ブグ
ぶぐ
データ
所属 | セツルメント国家議会軍 |
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形式番号 | CCMS-03 |
製造 | セイバーチーム |
頭長高 | 16.4m |
基本装備質量 | 61.9t |
主推進機出力 | 297120kg |
最大出力連続許容時間 | 90分 |
乗員 | 1名 |
概要
地球連邦崩壊後に樹立したセツルメント国家議会軍で広く運用されている主力量産型MS。
宇宙世紀0221年に採用された。
元々は旧連邦時代にセイバーチームが手掛けた機体で、当時の軍の異常体質により兵器開発から健全さが無く成りつつある中、そんな閉鎖的環境を潜り抜けて「当たり前の兵器」として作られた。
特別な技術は用いずに現行技術だけで設計されており、かつ安定した性能と地上や宇宙でも運用出来る程の高い汎用性を持ち、整備性、安定性、生産性も良いレベルで持っているため現場の将兵からの人気も高い。
頭部センサーはこの時代でも容易に入手出来るモノアイタイプを採用、頭部の角はアンテナと成っており、機体カラーも緑と言う点など昔のザクを思わせる外見である。
色々な任務に対応する為に、様々な武装が用意されているのも特徴。
緊急時に背部のランドセルをパージし、胴体に収められたコクピットブロックを脱出カプセルとして射出させる事が出来る。
またバリュートの様な装備を持たずに大気圏に突入しても無傷だった事とGセイバーのビームライフルのビームを受けても平気だった事から見て耐熱処理を施された堅牢な機体でも有る様だ。
大気圏内仕様と宇宙用仕様の2種類があり、外見こそ同一だが宇宙用ではコックピット周りの耐圧処理が施されておらず、ある程度の深度を超えると潰れてしまう。
軍事研究所の研究員は「高性能だが軍用としては失格と言えるGセイバーよりも、特化した能力を適度に持ったブグこそが来るべき時代を担うMS」と評価しており、更に「これからも改良を重ね末永く用いられていく機体となるだろう」と付け加えて評価している。
劇中での活躍
ドラマ版ではティム・ハロウェイの機体が、不要な衛星の撤去(と言うのは表向きで実はサイド・ガイアのシンシア達を追撃)中に誤って大気圏へ突入し深海農業施設近くに落下、水圧で潰れかけたが近くにいたマークの乗っていたMSグッピーがブグから射出されたコックピットブロックを見事にキャッチ、緊急回収されハロウェイは一命を取り留めた。
終盤では、ガイア内部にブグが二機送り込まれたが、テラインモードに換装したGセイバーに撃破された。
プロモーショントレーラー版では、犯罪組織マルショシアスのMSとして登場し、セツルメント内の市街地で暴れ回ったがGセイバーに撃破される。
ゲーム版ではchapter1~chapter3の雑魚として登場。ビーム兵器を装備している。
スペースモード
背部にブースターパックを装備した宇宙用タイプ。
遠距離進攻用のL型、空間戦闘用のS型の2種類が存在する。
大気圏に突入しても無傷だったが耐圧処理が施されていない為、水中では水圧に耐えられない。
ブグ2
ゲーム版に登場。
議会軍の次期主力として開発された地上専用ブグ。
肩部は装甲が強化され、腰部には高機動ユニットを装備している。
機体色は初期生産型は青で、後期生産型は黄茶色である。
信頼性と生産性を重視しており、装備もビームサーベルとビームライフルと言った標準的なものである。技術的に特筆すべき点はないが、性能はGセイバー以上である。
大量に量産されており、議会軍の強硬派でプロジェクト・レイブンの提唱者バイス・バッシング准将率いる精鋭部隊「グレムリーシープ」など各部隊に配備されている。
chapter6から黄茶色の機体が雑魚として登場。
chapter7のボスであるグレムリーシープ副隊長リチャード・ライトの機体は青い初期生産型である。
余談
後付けと成るが、アニメ版「機動戦士ガンダムTHEORIGIN」にて正史におけるプロトタイプ・ザクに相当するポジションのMSに同じ名前が使われている。
部分的に似通っている所があるものの、THE ORIGINは安彦良和によって描かれた正史とはパラレルワールドに位置する物語なので、一応正史の『G-SAVIOR』のブグとは関連性があるとは考えにくい。