「タロウめ~、人間の味方をしおってー!生意気ーっ!」
DATA
オニバンバとしての姿(メインイラスト)
別名 | きさらぎ星人 |
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身長 | 57m |
体重 | 3万t |
出身地 | きさらぎ星 |
きさらぎ星人としての姿
別名 | 鬼面宇宙人 |
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身長 | 160cm |
体重 | 80kg |
出身地 | きさらぎ星 |
CV/演 | 笠井ひろ |
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概要
第44話『あっ!タロウが食べられる!』に登場。
きさらぎ星に住む宇宙人で地球上では性悪な老婆の姿で様々な悪事を働いているが、その本性は悪鬼の如く不気味な亡霊を思い起こされるような顔をした怪人。目からは緑色の金縛り光線を発射する。
実はこちらが本来の姿なのではないかとされ、ウルトラマンタロウへの憎しみがオニバンバの姿となって表れたとも。
妖怪の鬼とは仲間(あるいは同族のことかも知れない)で、節分の日だけとはいえ仲間である鬼達が虐められることに不快感を覚えており、同じ宇宙人でありながら地球人を助け、尚且つ彼らと共に豆まきをして楽しむタロウに憎しみを覚えている。しかしながら、オニバンバ自体は悪事を働くことしか考えておらず、一説には人を捕食することもある正真正銘の悪人である。
オニバンバとしての姿は鬼を仲間と思っているだけはあり、白髪の鬼そっくりの姿をした怪獣そのものといった姿で、金棒を武器としている。口から縮小液が含まれた白い糸を吐き出し、人間を閉じ込めて、こね回すことで小さくし、豆状の粒へと閉じ込めてしまうことが可能。また、劇中未使用だが、人間を狂わせる光線を放ち、見た人間を狂死させる魔眼を持つ。手から伸びる鋭い爪も強力な武器で、頭から伸びる角は悪事を感じ取るレーダーになっているらしい(出典:『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』より)。
また、両方の姿の共通の攻撃手段として口から高熱の火炎を吐き出す。
しかし、戦闘形態とされるオニバンバの姿や名前からも分かる通り、両方とも豆を苦手としている弱点を持っており、これに打たれると大幅に弱体化してしまう。
劇中、巨大化し、オニバンバの姿へ変身すると、タロウ=光太郎を上記の縮小液が含まれた白い糸で一郎少年(演:小松陽太郎)共々包み込みこんで豆粒大に縮小し、それを一郎少年の弟である二郎少年(演:新井つねひろ)の持つ豆袋に紛れ込ませ、じわじわと恐怖を与えながら彼に食べさせて亡き者にしようとするが(タロウの世界なのであまり気が付かないが、結構グロイ)、その様子を陰から観察していた際、興奮のあまり思わず大きい声を出して彼に気がつかれて失敗してしまう。
さらにZATがやって来たため、オニバンバの姿となって応戦するが、その際、二郎少年に光太郎達が閉じ込められた豆を投げつけられたため、思わず金棒で叩き割ってしまいタロウが復活。
タロウに応戦するが、金棒を奪われて滅多打ちにされた挙句、大嫌いな豆を投げつけられ、取り戻した金棒で弾き返そうとするも矢も盾もたまらず散々浴びせられ続けられたため戦意を喪失。最後はケツバットをもろに喰らって吹っ飛ばされ、宇宙へと退散していった。「来年の今日また来るからな~!」との捨て台詞と共に…(その後、タロウが「忘れ物だぞー!」と投げつけた金棒が頭にクリーンヒットした…なんか可哀そう…)。
それから一年後、…………彼女よりも迷惑極まる連中のせいで地球はオニバンバどうこうの騒ぎではなかった。
派生作品
“地獄の夢先案内人〟の異名を誇るUKKL(ウルトラかいじゅうかっとびランド)女子プロレスチャンピオンとして登場。必殺技は「スクリュースピンぐるぐるドリル落とし」。
レッドキングの母・レッドママがパートで始めた女子プロレスのデビュー戦相手を務める予定だが、レッドママは非常に気弱なため、レッドパパが対戦を断りに行ったものの、彼を全身包帯姿にしてしまった。
なお、デビュー戦がいきなりチャンピオン戦になったのは本来の対戦相手が命が惜しくて逃げたため。
ちなみに、本作の節分四コマで恐ろしい鬼のお面のモデルとなったのはオニバンバではなく、レッドママの練習試合の相手となった〝宇宙マンモス〟である。
余談
体色の赤い部分は、ZATのイメージカラーである青との対比を意図している。
この回に登場した二郎役を演じたのは次回作『ウルトラマンレオ』で梅田トオル役を演じた新井つねひろである。
「タロウめ~、人間の味方をしおってー!生意気ーっ!」という台詞だが26年後地球人の味方になったことで故郷から追放されるウルトラマンが登場する。
『ウルトラマントリガー』ではオニバンバは登場していないが、きさらぎ星が名前のみ登場している。ヒュドラムとバリガイラーのやり取りによれば、なんでも彗星まんじゅうなる名産品が存在するらしく、200年先まで入荷しないほどの超人気商品らしい。
出身星の「きさらぎ」とは2月の旧名(如月)から。