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※本記事には『ふたりはプリキュアMaxHeart』および他作品のネタバレを含みます。


概要編集

CV:寺田はるひ

『MH』に登場する金髪碧眼のそばかすの少年。年齢は明示されていないが小学校低学年くらいの様子。

元々は名前がなく、公式サイトでは「闇の世界の謎の少年」と表記されていた。その名の通りドツクゾーンの本拠地の闇の洋館に住んでいる少年だった。

四天王たちは普段から彼のことを『あのお方』と呼んで大切にしている。まるで主君ジャアクキングの代理のように。

外見年齢相応の好奇心旺盛かつ無邪気な性格で、普段は四天王と執事ザケンナーたちと楽しく洋館内で生活をしているが、時折館の外に出てしまう。


そんな行動を四天王のリーダーであるバルデスは彼の成長を促すため心よく許しているようだが、下記にある通り彼九条ひかりと遭遇すると失神してしまったり、周りの空間が何らかの力により変化が生じたりするなど不穏な様相を見せる事が度々あるが……。




以下ネタバレ













正体編集

その正体はジャアクキングの仮の姿であり、光の園クイーンの仮の姿である九条ひかりとある意味で似た存在。

ある日突然この世界に誕生し、自分が何者なのかわからないまま、自分がいるべき場所として四天王が住まう洋館へとやってきた。

四天王は少年を純粋な闇として育てるべく人間社会との接触を禁じていたので、人としての名前は彼には意図的に与えられなかった。

だが、彼自身はその命が闇から生まれたものであっても、その心はごく普通の人間の少年にすぎない。当然のように外の世界に興味を持ち、度々洋館から抜け出している。

そしてそのたびに運命に導かれるように、ひかりと出会う。

2人は接触する度に、その刺激で互いが内在する光と闇の力が増大して行った。

そして彼の中にある闇の力が十分に育ちきった終盤では、本体であるバルデスと吸収されるように融合されてしまう。


彼自身は自分がジャアクキングの仮の姿であるという自覚は全く無い一方で、自分を大切にしてくれる四天王には好意を寄せている優しい性格をもつ。

終盤では、自分が闇の王として覚醒するのを四天王が期待していることに対して内心で苦悩するようになり、自分と似た運命を持つひかりに対して「自分が自分のままでいたいと思うのは悪いことなのか」と吐露している。

それでも命がけでプリキュアと戦いながら自分を守ろうとする四天王への情は切り捨てられず、バルデスに吸収される際には涙を流しながらもその運命を受け入れた。

彼と同じような存在であるひかりはその理不尽さに怒りを露わにしていた。


九条ひかるとして編集

最終回の終盤でジャアクキングが倒された際に、人間として生活している少年。

その正体はいうまでもなく「闇の世界の謎の少年」の転生した姿であり、ジャアクキングが倒れた現在はひかりのとして生活している模様。

なお、ひかりの弟だからひかるというネーミングについてはなぎさは「安易すぎる」と突っ込んでいた。


関連タグ編集

九条ひかり ジャアクキング バルデス ドツクゾーン


キリヤ:本人同士に絡みは無いが、同じ組織の少年幹部で、プリキュアと交流したことでジャアクキングに反旗を翻した点から「先輩」といえる。


種の三者:本人同士に絡みは無いが、同じ組織の幹部で、「ジャアクキングの分身」という意味から「兄姉」といえる人々。


レジーナトワイライト:細かな違いはあるが、「首領の身内」「組織のナンバー2」「部下の一人叛意を持たれている」「プリキュアたちとの交流で悪の支配から脱する」といった共通点があり「後輩」といえる少女たち。


イーラダーク誠司ロック(プリキュア)ビシンダルイゼンナルシストルー:後のシリーズに出てくるプリキュア敵少年幹部たち。


星奈ひかる:プリキュアシリーズにおける下の名前繋がり。ただしこちらはれっきとしたプリキュアである。

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