人類を文明ごと喰わせて世界を浄化・再生させる計画を実行したものの、反対派の妨害の結果失敗したらしい。
本編の10万年前を描いた『GAMERA-Rebirth-コードテルソス』では、同文明に属する「エリシタニア」という大国の大貴族の「テタ家」の人間が登場しており、そのお抱えの遺伝子研究所で、後の怪獣に繋がる生物開発研究がなされていたことが示唆されている。
エミコは、同じ末裔で構成された財団上層部の計画に従い、祖先が失敗した「浄化」を成功させるべく実働要員として地上に潜入していた。また、一族に代々継承されていると思われる「伝承」によって、古代文明や怪獣達の生態といった情報も最初から把握していた模様。
その本性は極めて冷酷で冷徹。また、目的のためなら手段は選ばない合理的な思考の持ち主。
実際に、本性を現してからは、個人としては好まないタイプながらも利用価値を認めたタザキを取引と脅迫で部下として引き込んだり、足手纏いや邪魔者とみれば目的を共にする同じ末裔の同胞であっても躊躇無く見捨てたりしている。
ただ、ジュンイチを気に入っていたことは本心だったようで、本性を露わにした後も、子供達の中でジュンイチにだけは、怪獣による浄化から生き残る「選ばれた者」の一員にならないかと勧誘をかけている。拒否されたことにも残念がる様子を見せていた。
一族の権力闘争で実母が殺されて当主の座を簒奪されており、その真犯人である叔母ノーラを強く恨んでいる。その私怨と選ばれし者としての使命感から、地上とステーションの一部の同胞と共に財団上層部に対して反乱を仕掛け、怪獣と浄化再生計画の主導権を奪うべく行動する。
評議会メンバーのいる月面基地への食料補給をストップさせた後、勝利宣言のためにお別れと称してノーラとビデオ通信をするが、実母殺害の件に関してあくまでもしらを切るノーラの様子に激昂している。
怪獣の死骸の一部を吸収させることで休眠中のバイラスを再生させて浄化の実行を目論むも、出現したガメラとの激闘の末にバイラスは敗れる。10万年前に引き続き今度も計画を無茶苦茶にしたガメラに怒りと恨みの感情を露わにするが、最早詰んだ状況に追い込まれてしまった。
最期は、バイラスの基地落下の衝撃に巻き込まれて重傷を負い、ケースから解放された特異個体の幼体ギャオスに捕食されて死亡した。
関連タグ2
バーベラ/フローベラ:『ガメラ対大悪獣ギロン』にて、友好的なふりをして主人公の子供達を欺いた凶悪な異星人の女性二人組。彼女達「第十惑星人」はエミコや財団と色々と共通点が多く、モチーフである可能性が高い。
朝倉美都:『ガメラ3邪神覚醒』に登場する人物。彼女もまたガメラを生み出した超古代文明の血を引く人間で元ネタである可能性が高い。