フラン(ファイアーエムブレム)
ふらん
「あなた様がお目覚めになるのを、ずーっとじーっとお待ちしておりました!」
プロフィール
概要
聖地リトスで、双子の兄クランと共に第三十三代竜の守り人を務める少女。
クランや三十二代目守り人のヴァンドレと、ソラネルで眠るリュールの世話をしていて、その千年ぶりの目覚めにも立ち会った。
一人称は「私」、二人称 は「あなた」。口調は基本的にてよだわで、目上に対しては敬語を用いる。
元気いっぱいで勝ち気だが、気持ちが先行しがちでおっちょこちょいな性格。
銀髪、金眼。リボンの付いた帽子と赤い服を身に纏い、髪の左側を編み込んでいる。目元にはメイクを施している。
兄のクランとは外見的にも性格的にも対になっているところが多い。
主君でもあるリュールを忠誠というよりはファンとして神格化している節があり、目が合うだけで大喜び。クランと共に神竜ファンクラブを結成しており、肩書は「名誉会長」。
目覚めたリュールが最初に出会う仲間だが、1章では友軍として登場。
リュールを神竜王城へ連れて行く途中で異形兵と遭遇し、リュールを守るためにクランと共に飛び出してしまう。クランに庇われながら逃げるが、絶体絶命に陥ったところを、リュールと紋章士マルスに助けられた。
2章でクランと共に自軍に加入。神竜王ルミエルと模擬戦をすることになり、リュールを支えながら戦う。
3章では、神竜王城を襲撃した謎の軍勢に応戦。致命傷を負ったルミエルを杖で治療しようとするが、元より衰弱していた彼女が回復することはなかった。ルミエル崩御の際には目も当てられず涙を流し、自分の力不足を悔やむ。
その後、母の願いを受け継いだリュールの指輪を集める旅に、守り人として使命を果たすため同行する。
シリーズ恒例の「杖職の妹」であると共に赤緑の赤に当たる。
タグとしてはフラン(FE)が使われることも多い。
人物像
聖地リトスの集落にある神職者の家の出身で、幼少期からソラネルに出入りしていた。遠縁の親戚でもあるヴァンドレから、リュールへの情熱を買われて、守り人の後継者に抜擢される。
家を離れて働いているが、今でも両親とは文通したり、結婚記念日にはお祝いの品を贈ったりしている。
眠るリュールを一目見た時からその目覚めを熱望し、その日の出来事を話しかけるなどして思いを募らせた結果、実際に目覚めたリュールを見るだけで歓声を上げ、言葉を交わせば興奮して飛び跳ねるほどになった。
「推し」「尊い」「目線いただきました」など現代のオタクに似た語彙を持ち、リュールをアイドルのように崇める。神竜ファンクラブの一員として、ファンを増やすため布教活動にも取り組んでいる。会員も順調に増えてきている様子。
優しい心の持ち主で、人を励ますのが得意。リュールに限らず紋章士や仲間たちに対しても応援する姿勢を崩さない。
お洒落が好きで、身だしなみには人一倍気を使っている。また、ビーツを大好物としており、非常食としていつも持ち歩いている。
読書や掃除が苦手で、守り人の仕事では失敗が多い。自分でもそのことを気に病んでいて、ヴァンドレからもよく注意されている。しかしヴァンドレはフランの成長に期待し、フランもまた、それに応えるため努力しており、二人は親子のように良好な関係となっている。
ソラネルの「料理」では「子供」判定。
正確な年齢は不明だが、双子の兄クランがフォガートと「歳はそんなに違わない」と発言していることから、ある程度の予想はできるだろうか。
ユニット性能
本作で最初に仲間になる回復ユニットで、初期兵種はモンク。杖で補助を行いつつ、体術で戦う。
気功スタイルは隣接する味方への攻撃を無効化する代わりに自らが最大HPの20%分ダメージを負う「チェインガード」が使用可能で、序盤は自然とサポートメインの運用となる。
能力は兄同様速さタイプで、戦闘では手数で押していくことになる。なお、速さの成長はクロエとラピスと並び全キャラ中トップ。
速さ以外の成長率もバランス良く配分されている。そのため、どんな兵種にしてもヘタレにくい。
初期素質は杖と体術(天性素質)で、普通に育てるとマスターモンクへクラスチェンジすることになる。
弱点として、マスターモンクの成長率補正が本人に噛み合っていないことが挙げられる。
モンクは兵種としてHPと速さの成長率ボーナスがない。周囲の他のフィジカル職が上級職になる頃には紙装甲の上に回避も低いと、前線に押し出せるパラメータではなくなっている。
チェインガードはとても役に立つが、終盤では間接攻撃でガードを崩される危険が増えるのでリスクを伴う。体術の威力も、他のユニットが使うよりはマシだが前線で火力役になれほど伸びるわけではない。守備が低く、かつ追撃が出せる相手でなければ厳しい。
ヒーラーらしく魔法を使え、体術素質も活かせるハイプリーストになるのも手だが、フランは天性の素質として魔法を持っていないため、使える魔道書の武器レベルがB止まりとなってしまう。
特に今作、『聖戦』以来散々優遇されてきたウィンド系がかなり弱体化されているため、最上位のエクスカリバーを使えないというのがかなりのハンデになる。
かと言ってセイジにすると、天性素質である体術を活かせない。
『覚醒』以来の恒例無敵村人枠のジャンが初期兵種モンクとして加わるので、出撃枠争いに序盤から巻き込まれるのもネック。彼は兵種の成長率ハンデを地力でひっくり返す個人スキルを持っている(ひとつに尖っておらず、全体的に苦手項目がない)ため、下手をすると立場がないのはフランの方ということに……。
幸い、ジャンの方はその高いポテンシャルから、モンク系以外の職に就けて運用することも多い。その場合はチェインガード&サポート要員としてフランを育てておくと、要所要所で活躍が見込める。
支援相手はリュール、ヴァンドレ、クラン、ブシュロン、クロエ、ラピス、ディアマンド、カゲツ、ミスティラ、ゴルドマリー、アンナの11人。
支援効果は命中型。
季節では春が推し フラン
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 斧/歩行 |
武器 | 春に跳ぶ白兎の斧(専用) |
奥義 | 竜穿 |
A | 生命の業火疾風3 |
B | 回避・怒り4 |
C | 歩行の鼓動4 |
2024年3月の超英雄で初登場。
ステータスは補正含みHP攻撃速さが高めで他は平均値。
専用武器はキラー武器効果に加えて周囲2マス以内の味方は戦闘中、全ステータス+4かつ受けるダメージ軽減がスキル所持者のHPが100%の場合はそのスキル所持者のHP分、それ以外の場合は戦闘開始時のHP÷2分、ダメージが減少(最大60%)。そしてこの効果が発動した場合、戦闘後に反動で1ダメージ喰らう。
もう一つはターン開始時に周囲2マス以内に味方がいる時、自分とその周囲2マス以内の味方にHP7回復。
そして周囲3マス以内に味方がいる時は戦闘中、全ステータスが周囲3マス以内の味方の数×3+5分、増加する(最大14。ただし周囲3マス以内に竜の味方がいる場合は14扱いになる)して拍節効果と最初の攻撃と二回攻撃のダメージをHP値%分、軽減する。
HPが多いほど自分と味方を防御を固める事が可能で回復も備えている。
しかし軽減効果無効のスキルでは相手次第でサポートが無意味になる。さらにHPが減っていると効果が薄くなり、なるべく高いまま維持したい。