呪力ゼロ
拳のみ
勝者あり
はじめに
エネルギー吸収アリーナはただの二次創作であり原作には存在しない要素なのでファン同士での話題に出すのは注意しよう。
また、こうしたあたかも原作であるように騙る行為そのものは違法アップロードと同様禁止された行為であるため注意しよう。
また、ネタの構成上本記事は人外魔境新宿決戦のネタバレを含むため、原作未読の方はブラウザバック推奨。
概要
虎杖悠仁の領域展開を想像したものである。正確には「エネルギー… 吸収… アリ━ナ」表記。伸ばし棒ではなく罫線になっている。
元ネタは原作に寄せた二次創作をジャンプ本誌風に印刷したものを撮影していかにも原作の早バレを装うネタを創っている外国人が『呪術廻戦の早バレ』としてインターネット上にアップロードしたネタ。これをジャンプ本誌が発売される月曜日に「(本人は嘘バレとわかった上でだが)呪術本誌の早バレ」として無断転載したユーザーのポストがバズってしまった事で衆目の眼につき、更に常日ごろ嘘バレの定番ネタであるメカ野薔薇を擦り続けている胡乱な界隈が後述の要素から(嘘バレであることを念頭に置いた上でだが)取り上げた事で2月19日に呪術本誌で語られた要素よりも「エネルギー吸収アリーナ」の方がトレンドに上がってしまう事態が発生してしまった。本誌ネタバレがかき消された点では単行本派やアニメ派にとってはよかったかもしれないが…
なお、バズった原因である転載ポストにはネタ元の外国人が「転載するなら(作者について)タグ付けしろ」という引用ポストを送っており、ツリーに外国人のアカウントを紹介している。
効果(?)
領域はプロレスのリングのようになっており、リングの周りは真人の領域展開である自閉円頓裹を彷彿とさせる巨大で開いた掌に囲まれており、虎杖と宿儺のみがリングに立っている状態。
恐らく術者含め領域内に入った者の呪力を封印し拳のみでの肉弾戦を強いる領域なのだろう。
術者自身の呪力を封じる縛りによりアリーナからの逃亡を封じているのだろうか。
妙に練り込まれた要素
原作を読んでいる日本人ならまずありえないパワーワード、そもそも三点リーダーの下付きを修正できてないことや左から右側に読むアメコミ形式であること、そもそも作者のサインがコマ内に存在すること等から日頃から漫画…ひては胡乱ネタに触れている人からすれば一目で嘘バレとわかるネタなのだが…
- わざわざそれっぽい紙質で印刷し、ペラ紙一枚ではなくそれっぽい雑誌の厚みにしているといった嘘バレにしては異常な手の込みよう
- この前週によりにもよって原作側がFateシリーズに出てくる無限の剣製をやり、それに対して技名からして枯渇庭園っぽいエネルギー吸収アリーナが来るという型月繋がりで説得力があったこと
※型月と呪術廻戦の一見トンチキに見える繋がりはFate/stay night15周年の時に芥見が色紙を寄稿しているため導線そのものは存在する他、奈須きのこから創作のインスピレーションを受けてる旨を作者が明言している
- 母である虎杖香織の反重力機構(アンチグラビティシステム)とは違った漢字とカタカナが混ざった名前から単語そのものの奇天烈感が緩和されていたこと
- 先述の読む方向が逆問題に対しても見開き構図であることからそこまで違和感がなかったこと
- 本誌風の煽り文が-「呪力ゼロ 拳のみ」と端的に領域の効果を説明しつつ、格闘技のゴング前にも聞こえそうな口上から、既に勝ちが決まっているかの様な「勝者あり」とキマりまくっている
- 絵柄のクオリティが高い
- 現在総力戦の様相を見せている人外魔境新宿決戦だが、高専側の最大戦力だった五条悟が敗れ残る実力者達も次々に戦闘不能に陥り尚宿儺優勢の状況が続いてることから、「虎杖が宿儺を倒すにはもうこれしかないだろ」というやぶれかぶれの意見が出始めてること
- インターネットから胡乱なネタを拾ってくることがある芥見下々ならマジでやりそうな展開
・・・これらの点で中途半端に呪術廻戦を読んでいる人やネタバレだけ踏んで呪術廻戦を知ってる人ほどひっかかりやすいネタの完成度が話題となった。
また、胡乱ネタとしてもかなり出来が良く
- 虎杖のネーミングセンスだったら絶妙にありそうな名前
- (現時点で)術式を持たないが並外れた身体能力やタフさを持つ虎杖にマッチしている効果
- 宿儺は何度も虎杖を「つまらん」と蔑んできたが、術式を活用しない(そもそも使えない)肉弾戦一辺倒の戦闘をつまらないと考えている可能性がある。その場合呪力を奪われステゴロで敗北することは、宿儺にとって「つまらん小僧につまらん戦い方を強いられて敗北する」ことになる。
- 掌印がファイティングポーズ(掌印を伴わない領域展開)は日車寛見が所有しているのであっても不思議ではない)
- 領域が一部、宿敵である真人のものに似ているエモさ。また真人は「オマエは俺だ」と虎杖を煽ったことがあり、後に虎杖はそれを踏まえて「俺はオマエだ」と返している。
- 日車戦で呪力を奪われる経験をしているため、「呪力を奪うステゴロ領域」を産み出すインスピレーション自体はもっていること(さらに言えば呪力を奪われた状態での戦いに経験があるというアドバンテージ)
- 「腕の本数で宿儺有利だろ」という冷笑に反論できる前例の存在
- 「呪力を奪う」という性質で、呪力で構成される領域の押し合いに暴力的な方法で勝てる。当然だが呪力がなければ簡易領域や彌虚葛籠も使えない。
- 五条の「下手な呪術よりもこういう基礎(虎杖の身体能力による体術主体の戦法)でゴリ押しされたほうが僕は怖いよ」、羂索の「最後に勝敗を分けるのは肉体の強度だ」といった肉弾戦の重要性を語る台詞
- 「呪力ゼロ」=術式の解釈を拡張できれば九十九由基が目指していた「呪力からの脱却」に繋がりうる。これが実現した場合、「面白さ」を求めて呪力の可能性を探求してきた羂索にとっては最もつまらない結果と言えるだろう。
など一枚の嘘バレ二次創作にしては妙な完成度の高さからトレンド入りを果たすのであった。それはそうとエネルギー吸収アリーナ?
そして
エネルギー吸収アリーナがアップロードされてから最初の掲載である252話で、虎杖が領域展開を使用することはなかった。しかし、新たに明かされた情報から
- 呪力で心臓を動かす必要がある今の宿儺にとって、呪力を奪われることは致命的である
- 裏梅によれば宿儺はまだ本気を出していないようだが、呪力を封じられたら本気など出しようがなくなる
- 逆に本気を出された場合、ここから本気を出された場合呪術師側に対抗手段が無い(日下部篤也は総力戦序盤に「開(フーガ)の火炎技を出された時点で全滅確実(なので舐めプし続けてるうちに倒したい)」と考えている)ため、逆転の手は呪力をゼロにするエネルギー吸収アリーナしかない
といった推測が生まれたこともあってか、エネルギー吸収アリーナの話題は尽きなかった。
また続く253話では呪力から脱却した真希を相手に「お前の存在自体が呪術師を否定している」と発言しており、違った形で呪術を否定するエネルギー吸収アリーナもまた宿儺を倒すのに相応しいと言われたり。
その他の画像
こうした「嘘バレ画像」はいくつか存在しており、
このネタのせいでまとめサイトや胡乱スレでは虎杖のことを廻戦(KAISEN)と呼ぶように…
- 領域展開『呪術廻戦』を展開した虎杖がドラゴンボールの孫悟空を呼び出す
- 羂索に乗っ取られる乙骨または釘崎野薔薇
- 普通に「世界を断つ斬撃」で敗れ、集英社に(リークじゃないですと)謝罪する乙骨
- 五条の目隠しのようなものを付けて復活し、宿儺を驚愕させる釘崎
- なぜか生き返った五条が付近のビルから宿儺を狙撃する
- 日下部が宿儺に黒閃を当てる
などがある。これらの嘘バレ画像にはエネルギー吸収アリーナの作者のものも含まれている。
その他の反応
如何にもな画像から(好意的な意味で)笑われているのだが、いわゆる「反応動画」やまとめブログなどでは最近の『呪術廻戦』の展開(味方陣営は総力戦なのに宿儺は未だ底を見せずにほぼ全ての切り札が僅か1〜2話程度で既出手かゴリ押しで潰されるワンパターンな展開、宿儺にばかり都合が良い展開に見える等※)に不満を持った読者からの叩き・中傷の材料(「こっち(嘘バレ)の方を本誌でやれ」「さもなければさっさと宿儺に全員次元斬させてバッドエンドにしろ」など)に使われてしまっている。
※第253話時点でも両面宿儺の「■・開」のメカニズムは明かされておらず、これを「本気」と表現するのなら負のご都合主義もクソも無いのだが(だとしても宿儺が本気出す前に味方がほぼ壊滅状態なのはどうなんだという話ではある)。
余談
こういった嘘画像によるネタバレは呪術廻戦に限った話ではなく、ONEPIECEや僕のヒーローアカデミアなどにも存在している。
つまるところ、そういった画像が作られるということはそれだけ作品が認知されているということなのだが素直に喜べないのもまた事実である。
後日、ネタがバズった記念にネタ元の外国人がエネルギー吸収アリーナの高画質版を公開した