概要
シリーズ第一作『ふたりはプリキュア』、およびその続編『ふたりはプリキュアMaxHeart』に共通して登場する闇の勢力。
ジャアクキングが統べる闇の世界で、「虹の園」とは別次元に存在する。
『ふたりはプリキュア』では、「生命の石=プリズムストーン」を光の精霊から奪うために人間の世界に侵攻しており、プリキュアと激闘を繰り広げる。
続編『ふたりはプリキュアMaxHeart』では、四天王が前作の最終回で消滅したジャアクキングを復活させ、そして光の精霊たちの長であるクイーンの復活を阻止するために、打倒プリキュアを目指す。
彼らが迫ると上空が紫色に染まり、一般人が深い眠りに覆われてしまう(強盗等の例外も一応あるが、その時はドツクゾーンの攻撃で全員気絶している)。
また、ワープが主体な為か、追跡時は走らずに歩いて追い詰めている。
構成員
上層部
ジャアクキング(声:小野健一) |
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ドツクゾーンの「闇の帝王」。闇から生まれた存在。幾度もプリキュアに敗れては復活するが、最終決戦で完全に倒された。 |
洋館の少年(声:寺田はるひ) |
『ふたりはプリキュアMaxheart』から登場。ジャアクキングの「命」が具現化した存在。第45話でジャアクキングに吸収されるが、後に九条ひかるとして生還する。 |
ダークファイブ
『ふたりはプリキュア』の前半まで暗躍する5人の幹部。いずれも「闇」の概念から生まれた魔物で構成されている。
いずれも「光の園」から奪った「プリズムストーン」を1つずつ所有し、残りのプリズムストーンをも奪う為にプリキュアを襲撃する。
ピーサード(声:高橋広樹) |
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ダークファイブの一員で、歌舞伎役者のような男性怪人。最初にプリズムストーン奪取の任務に就く。第5話でプリキュアに倒された。 |
ゲキドラーゴ(声:石井康嗣) |
ダークファイブの一員で、体操選手のような男性怪人。殉職したピーサードの後任として第6話から行動する。第11話でプリキュアに倒された。 |
ポイズニー(声:雨蘭咲木子) |
ダークファイブの一員で、キリヤの姉である妖麗の女性。殉職したゲキドラーゴの後任として第12から行動する。第20話でプリキュアに倒された。 |
キリヤ(声:木内レイコ) |
ダークファイブの一員で、ポイズニーの弟であるクールな少年。人間界では「入澤キリヤ」と名乗る。第21話で自ら消滅する。 |
イルクーボ(声:二又一成) |
ダークファイブのリーダー格の男性怪人。殉職したポイズニーの後任として第22話から行動する。第26話でジャアクキングに粛清される。 |
3人の闇の戦士
『ふたりはプリキュア』の第27話から暗躍する3人の幹部。いずれもジャアクキングが放った闇の種から生まれた存在。
プリキュアに倒されたジャアクキングの復活を目論み、プリキュアが持つ「プリズムストーン」を奪おうとする。
ジュナ(声:松本保典) |
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闇の戦士として誕生した長身の男性怪人。普段は「角澤竜一郎」という男性の姿でいる。第47話で仲間と合体する。 |
レギーネ(声:深見梨加) |
闇の戦士として誕生したカールヘアの女性怪人。普段は「小山翔子」という女性の姿でいる。第47話で仲間と合体する。 |
ベルゼイ・ガートルード(声:西村知道) |
闇の戦士として誕生した小柄な男性怪人。普段は「結城玄武」という老年男性の姿でいる。3人のリーダー格。第47話で仲間と合体する。 |
巨人(声:西村知道) |
第47話・第48話に登場。ジュナ、レギーネ、ベルゼイが合体した闇の戦士で、人格はベルゼイが主導。最後はジャアクキングに吸収される。 |
闇のファイター
第2シリーズ『MaxHeart』から登場する4人の幹部。いずれもドツクゾーンに渦巻く闇のエネルギーから生まれた存在。
プリキュアに2度倒されたジャアクキングを完全復活させる為、ジャアクキングの「命」を司る洋館の少年を守り育てながら、「光の園」のクイーンの復活を妨害する目的でプリキュアの始末を目論む。
サーキュラス(声:上別府仁資) |
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闇のファイターに属する長髪の男性怪人。4人の中で最初に誕生した。状況を分析する参謀的な存在。第46話でプリキュアに倒された。 |
ウラガノス(声:高木渉) |
闇のファイターに属する巨体の男性怪人。4人の中で2番目に誕生した。怪力だが人の話をあまり聞かない。第46話でプリキュアに倒された。 |
ビブリス(声:小林愛) |
闇のファイターに属する短髪の女性怪人。4人の中で3番目に誕生した。用心深く自信家で強気な性格。第46話でプリキュアに倒された。 |
バルデス(声:小野健一) |
闇のファイターに属する長身の男性怪人。4人の中で最後に誕生した。メンバーが認める実力者。正体はジャアクキング本人で、第47話で正体を現す。 |
その他のメンバー
魔女(声:勝生真沙子) |
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映画版1作目のキャラクター。ドツクゾーンに属する魔女で、ジャアクキングの復活を目論む。「希望の園」を襲撃するが、最後は彼女たちに倒された。 |
フリーズン(声:檜山修之)、フローズン(声:草尾毅) |
映画版2作目のキャラクター。ドツクゾーンに属する2人組の氷の戦士で、世界を支配を目論む。「雲の園」を襲撃するが、最後はプリキュアに倒された。 |
怪物・執事
ザケンナー(声:上別府仁資→滝知史) |
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ドツクゾーンが使役する怪物。「怒れる天空の妖気」が素となり、物体・生物に憑依して誕生する。プリキュアに浄化されると「ゴメンナー」へと変化して散り散りになる。 |
執事ザケンナー(声:小松里歌(A)、滝知史(B)) |
ドツクゾーンの執事を務める2人組のザケンナー(イラストの後ろ側)。第1シリーズでは3人の闇の戦士に仕え、第2シリーズからは洋館の少年や闇のファイターに仕える。 |
ピーサードの協力者
ポンメルン(声:横島亘) |
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ゲームアプリ『グランブルーファンタジー』のキャラクター(イラストの左側)。エルステ帝国に所属する軍人。自分たちの野望の為にピーサードを復活させるが、彼の「ジャアクキングを復活させる」という野望に付きあわされる。 |
闇から生まれし者
プリキュアに倒された戦士は跡形もなく消滅するが、この現象について作中では「闇の世界に還った」という表現がなされている。また、記憶はジャアクキングに引き継がれる模様。
最初の刺客であるピーサードを倒した時、キュアホワイトが相手を殺めたのではないのかとショックを受けた際、メップルがそのように説明した。
「闇の世界に還る」というのがどういった状況なのかは不明だが、少なくとも人間の世界や光の園に姿を表すことができなくなるのは間違いない。また、構成員にとって闇に還ることは自らの存在の消滅を指しているらしい。
プリキュアシリーズ屈指の人数
歴代の敵で唯一2年間続けてプリキュアと戦い続けただけあって、歴代の敵でメンバー数が最多なのは、2000年代の敵に限ればドツクゾーンである(2010年代に限れば最多はクライアス社。
姿と名称不明なメンバーを含めれば幻影帝国の方が多く、終わりなき混沌が後に並ぶ一方、キラキラ☆プリキュアアラモードの敵に至っては悪い妖精が元々メンバーとは言えないので除外)。
ジャアクキングを含めてTV版で登場したメンバーだけでも12人(少年とバルデスはジャアクキングと同一存在であるから)。
派生作品における劇場版の魔女、フリーズン・フローズン、ゲーム版のハカセを含めると16人となる(クライアス社も同じく16人)。
関連タグ
プリキュア歴代敵組織
ドツクゾーン → ダークフォール